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No.011:コロナ禍になんか絶対に負けない!2021年上半期プロレス総まとめ!

皆さんこんにちは!サックスマン上野です!

そして、お久しぶりです!

前回の記事を投稿してから、早くも半年近くが経ってしまいました。

コロナ渦は以前収まらず、憂鬱な日々が続きますね。

私はというと仕事の方で大きな変化があり、それが原因で心を病んでしまってうつ病になったりと、散々な半年となってしまいました。

プロレス界はというとコロナ渦の影響もあり、どの各団体も観客数を減らしての厳しい興行が続いておりますが、そんな鬱憤が吹っ飛ぶほどの大激変が起きました!

うつ病になってなければタイムリーにお伝えしたかったです(>_<)

というわけで今回の記事では2021年上半期で起きたプロレス界の大激変についてお伝えしたいと思います。

尚、プロレスの考え方は千差万別ですので、これからご紹介する内容はあくまでも私の個人的な考えですのでご了承ください。

1. 【新日本プロレス】IWGPヘビー級王座&インターコンチネンタル王座が統合!賛否両論の嵐!!

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 前回の記事でお伝えした通り、2021年1月5日に行われたIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王座選手権にて、飯伏幸太選手が約50分間の激闘の末にジェイ・ホワイト選手を破り、新二冠王者となりました。その後もSANADA選手、内藤選手、デスペラード選手からの王座防衛にも成功し、このまま飯伏選手が年間を通して両王座のベルトを防衛していくものかと思われました。

 ところが2021年3月1日に、新日本プロレスの菅林会長から衝撃の発表がありました。なんとIWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座を統一し、両王座の歴史を引き継いだIWGP世界ヘビー級王座を新設することが決定されたのです!

 この発表によって新日本所属のプロレスラーやプロレスファンを巻き込んで賛否両論の嵐が吹き荒れましたが、そんな混乱の中、2021年3月30日に新デザインのベルトが発表され、飯伏選手がIWGP世界ヘビー級王座の初代王者となりました。

  飯伏選手が王者になった後も「猪木たちの紡いだ歴史を無にするのか!」、「ダサいベルトだな…」など、どちらかといえば賛否の“否”の声が大きくなっていきます。このまま新日本プロレス最高峰のベルトの価値が落ちていくのか。そう思われましたが、この問題に区切りを付けたのがUNITED EMPIREのウィル・オスプレイ選手でした。

 NJC(ニュージャパンカップ)を制したオスプレイ選手は2021年4月4日に飯伏選手に挑戦し、激闘の末に世界ヘビー級ベルトの奪取に成功しました。

 この結果によりベルト分裂の期待がプロレスファンから挙がりましたが、オスプレイ選手はこれをキッパリと否定。「このベルトはニュージャパンだけでなく世界でもっとも価値のあるベルトだと身をもって証明してやる!俺たち次世代がニュージャパンの未来を率いていくんだ!今まで見たこともない舞台に連れて行ってやろう!」と現ベルトの保持を高らかに宣言しました。この発言に否定する人はほとんどいません。それほど説得力のある王者が誕生したのです。

 そんなオスプレイ選手でしたが、首の負傷による長期欠場が発表され、残念ながら世界ヘビー級王座も返還せざるを得ませんでした。空位となったベルトはオカダ・カズチカ選手と鷹木信悟選手により争われ、鷹木選手が第3代世界ヘビー級王者となりました。

 そして現在、2021年9月5日のメットライフドームにて、鷹木信悟選手とBULLET  CLUBのEVIL選手の世界ヘビー級王座選手権が組まれています。“ハツラツおじさん”の鷹木選手が勝つのか、それとも“闇の帝王”のEVIL選手が勝つのか…目が離せません!

2. 【全日本プロレス】ジェイク・リー選手による裏切りの連鎖!!そして史上初の巴戦へ!!

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 事件は2021年2月23日の後楽園ホールで起こりました。この日はジェイク・リー選手率いるユニット“陣(JIN)”と、芦野祥太郎選手率いるEnfants Terriblesによる6人タッグマッチ試合が組まれていました。結果はジェイク選手が芦野選手をエビ固めで極めて勝利しましたが、勝敗が決してもジェイク選手は芦野選手に対してストンピングをし続けました。パートナーの岩本煌史選手も流石にまずいと思ったのか、ジェイク選手を止めに入りました。

 するとその瞬間、信じられない光景となりました。なんとジェイク選手がパートナーの岩本選手にも攻撃を加え出したのです!今までリング上で見せていた好青年の印象のジェイク選手は形を潜め、狂乱の如くストンピングをし続けました。

 それだけではありません。ジェイク選手のストンピングにEnfants  Terriblesの熊嵐選手らも加わったのです。攻撃対象は、なんと仲間であるはずの芦野選手です!会場の観客は目の前で何が起こっているのか分からず、“?”マークが会場を埋め尽くしました。

 その後、ジェイク選手は芦野選手を裏切ったEnfants  Terriblesメンバーらと共に新たなユニット“TOTAL  ECLIPSE”の結成を宣言。“ジェイクの乱”はこれで終わりではなく、始まりにすぎませんでした。

 2021年春の祭典“チャンピオン・カーニバル”も多くの猛者を退けてジェイク選手が優勝すると、全日本プロレス最高峰の“三冠ヘビー級王座”保持者の諏訪魔選手への挑戦権を手にしました。そして三冠統一の地である大田区総合体育館にて二人の激戦が期待されていました。

 ところが三冠王者である諏訪魔選手の新型コロナウイルス発症が判明し、三冠ベルトは返上が決定。ジェイク選手の勢いは2021年春で崩れ去りました。常に全日本プロレスを牽引してきた選手の欠場は、団体としても、対戦相手のジェイク選手としても辛かったはずです。三冠王座は一体どうなるのか。注目が集まりました。

 そしてここで全日本プロレスはある大きな決断をします。なんと三冠統一の地である大田区総合体育館にて、史上初の巴戦が決定したのです!

