奏征二

趣味は食べ歩き。嫌いなもの無いです。燃え尽きない程度でからだを動かすことも好きです。音…

奏征二

趣味は食べ歩き。嫌いなもの無いです。燃え尽きない程度でからだを動かすことも好きです。音楽はオールジャンルを聞きます。

マガジン

  • 第二種電気工事士

  • 後味を伝えられないこの1曲

    最高のサウンド、思い出の一曲、こころを震わせる曲、時代のヒット曲では無いカテゴリー化しにくいなんとも言えない歌とメロディ

  • ハロー!ジャパニーズメタル

    ジャパニーズメタルの至宝の一曲を集めました。

  • ベートーヴェン生誕250年

    2020年は生誕250年でした。日々の雑感を書いてみました。

最近の記事

ソニー・ロリンズ『ニュークス・タイム』

ソニー・ロリンズはジャズレーベルのリバーサイドでの録音を終えた数ヶ月後、ブルーノートに戻りリーダー・アルバム録音をします。 1957年9月22日、プロデューサーはアルフレッド・ライオン、レコーディングエンジニアはルディ・ヴァン・ゲルダー、録音はヴァン・ゲルダースタジオ。アルバムは『ニュークス・タイム』です。 1956年6月録音の『サキソフォン・コロッサス』がプレスティッジ時代のワンホーンの名盤であれば、『ニュークス・タイム』はブルーノート時代のワンホーンの名盤です。尖ったカ

    • ソニー・ロリンズ『ザ・サウンド・オブ・ソニー』

      ソニー・ロリンズがいろいろな試みをし始めるのは、ニューヨークのジャズレーベルのプレスティッジとの契約を1956年12月に終えた翌年の1957年からです。 リバーサイドレコードからリリースされたリーダーアルバム『ザ・サウンド・オブ・ソニー』もそのひとつでコンセプトはロリンズを「テノール歌手とみなして演奏してみた」です。 アルバムジャケットは録音マイクにテナーサックスのベルを近づけたビジュアルです。構図はさながら女性ジャズ・ボーカルのヘレン・メリル『ヘレン・メリル・ウィズ・クリ

      • 第二種電気工事士試験対策について

        第二種電気工事士の試験対策の勉強を身近に先生がいない、一人で勉強せざる得ない、電気の勉強をした覚えがない、という状況にある方の参考になればと思いエッセイ風に綴ります。 今回は学科試験までの範囲となります。 第二種電気工事士試験とは 第二種電気工事士はふたつの試験があります。電気の基礎から配線図までの知識と理解を問う学科試験。 ケーブルやコンセントなどの支給材料を施工条件に従って課題作品を40分の時間制限のなかで完成させる技能試験。詳細は下記サイトをご覧ください。 202

        • ソニー・ロリンズ『ソニー・ロリンズ ボリューム2』

          『ソニー・ロリンズ ボリューム2』は、ソニー・ロリンズがマックス・ローチ・クインテットのメンバーとして西海岸へツアーをした時に録音されたリーダーアルバム『ウェイ・アウト・ウエスト』から約1ヶ月後に吹き込まれます。 本アルバムはソニー・ロリンズ(テナー・サックス)のリーダーアルバムです。メンバーは、ジェイ・ジェイ・ジョンソン(トロンボーン)、ホレス・シルヴァー(ピアノ)、セロニアス・モンク(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、アート・ブレイキー(ドラム)のカルテットです

        ソニー・ロリンズ『ニュークス・タイム』

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        • 第二種電気工事士
          1本
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          10本
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          7本

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          ソニー・ロリンズ『ウェイ・アウト・ウエスト』

          『ウェイ・アウト・ウエスト』はピアノ奏者がいない編成、ピアノレス・トリオで演奏が展開します。奏者はリーダーのソニー・ロリンズ(テナー・サックス)、レイ・ブラウン(ベース)、シェリー・マン(ドラム)です。 ピアノレス・トリオとはそもそもピアノレス・トリオのサウンドとは何かですが、ソニー・ロリンズに即して言えば、テナー・サックスとベースの2声のメロディからなる音楽です。ドラムはリズムをつけるにとどまらずベース以上にビートを刻む役目を担います。 ソニー・ロリンズは1959年の2

          ソニー・ロリンズ『ウェイ・アウト・ウエスト』

          『ソニー・ロリンズ ボリューム・ワン』 ソニー・ロリンズ

          リーダーアルバムのうちトランペット奏者との共演が最後となり、変化の兆しが見えるアルバムが『ソニー・ロリンズ ボリューム・ワン』(ブルーノート)です。いったん1959年の二回目引退前基準です。 ソニー・ロリンズは1956年12月7日(『ツアー・デ・フォース』基準)の録音を終えてプレスティッジとの契約満了を迎える。契約更新はせず以後、ブルーノート、コンテンポラリー、リバーサイド、ピリオド、ヴァーブ、メトロジャズ、アトランティック、などのレーベルに吹き込みを残します。 ■ブルー

          『ソニー・ロリンズ ボリューム・ワン』 ソニー・ロリンズ

          マイルス・デイビス『 ブラックホークのマイルス・デイビスVol.2』のとある1曲「NEO」

          本アルバムはハード・バップなアルバムだと思うのですが、なぜかデモーニッシュというか魔術的な1曲があります。レコード基準ですがB面の最後に収められた「NEO」です。MILES DAVIS,IN PERSON SATURDAY NIGHTS AT THE BLACKHAWK, SAN FRANCISCO VOL.2の1曲です。ネオです。 1.アルバム基本情報 マイルス・デイビスは、ハンク・モブレー(テナー・サックス)、ウィントン・ケリー(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース

