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アジアンメイク、世界のメイクの特徴とトレンドについて

私は2016年から日本でおそらく初めて中国コスメのブランドを日本で初めて中国ブランドの総代理として販売した経験をもちます。
そして2019年には、日本では未知の領域であったタイコスメを日本でこれも初めてと言っていいほどタイを前面に押し出してそこから3年間で、15ブランドの日本総代理をしています。(株式会社日本機能性コスメ研究所
各国のメイクとかコスメってどう違うの?トレンドってあるの?などと聞かれるためまとめてみたいと思います。


・日本


まずは世界と比較するためにも、ここ日本のメイクトレンドをチェックしておきましょう。
日本で好まれているのは、ナチュラルで透明感のあるメイク。他の国と違う大きなポイントがモテだと思います。日本ではチークをしっかりと入れ、ふんわりと華やかな頬を作るのが少し前のトレンド。いまはsnsの影響でアジアや中国の美女(フィルター利用もあり人間とは思えない人工的な美しさがある)の影響もあり、若い人の間ではシェーディングやハイライトで立体的に仕上げるのも今時。そして鼻の下に影を仕込んだりオーバーリップ気味に唇の輪郭拡張することで整形的に人中などを短縮させるワザも日々研究されている。
リップはグロスなどを使ってツヤツヤに仕上げ、女性らしいかわいらしさを。

アイメイクはビューラーを使ってまつげはきちんと上げて、ぱっちりとした目元に。マツエクをしている人も多く、まつ毛美容液で育毛命。ナチュラルな中にもコロナの影響もあり涙袋やキラキラシャドウでポイントを置いたメイクがトレンドとなっています。

・韓国


美容大国として世界中から注目されているお隣の国・韓国はどうでしょうか?韓国では、中国同様に美肌を保つことがとても大切な価値観とされており、そのためにスキンケアに力を入れる人が多いです、童顔で若く見える方がモテるイメージがあり、肌がきれいにみえたりするメイクが好まれている。
少し前にオルチャンメイクが流行したのを皮切りに、30-50代もBBやクッションファンデは当たり前に使う。最近ではK-POPアイドルやドラマに影響を受けた涙袋を盛った感じのなど韓流メイクもSNSで人気なようです。

お肌はツヤ感たっぷりのツヤ肌に仕上げ、眉毛は太めの平行眉。以前のアイメイクはアイラインをしっかりと引き、目尻を跳ね上げるキャットラインがトレンドでしたが、最近ではどんどんナチュラルメイクに移行しています。

韓国人はまつげが短い傾向にあるらしく、大き目のつけまつげが主流でした。しかし、ナチュラルメイクがトレンドとなって来た現在では、より自然に見えるマツエクをする人が増えてきているんだとか。

アイメイクはあくまでもさらりと自然にし、リップにポイントを置くのがトレンド。韓国コスメにリップが多いのも納得。


・中国


この数年でREDという中国のsnsを日本人女子たちがこぞって日本に転載しています。
チャイボーグとも呼ばれる中国のメイク。
中国ではエレガントで、大人の女性らしさが感じられる雰囲気のメイクがずっと人気となっています。中国メイクの一番のポイントは、目や唇など、ひとつひとつのパーツをくっきりと強調させるというところ。リップならちゃんと色をのせるのが年上受けする。

まず、眉毛は太めでお手入れをしすぎないナチュラル感を大切に。唇は鮮やかなカラーを乗せて色っぽく、そしてくっきりと目立たせます。

アイメイクもアイラインやマスカラはしっかり、つけまつげやマツエク、カラコンも当たり前になってきています。中国は女子の社会進出が進んでいるので高所得な女性も多く、稼ぐ女はカッコいいという若い女子たちからの憧れもあります。だから男受けより自分がしたいメイクをしています。トレンドより似合うかどうかとかブランドの価値観に共感したから使うとかそんな人も多い印象。ちなみにメイクよりスキンケア重視、都市部の子はティーンの頃からランコムなどの高級スキンケアをライン使いする子もいるくらい。その子が大人になったらそりゃ肌への出資すごいのよ…(経験談)

・タイ


タイは、常夏なので黒い肌のイメージがあるかもしれませんが、実は中国系のタイ人はお肌が白い!
現地のタイ人は褐色な肌も見かけますが中国系の方々はビジネスで成功している人が多くそれもあり男女問わず肌が白い方がモテます。今タイドラマが人気ですが主人公はみな肌白いです。
タイはとにかくベースはマットが人気。リップもセミマット。でも冷房が至る所で強いので、乾燥しない潤い感あるマット肌。
高温多湿なタイは落ちない、よれないが絶対です。仕上げのフェイスパウダーもマスト!
タイもアジアっぽい顔立ちから褐色の肌の人まで幅広い見た目の方が住んでいるのでアジア人に似あうハーフぽいメイクが中国美女の間でブームになっています。鮮やかなピンクやオレンジ、イエローなどのトロピカルカラーを使ったパレットなんかもあり夏に真似したいメイクが多いです。
日本でもスワイメイクと呼ばれて新しいメイク方法として注目されています。

また、アイブロウメイクへのこだわりが強くタイの女性はアイシャドウやチークに色を使うことが多く、昔からスパ文化が根付いており天然成分をつかったナチュラルコスメや天然成分を使ったオーガニックコスメが注目を集めています。



・アメリカ


さまざまな人種の人たちが暮らしているアメリカでは、人種やファッションによっていろんなメイクが楽しまれているため、メイクのトレンドも多種多様。でも全般的に、最近では自然派やエシカル(倫理的)なコスメが人気を集めています。

アメリカに拠点を移したこんまりさんのメイクの違いを見たら、これがアメリカスタイルかってすぐに分かりますよ。
眉毛は角度をつけてくっきりとしたラインを描き、意志の強さをアピール。アイメイクでは骨格の凹凸を活かします。まつげバサバサ、eBay では黄金虫みたいな派手色のアイシャドウもよく売れているので、かなりここぞという時にメイクを楽しんでいる気がします。普段はナチュラルメイク。

https://fixmyteeth.work/konmari/

・ヨーロッパ


すみません、ひとまとめにしてるので概要と偏見多め。ヨーロッパでは日本とは違って、メイクをすることがマナーという考え方は持っていないらしいです。メイクは必ずするものではなく、ファッションと同じような感覚で自分を表現するためにするものと考えている人が多いんだとか。仲の良い友達にはドイツ人とフィンランド人がいますが普段はノーメイク!

メイクのトレンドは自然体のナチュラルメイク。かわいい雰囲気よりもかっこいい雰囲気が好まれているため、チークはほとんど使ってるのを見かけません。アイメイクだけ、眉毛だけなど、パーツに絞ってポイントメイクをすることで、自分の魅力を上手くつかってるなと。ちなみにフィンランドの友人は金髪でまつげも金髪、色素が薄いのですがマスカラは黒で目力出したいらしいです。日本は最近のトレンドはニュアンスカラーとかカラーマスカラでまつげの色消したり変えたりしてるから、みな無い物ねだりで面白いですね。

アイメイクはまつげにボリューム感を出す。あまりトレンドとかに左右されない印象。以前はパーティではつけまつげを多めに使っていたが、最近ではより自然に見えてお手入れも簡単なマツエクを取り入れる人も増えてきているようです。

以上少し個人的な視点が混じっていますが、参考になれば幸いです

商品で特徴を見比べてみても面白いですよ、JFラボコスメ
アジアンコスメのパイオニア 株式会社日本機能性コスメ研究所

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