年に一度のお楽しみジャイアンツ戦
毎年この時期に、
年に一度の息子とのお出かけイベントがある。
京セラドーム大阪で行われる巨人主催試合の観戦だ。
かれこれ15年程続いているが、
今年も8/29の巨人vs広島戦に行ってきた。
甲子園でしか見れなかった巨人戦
昔、私たち在阪のジャイアンツファンが、
関西でジャイアンツ戦を観るには
甲子園の阪神vs巨人戦に行くしかなかった。
セ・リーグの在阪球団が阪神しかないからだ。
しかしながら、
あれほど惨めな観戦はない。
阪神のホームグラウンドにアウェイとして、
しかもGファンとして、
三塁側で応援するのは身の危険さえ感じる。
たとえ三塁側と言えども、
隣に座るおっちゃんが虎キチであることが往々にしてあり、
G選手の活躍に拍手を送ろうものなら、
殺気立った眼で睨まれる。
小さな息子を食べられそうだった。
たとえ勝利を納めても、
ホームグラウンドではないので、
ヒーローインタビューは球場内で放送されない。
そそくさと家路を急ぐのだが、
帰りの電車がまた怖い。
負けた阪神ファンが荒れている。
「巨人ファンは阪神電車に乗るなー!!歩いて帰れー!」
と脅される。
大阪で巨人主催試合が観れる!
年に一度、2試合だけ、
巨人主催試合が大阪で行われるようになった。
読売新聞の販売店経由で、
毎年チケットを手配してもらっている。
我が家のGファンは息子と私の2人だけなので、
息子が高校、大学の時は数少ないGファンのお友達を誘ったり、
最近はお嫁さんもいっしょに行ったり。
やはり主催試合はいい。
ここ京セラドーム大阪に関西のジャイアンツファンが集結する。
日頃、ひっそりと影を潜めているジャイアンツファンがこんなにいたのかと、
大正駅からドームに向かう途中の人波を見てグッと来るものがある。
予言者の不吉なお言葉通りの試合運び
その日、後ろの席に野球を知ったお兄ちゃんがいた。
そしてそのお兄ちゃんの不吉な予言がことごとく当たる。
「この外人、巨人戦でホームラン
よう打つねん。
ここで打たれたら2点リードやん!」
と言った瞬間、ホームラン。
「凡打でゲッツーだけは辞めといてやー!」
チャンスに浅い内野ゴロでゲッツー、チェンジ。
「うわー、ここでホームラン打たれたら、逆転スリーランやん!」
打った瞬間ホームラン。
逆転スリーラン。THE END
思っても口にすな!
結果は5対4で負けた。
さすがセ・リーグ2位のカープ。
投手はきっちりと決め球を持っており、
ここぞと言う時にビシッと決める。
バッターもチャンスにきっちり打ってランナーを帰す。
それにしてもあの後ろのお兄ちゃんの不吉な予言が無かったら、
試合結果は違っていたのかな?
言霊ってあるよね。
思っても口にすな!
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