          マイルス・デイビス『 ブラックホークのマイルス・デイビスVol.2』のとある1曲「NEO」

          秋分の日を過ぎて

          今日、駅のホームで電車を待っていました。定刻通りに乗り入れた電車に乗り込むと車内の冷房の効き具合に、ほっと一息、冷たさに救われたという思いを抱きませんでした。 夏であれば自宅から駅のホームまで暑さのなかを歩き、ホームにたどり着き電車に乗り込むと冷たさに救われることがしばしばです。 感覚的ですが外気温と室温の差が縮まっていく、近くなって行くところに秋の始まりを感じます。

          秋分の日を過ぎて

          ソニー・ロリンズ『ロリンズ・プレイズ・フォー・バード』

          ソニー・ロリンズの編曲家としての一面と叙情的な演奏の魅力を感じられる一枚です。 1956年10月5日に録音。プレスティッジより発売される。録音メンバーは、リーダーのソニー・ロリンズ(テナーサックス)、ケニー・ドーハム(トランペット)、ウェイド・レグ(ピアノ)、ジョージ・モロー(ベース)、マックス・ローチ(ドラム)、ボブ・ワインストック(プロデューサー)、ルディ・ヴァン・ゲルダー(レコーディングエンジニア)です。 収録曲はレコード基準(PR7533)で3曲。1曲目はロリンズ

          ソニー・ロリンズ『ロリンズ・プレイズ・フォー・バード』

          初秋に思う。まちどおしい白菜

          初秋を迎えています。数週間もたてば手頃で美味しい白菜が出まわる季節に入って行くことが待ちどおしいです。 鍋物に白菜はつきものです。白菜の美味しさのあまり肉と魚は少々、気がつくと白菜ばかり食べていることがよくあります。 白菜の旬は秋から冬と言われています。旬とは関係なく真夏に鍋物を食べたくなることがあります。一日中それも数週間に渡ってクーラーで体を冷やしてしまうと、冬の寒さを思い出してしまい体を温めたくなり鍋物をつくってしまいます。 そんな時は何かイノベーションが起こって

          初秋に思う。まちどおしい白菜

          外と内の気温の差が秋

          昨夜、就寝時間が近づいたので開けたままの窓を閉めようとしました。窓から顔を出すと外の気温と部屋の温度が違うことに気がつきました。部屋ではクーラーを使っていません。 秋は外がひんやり。部屋のなかは生あたたかい。この差は寒いというものではないです。夏は外が暑く、部屋は冷たい。 秋に入ったことをあらためて実感しました。

          外と内の気温の差が秋

          うつくしい夕焼け

          帰宅中に最近、夕日ではなく夕焼けを見る機会に恵まれています。雲の切れ間や建物のはざまから光がもれてきます。 夕焼けはひとつですが雲のかたちが昨日と違うので毎日微妙に色を変えています。 夕焼けよこんばんわ。これからますます日の入りが早まる。気がつくと私の帰宅時間を軽く追い越した頃には晩秋になっているんだなと感じます。

          うつくしい夕焼け

          中秋の名月 2022年9月10日

          昨日は中秋の名月でした。夕方、東の空をみると建物の上に月が出ていました。本当に大きく丸い月でした。 夜中にそう言えば月はどうなったかと思い出しました。窓から空を見ると頭上高く月は移動していました。月の左には輝く木星。離れた右には微かな光の粒のような土星が見えました。月が木星と土星に挟まれていました。 中秋の名月をめでる習慣は平安時代に中国から伝わったと言われています。夕方と夜中では時間のなかで移りゆく月をめでるあり方が違うような気がします。

          中秋の名月 2022年9月10日

          蛇口の水は秋の気配

          秋の気配を感じる今日この頃です。 食器を洗っていると毎日ほぼ同じ枚数の食器なのにちょっとだけ時間がかかる。食器を洗う手にも力が入ると感じます。食器用洗剤とスポンジは変わらない。 まわりの中で変わったのは水道水の温度でした。 夏はガス給湯を使わずとも蛇口から流しても流しても尽きることのない生温かい水でしたが、いまは蛇口の水がちょっとだけ冷たくなりました。 食器洗いに時間がちょっとだけかかる。秋は身近な蛇口からやってくると感じます。

          蛇口の水は秋の気配

          秋の夜空に木星

          帰り道に空を見上げると「ビルの最上階の窓の明かりではない。わたしは星だ」と言わんばかりに輝いている光があります。 明るさの方角をスマホのコンパス機能を使い調べると方角は南東。南東に光る星を検索してみると木星のようです。 木星の明るさは圧倒的です。

          秋の夜空に木星

          旬な玉ねぎの季節

          スーパーの野菜売り場では旬な玉ねぎが並びはじめました。春から夏にかけては関門海峡を渡ってきた西日本の玉ねぎ。秋からは東日本の玉ねぎが津軽海峡を超えてきます。 包丁を入れると産地の違いを感じます。 西日本産は透き通るような繊細な美しい玉ねぎ。東日本産は夏を超えた日焼けしたようなたくましい玉ねぎ。 秋から冬を超えて育つ。春から夏に向かって育つ。育ち方こそ違えども海峡を超えることには変わりないし、玉ねぎに包丁を入れると目にしみることもかわらない。 私の料理の腕をカバーするほど

          旬な玉ねぎの季節