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【サステイナビリティ×建築】世界で最も持続可能なホテル@ノルウェー

こんにちは!PRプランナーのさやです!

随分と久しぶりのnoteです。しばらく滞っていた執筆活動をまた再開しようと思います。今日はサステイナブル×建築というテーマで,世界で最もサステイナブルなホテルをご紹介します。サステイナブルという観点において絶対に知っておきたいホテルの1つです!

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そのホテルの名は「Svart hotel」(スヴァルトホテル)。ノルウェーのスヴァルティセン氷河に建てられたホテルです。山と海に囲まれた絶景の中にたたずんでいる丸い建物がスヴァルトホテルです。神秘的すぎます・・・。

ビジョン

このホテルは,旅行者が自然保護の保護と地球環境問題の重要性、そして地域社会を通じた教育に目を向けることを目指しています。

そして,現代生活の快適さを犠牲にすることなく、地球の持続可能な成長に貢献できることをホテルとして体現しています。まさにホテルの未来なのです。

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では,具体的にどのようなサステイナビリティへの配慮がなされているのか。3つの観点からご説明します。

1 世界初のポジティブ・エネルギー・ホテル

ポジティブ・エネルギー・ホテルとは、建物が使うエネルギー量を上回るエネルギー量を建物自体が生み出すホテルのことです。

建物が使うエネルギー量とは,ホテルの建設やホテル運営に使うエネルギー消費、耐用年数が経過した後の取り壊しや修理などが含まれています。

SDGsのゴール7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」にあるように,エネルギー問題は持続可能性に大きく影響してくる項目です。地球の有限な資源をいかに枯渇させないかというテーマに真っ向から挑んだSvart hotel。なんと消費するエネルギーよりも生産エネルギーのほうが多いという脅威のシステムを取り入れたのです。

2 地域の伝統建築を活かした環境に優しいデザイン

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ホテルはこのような形になっています。客室を支える枠組みが非常に印象的ですよね。これは,ノルウェー現地の伝統的な建築を活かしたものです。

「フィスケジェル」(魚を干すためのA字型の木造建築)と「ロブエ」(漁師が使用する伝統的な季節の家)の形で地元の伝統的な建築に着想を得ています。

見ての通り,基礎杭などには木材でかつ地元の資源が使われています。根底にあるのは,美しい自然への敬意。そこにある自然環境を損なうことなく,自然と共生する建築がテーマです。

3 開業5年以内に,ホテルと関連施設の電力の事故供給と廃棄物ゼロを目指す

関連施設とは,体験アクティビティの施設や農場などを指しています。ホテル敷地内にはサステイナブルを意識した農場も作られ,ホテル内のレストランでは農場で収穫された食材が並ぶのです。下記が公式サイトに掲載されているエネルギーの循環システム図です。ホテルを中心に,農場などが有機的に結びついている様子が描かれています。

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こんな建築・ホテルが建設できるのかと,言葉にしてみて改めて驚いています。そして,サステイナビリティという概念がホテルの建設・運営の主軸になる世界になったことに歓喜しています。いつか絶対に泊まってみたい!!!いままでの「旅行」とは一味違った「旅行」が体験できるような気がします!

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