食べる ということ

深く考えず
食べたいものを選び
美味しいと思って食べ
満足して食べ終える

そういうことが
普通にできるって
とても幸せなこと

私には
やっぱりできない

本当に食べたいのかどうか
よくわからないことが多いし
買うときも 心の中で ものすごく迷う

予め 食べたいものがあって 決めている場合でも
やっぱり 目の前にすると 迷って 彷徨ってしまう

えーい 買っちゃえー
ってなると 必要以上に買いすぎたりもする

買わなかったら買わなかったで
心残りのような もやもやした氣持ちになる
後になって やっぱり買えば良かったって思ったら
どうしよう‥なんて考えてしまう

でも 買ったら 短時間で全部食べてしまう
必要以上に買ったとしても だ
これは本当に悲しいこと
そんなときは 体も心も泣いているのがわかる

食べる 食べない の前に
買う 買わない で かなり消耗する

そんな葛藤の中 買ったものたち
買ってからも 食べながらも
これで良かったのかなぁなんて考えている

美味しいって感じられることもあるけど
よくわからないまま 食べていることもある

美味しいって思っても
食べたらなくなってしまうし
食べて なくなったら
本当に食べたのか 美味しかったのか わからない

美味しかったって満足して食べ終えたとしても
しばらく時間が経つと
食べなければ良かった
なんて思考が湧いてくる

食べたいと思って買って
美味しく味わって食べて 満足して
食べて良かったの氣持ちのまま その日を終える
こんなこと できた試しがない

食べるにしろ 食べないにしろ
結局のところ
いつも 食べ物のことを考えている

これは本当に辛い 疲れる
作った人には申し訳ないし 食べ物が可哀想だ

20年くらいの間 こうやって
食べる食べないで 悩んで迷って苦しんで
食べ物を嫌ったり 飲食業界を憎んだりしてきた
 

もう
悩みたくない
苦しみたくない
彷徨いたくない

スーパーにもコンビニにも 行きたくない

食べることとサヨナラしたい

食べない

一番楽だ


公園で遊ぶ子どもたちは
みんなちゃんと『今』にいる
『今』を精一杯 楽しんで生きている
私は‥?

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