窓際係長

自宅での自粛に時間を持て余した下々のつぶやき。

窓際係長

自宅での自粛に時間を持て余した下々のつぶやき。

最近の記事

日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて⑥

日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて⑤はこちら↓ 男「わかった。1万円でいい!」なんだか懇願するような一言だった。 私「(もう冷めながら) いや、この場を1万円で済ますという訳には。しっかりご対応しますのでご連絡先を教えてください」 男「もういい」 車を降りる男。突然のあっけない幕切れだった。 なんかつまらん。これでは尻つぼみのグダグダではないか。プロの当たり屋なら、もっとしたたかな手口があるんじゃないのか?こう、こちらが金を払ってでも許してもらいたいと思うよう

    • 日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて⑤

      日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて④はこちら↓ この段階で少し冷めてきている自分がいた。なんだかこの男はプロじゃない気がする。都立大学駅に着くと男は、 男「ダメだ。完全に携帯が壊れてる。これを直さないと仕事にならない。携帯を弁償してもらわないと困る」 と言い出した。これが本筋かと思いながらも、 私「営業中の事故であれば、まず警察で事故処理をしてもらう必要がありますし、保険ですとか、場合によっては顧問弁護士の先生にも相談しないといけません。まずはご連絡先を教えてく

      • 日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて④

        日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて③はこちら↓ 私「いや、このまま車にお乗せする訳にも…」 私が警察沙汰にならないならこの場を離れたほうがいいのだろうかと困惑していたら 男「いや、いいから。車で送ってくれ」 先ほどまで痛がっていたのが嘘かのように、スタスタと歩いて助手席から営業車に乗り込む男。私が状況を図りかねながら運転席に着くと、 男「いいから早く車を出せよ」 と、男が助手席で車のウィンドウを下げて、自らが押したために畳まれてしまったサイドミラーを直しなが

        • 日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて③

          日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて②はこちら↓ ハザードをたき、車を止めて男の元に向かった。目の前でうずくまる男は、そう、芸能人で言えばブラザートムに似ていた。(ブラザートムさん、ごめんなさい。決してブラザートムさんが輩(やから)っぽいという訳ではありません。むしろブラザートムさん好きです) 私「大丈夫ですか?」 男「イタタタ…お前さぁ気をつけろよ」 私もさすがにドキドキしていたが、男が大声で怒鳴り散らすことなく、淡々としていることに驚いた。出だしは静かに入るのか、

        日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて⑥

          日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて②

          日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて①はこちら↓ 季節はいつだっただろうか。暖かくて少し汗ばむ頃だったと思う。道路状況は良く、前後にあまり他の車のいない住宅街の見通しの良い道路だった。 こちらへ向かって歩いてくる男の姿が見えていた。その時すでに頭の片隅で、何らかのアラートが鳴っていたと思う。端的に言うと、その姿はいわゆる「輩(やから)」だったからだ。歩く挙動にも不自然さを感じていた。ずいぶんと歩道の白線ぎりぎりを歩くなぁと。しかもまだ距離があるのに目が合う。 そして

          日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて②

          日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて①

          なぜ、この話を書こうと思ったかというと、先日の4月27日付の日経新聞の夕刊のとある記事に、昔の記憶がまざまざと思い出されたからだ。 あれはどのくらい前だっただろうか。もちろんまだ営業職で、おそらく大手だけの担当になる前、少なくとも、まだ一部はエリアの担当をしていたころの話だ。 その日の午後、私は自由が丘へ向かっていた。残念ながら向かっていた先の得意先は覚えていない。それなりに昔の話だし、何せ、その際に起きたことが衝撃的過ぎて、どこへ向かっていたのか思い出せない。 自由が

          日経新聞4月27日夕刊の記事に触れて①

          自己紹介

          noteはじめました。 自粛で暇なのが理由です。 ただし続けるかも微妙です。 ■名前:窓際係長(後ろの窓から綺麗な景色が見えます) ■年齢:中年 ■出身:東京 ■性格:面倒くさがり ■職種:営業職から数年前に企画職へ ■趣味:公私混同で飲食店の市場調査 ■好き:コーヒー というわけで、この後ちょっとしたものを投稿後、気分次第で続けます。

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