見出し画像

第二種電気工事士試験対策について

第二種電気工事士の試験対策の勉強を身近に先生がいない、一人で勉強せざる得ない、電気の勉強をした覚えがない、という状況にある方の参考になればと思いエッセイ風に綴ります。
今回は学科試験までの範囲となります。

第二種電気工事士試験とは

第二種電気工事士はふたつの試験があります。電気の基礎から配線図までの知識と理解を問う学科試験。
ケーブルやコンセントなどの支給材料を施工条件に従って課題作品を40分の時間制限のなかで完成させる技能試験。詳細は下記サイトをご覧ください。


2023年下期試験を事例とするとスケジュールは、試験申し込みは8月下旬から始まり、学科の筆記試験が10月下旬、技能は12月下旬にあります。そのため私は6月から試験対策を始めようと考えて計画を立てました。

学科試験の計画

2023年度下期を例とすると、学科試験の勉強計画は6月から9月中旬までに範囲の勉強を終わらせる。
9月中旬から10月下旬の学科筆記試験日までは過去問を解き過去問対策をする。過去問は最低3回は繰り返す。3回目は全問解けるようにする。これが計画で目標としました。

学科試験勉強の計画

勉強実施日
1ヶ月を30日として約4ヶ月間を学科勉強に割り当てると日にち換算で120日です。これを勉強可能日と定めました。
勉強可能日から1ヶ月のうち休業日を5日とし、「勉強可能日120日から休業日20日(=5日×4ヶ月)」を引き算した日を勉強実施日とすると100日です。

勉強量
私が使った学科試験のテキストは、学習の手引きや使い方などのページを除き、本文と例題を合算すると約350ページありました。

総ページ数勉強実施日で割り算する。1日あたりの読書量を計算すると「350ページ÷100日=3.5/日」です。四捨五入すると1日4ページなので、そのページ数を勉強するとしました。

金曜日は完全休養です。土曜日と日曜日は4ページ進めてプラス理解できないページの復習とYouTube視聴にあてる。月曜日・火曜日・水曜日・木曜日は4ページを読むです。

ページ数ではなく1日1時間と勉強時間を定めて勉強を進める方法もありますが、まとまった時間を取れないと難しいです。時間は細切れにしか使えません。そのため勉強量はページ数を基準としました。

テキストを読むといっても学科試験のテキストを読んで深く理解し知識が定着したところで人生が深まるとかはありませんでした。
ただし生活を通じて目にしているものの気にしない電気製品についてるマークや電柱にある柱上変圧器がなぜ存在するのか。パソコンはケーブルを通じてコンセントより電源をとります。その間に黒い箱状のもの役割が理解できたりとそれなりの意義があります。

1日4ページを勉強していくとテキストの区切りが4ページの通りではないことがありました。ある日の勉強が例題4の計算問題から開始と気持ち悪さはありますがここは割り切りです。

学科試験の勉強実行


テキストには勉強のやり方が書かれています。テキストを「読む・わかる・解く」と指南があります。それはそうだと思います。

実際に勉強を進めると、読んでわかっても例題が解けない、読んでもわからないし例題も解けない、600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形1.6ミリ2芯という記述がありますが、その材料がどれだけ重要な材料なのか意義もわからないことがあります。勉強時点でわからないことが学科試験で致命的なのか別に関係がないのか。迷いや心配がかさみます。

まとめると
①読むとわかる、解くも出来る。
②読むとわかる、解くが出来ない。
③読んでもわからない、解くも出来ない。

これ以外にもたくさんのパターンはありますが、いったんそれは置いておきますが、学習指南は①のような人物を想定しており、②や③の時は繰り返しと言いますが、具体的にどうしたら良いかに触れられず解決策は個人任せになっています。

②の対策
②が起こった時、対策はやはり繰り返し問題を解くしかないです。その際に工夫したのは、解くことが出来ない例題は、ノート(スマホでも可)にイ)勉強日、ロ)ページ数とテーマ、ハ)例題は何が問われているのか、正誤あるいは計算か?をメモしておきます。
たとえば、
・6月1日、5ページ、電線の許容電流最小値、計算
・7月1日、50ページ、交流回路の結線、正誤

勉強した翌朝に必ず前日の勉強を振り返りました。1分程度で反復します。このメモがある程度、集まってきたら自分自身が解けない問題の傾向を知ることになります。

YouTubeに頼る
積み重なったメモはわからない塊です。それを解説しているYouTubeサイトを見つけて視聴します。
わからなくなるごとに見ることも有りですが、わからないことを貯めて集中的に見る方が効率が良いと思いますし、わかることには時間がかかります。いま、わからないこをそれなりに温めも必要かと。

たとえば、ホーザンの学科試験対策

たとえば、日本エネルギー管理センター事務局

どちらもサイトもわかりやすく解説されています。視聴の後に例題を解いてみます。解ければわかるし解けるの状態です。
残念ながら解けなければ、計算であれば、計算手順を声に出して手を動かして書きます。というのもわからないことを繰り返すのは楽しくないです。計算手順を目で追っていると途中で嫌になるので、復唱し筆記で身体に覚え込ませます。

正誤は定義を唱える、語呂合わせを作る。電線の許容電流であれば、「一郎に似なさい(単線が1.6ミリで許容電流が27A)、兄さんは合格した(2.0ミリで35)、二浪は心配だ(2.6ミリで48)」などです。

③の対策
③は、時間を味方につけるです。いまはわからないが過去問対策期にはわかるはずだ、と思い込みます。わからない箇所も同様にノートに書きます。②との違いはわからない理由の追記です。
たとえば
・6月10日、10ページ、力率、定義の意味や役割がわからない

テキストを読み進めると別のページに力率に関係する「力率改善」の説明が出てきて、以前わからな単語のつながり出てきます。この時に、以前わからなった「力率」がわかったりします。ちょっと偶然頼みですが嫌にならないための対策です。

過去問対策期になった時に、箇条書きで集めていたわからない箇所が過去問と照らして重要なのかどうかの見極めもつけれます。

つぎは技能試験の計画と勉強法についてエッセイ風に書ければと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?