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孫氏の兵法から学ぶ整体②作戦編

今回も孫氏の兵法から学んだことを整体に応用できるようにかみ砕いてみました。

孫子が言った。概ね戦時における用兵の原則は武装した兵士が十万人で、千里の遠くへと出兵して糧食を輸送する時には、一日に千金を費やして初めて軍を派遣することができるのである。

孫氏の兵法

要はどのくらいの予算が必要なのかです。

身体を健康にしたいと思っても予算との相談は必須です。

お金をかけなければ健康になれない訳ではありませんが、お金をかけてプロに任せた方が目標に近道なのは確かです。

予算が不十分な状態でも、セルフケアで時間をかけて勉強や体操を実践すれば健康には近づけます。

戦争が長引けば兵力が尽きて財政が破綻し、外国の諸侯がその疲弊に乗じて攻め込んでくるだろう。

孫氏の兵法

症状に苦しんでいる時間が長くなれば患者さんは通院に疲れてしまいます。

そうなってくれば必然的に患者さんに他の選択肢が出てくるので、少しでも早い段階で変化を感じてもらう必要があるのです。

そもそも精神的に疲れてくるという事は、身体の方の変化も十分とは言えません。

精神的な疲れは身体の状態にも反映されるので、精神的に辛くなってまで通院する必要はありません

戦争には、拙速(失敗があっても早く戦争を終わらせる戦略の利点)が有効なことはあっても、上手くやり続ける長期戦というのは見たことがない。

孫氏の兵法

どれだけ知識があって技術があっても、期間が長引くという事は有効な施術とは言えません

仮に施術が上手くいっているなら何かしらの成果は出ているはずなのです。

だから1~2回でも何らかの成果を感じられなければ、施術が合っているとは言い難いのです。

施術者は施術方法を変えるか、見落としや間違った判断が無いか改めて検査を行うべきなのです。

どれだけ筋肉が緩んで関節の動きが良くなっても、症状に変化が無ければ効果があったとは言えず上手いやり方ではありません。


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