 巴戦とは、対戦相手2人から連続で2勝した者が現れるまで休憩なく試合を続けるルールのことで、元から挑戦権を得ていたジェイク選手の他に、宮原健斗選手、青柳優馬選手が名乗りを上げました。全日本プロレスサイドはこれを受け入れ、2021年6月26日にて史上初の三つ巴の三冠王座戦が決定したのです。

 それだけではありません。故ジャイアント馬場選手のご家族の協力のもと、“三冠ヘビー級王者”の元となった3つのベルトが、挑戦者3人の手に蘇ったのです!試合前の記者会見にて、ジェイク選手にはインターナショナルヘビー級ベルト、宮原選手にはPWFヘビー級ベルト、青柳選手にはUNヘビー級ベルトが手渡されました。ジャンボ鶴田選手が成し遂げた三冠統一の地で、これら3つのベルトを再び一つにするのは一体誰になるのでしょうか!

 そして大決戦となった2021年6月26日の大田区総合体育館にて、最後までリングのど真ん中に立っていたのは、三冠王座ベルトを手に持ち、天を指さしていたジェイク・リー選手でした!宮原選手と青柳選手を相手に、連続して約30分の激闘を戦い抜き、文字通りの三冠統一王者となったのです!

 それから現在、芦野選手からの挑戦も退けて、“新三冠王者”ジェイク・リー選手の爆進は止まりません。もうすぐ創立50周年を迎える全日本プロレス最高峰のベルトの価値は、ジェイク選手が天に指さしたように、これからもますます上がり続けるでしょう!

3. 【プロレスリング・ノア】悲願の武道館大会開催!武藤敬司選手が史上3人目のグランドスラム達成!!!

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 以前に出した記事と重なりますが、プロレスリング・ノアは2000年の旗揚げ以降、総合格闘技ブームのあった2000年代初めの最中にあっても大きい会場でのビックマッチをやり続けた団体でした。中でも日本武道館での大会開催は1000人以上の観客を入れ、全日本プロレスから引き継がれた常人離れで危険な“四天王プロレス”に多くのファンが魅了されました。しかし三沢選手の急死や主力選手の大量離脱により団体存続が危ぶまれ、日本武道館大会は長らく開催されていませんでした。

 しかしそんな方舟も、丸藤選手や潮崎選手たちによる長年の健闘が実り、2021年2月12日にて約11年ぶりの日本武道館大会が開催されました。

 さらに方舟にとってまさに“追い風”となっているのが、プロレス界のスーパースター、武藤敬司選手の存在です。新日本プロレスや全日本プロレスなどで数多くのベルトを手にし、数多くの選手に影響を与えてきたレジェンドです。

 ですがそんなスーパースターも手にしていないベルトが一つあります。それはプロレスリング・ノア最高峰のベルトである“GHCヘビー級王座”です。2021年2月当時は潮崎豪選手が手にしており、屈強な豪腕で、杉浦貴選手をはじめとする数多くの選手の挑戦を退けてきました。

 対する武藤選手はというと年齢は58歳という高年齢。そして長年の戦いにより膝を負傷し、人工関節にするというバッドコンディションの状態です。この状態で11年ぶりの日本武道館大会のメインイベント(GHCヘビー級選手権試合)を戦うことになったのです。

 そして運命の2021年2月12日、プロレス史にとって歴史的な日となりました。武藤選手が潮崎選手を見事破り、GHCヘビー級王座を手にしたのです!しかもまさかのフランケンシュタイナーでの決着!膝が人工関節の人間とは思えない戦い方でした。これにより武藤選手は、高山善廣選手、佐々木健介選手と並び、史上3人目のグランドスラム(IWGPヘビー級王座、三冠ヘビー級王座、GHCヘビー級王座を獲得)を達成したのでした。

 その後、2021年6月に行われたさいたまスーパーアリーナ大会にて、丸藤正道選手が武藤選手から勝利し、第35代GHCヘビー級王者となりました。しかし武藤選手の進撃は止まりません。拳王選手の目の前に武藤選手の化身、グレート・ムタ選手が降臨し、シングルで勝利しています。

 武藤選手のようなレジェンドから、清宮海斗選手などの若い選手まで、幅広い世代が集う方舟は互いに大きな刺激を受けながらプロレス界という大海原をこれからも進んでいくことでしょう!

まとめ

 未だコロナ禍の影響を受けているプロレス界ですが、各団体が今までの常識に囚われない大きな変化をしながら興行を続けています。徹底的な予防対策をしてはいるものの、主力選手のコロナ感染が判明したりと、油断ならない状況が続いています。

 ですがそれでもいつか、会場で大声で応援できる状況になるまで、声援を大きな拍手に代えて、各プロレス団体を応援していきたいと思います。

長文となりましたが、ここまでご講読頂き、ありがとうございました!

次回の記事では、今まで触れてこなかった女子プロレスについて書いていこうと思います!


(写真引用元;週刊プロレス(https://wp.bbm-mobile.com/sp2/default.asp))



 

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