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大正時代の元銀行『パンとエスプレッソと堺筋倶楽部』

カフェ巡りには2つの楽しみ方がある。

前回はひとつめの楽しみ方として、
馴染みのカフェでまったりすること。
そのオススメカフェとして、
ステラおばさんを紹介した。
もうひとつの楽しみ方として、
新しいカフェを新規開拓すること。

カフェを新規開拓するのは、
新しい出会いを体験できるささやかなワクワク感がある。
私はたいていカフェを新規開拓する時はまずひとりで行く。
オススメできるカフェだったら、
次回友達を誘う。

最近、新規開拓したカフェで、
リピートしたいと思うカフェができた。

パンとエスプレッソと堺筋倶楽部店
以前からぜひ行きたいと思っていたカフェだ。

オフィス街に突如現れるレトロな建築物
パンとエスプレッソと堺筋倶楽部


その店舗はOsaka Metro堺筋線の堺筋本町駅の近く、
南船場のオフィス街にあり、
私の普段の行動範囲から少し外れた場所にある。
何かのついでと言うよりは、
カフェに行くためにわざわざ出向くと言う感じだ。

パンとエスプレッソとは、
文字通りパンとコーヒーが美味しいカフェを
全国に直営店とのれん分け店として
展開している。
それぞれの店舗はその立地や建物に特徴があり、
休日には長蛇の列ができている。

私が特にこの堺筋倶楽部店に興味を持ったのは、
大正時代の銀行をリノベーションした建物ということで、
建築物やインテリアにとても興味を持ったからだ。

吹抜けの2階部分には回廊が巡らされている
吹抜けの天井が高く、白い漆喰壁に照明が陰影を与えて雰囲気ある空間に


建物自体の造りが重厚で、
装飾として色鮮やかなタイルが施されている。
インテリアの各テーブルも
タイル張りのものはそれぞれに柄の違うタイルが張られている。

タイル張りの腰壁カウンターの上には
焼き菓子やパンが並ぶ
タイル張りのテーブルに
スイーツとダルゴナコーヒー


ホールの奥にはいかにも重そうな扉。
そして扉の向こうには小部屋があって、
ドライフラワーとアンティークの掛時計が所狭しと飾られていた。
時が止まったかのような空間。
そこはどうやら銀行の金庫のようだ。

元金庫の中にはドライフラワーと掛時計
時が止まったかのような空間
金庫の重そうな扉には厳重ないくつもの鍵


商都大阪のオフィス街には
大阪大空襲の戦禍を免れた明治、大正、昭和の名建築がまだ残っている。
そのままの形を残しつつ、
リノベーションを施して、
今も店舗として利用されているものも多い。

ノスタルジックな落ち着いた趣きのあるカフェ。
パンとエスプレッソと堺筋倶楽部
自信を持って次回は友人と訪れよう。

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