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間違った方法を実践している人はプライドが高い。


この2つの記事の続きです。

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上記の記事で書いている「間違った方法」を実践している人の多くは

この動画に出てくる応募者のような状態になります。
そしてこの応募者の最大の特徴はプライドの高さ。

動画内では志願者に対して「すごい人が来ちゃった」と珍しい人、という認識でしたが、私の経験上、意外に多いです。

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間違った方法を実践していると、未消化の感情は向き合われること無く時間だけが過ぎるので、未消化の傷は結晶化して硬くなり
その結晶の硬さの分だけプライドが高くなる。

そして、当然、未消化の傷を通じて現実を見るため、ルール無視で自分の都合に合わせて全てが解釈されるため
この動画の場合、タイガーファンディングの趣旨もよく理解しないままやってきています。

プライドが高い分、本人が持つ夢は大きいし、大きな事を言う
でも、その割に現実が伴わないのに、なぜか根拠のない自信に溢れている。
(この志願者の場合は、東大に合格する可能性を示唆する裏付けを何一つ持ってきていない)
志願者今の何倍も先を生きている虎たちには彼の言葉は何一つ響かないどころか、彼が言葉を発する度に不信感を募らせ、志願者と虎の間の距離は遠ざかるばかり。

志願者は自分の予想に反することが起こり、思い通りにならないと腹を立て「ここは若者を潰す場なのか」と言い出す始末。
虎たちに対しての礼節さなんてゼロ。

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いやぁ、この応募者と同じような状態のクライアントさん達に沢山であって来ました。
最初にも書きましたが、本当に彼と瓜二つ状態の人は意外に多いです。

この段階の人はエゴが強い状態には変わりないのですが「こんなに頑張っているのに」「ちゃんと出来ているのに」というプライドの高さがプラスされているため
この状態の人たちは、その道のプロに対して何故か上から接するのが特徴です。(プライドの高さから見下ろしてる感じ)
また、不思議なくらい「自分だけが絶対的に正しい」という姿勢なので
プロのアドバイスに対して「いや、それは違いますね」と平気で言てしまう。

この段階の人にアドバイスするならば「今までの努力は無駄だった事実を受け入れプライドを捨てること」です。

それが出来れば、この状態から抜け出すことができます。

が、私はこの状態から抜け出した人をまだ知りません。
その理由は志願者の彼のように、プライドが邪魔して、相手をなんとかしようと手を出している相手の手を払いのけて
そこから抜け出すチャンスを自ら逃すから。

では、プロとしてこういうクライアントさんが来たらどうしたらいいか。
彼の言動からも分かるように、会話が成立することは望めません。
なので、こちらに出来ることは毅然とした態度を貫き、事実、真理に基づき言うべきことは言う事(感情に任せるわけではなく、本心を伝える)
あとは本人次第です。

本人が自分の状況に気づくために、悪役を買って出るのも仕事の内だと思います。


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