見出し画像

SDGsの今:目標⑧働きがいも,経済成長も

PRディレクターのさやです。

今日は目標⑧働きがいも,経済成長もについてです。
日本を含めて多くの国が経済発展を第一に政策を打ち立て,愚直に実行してきたことで,世界は確かに以前より発展を遂げています。特にインターネットの出現により,オンラインで人とつながれたり,新たなビジネスチャンスが増えたりと,私たちは経済成長の恩恵を享受しています。しかし,その一方で,例えば日本では過労死が増えたり,途上国では児童労働が横行していたりと,経済発展の影の部分が色濃くでてくるようになりました。ただ経済の発展だけを目指して,人としての豊かさが失われてしまったのではないかという反省から生まれたのがこの目標です。

目標⑧働きがいも,経済成長も

世界経済の減速:2010年から2018年の間は一人当たりのGDP成長率は2.0%でしたが,2019年は1.5%と成長は原則していました。そして,新型コロナウイルスの打撃を受けて,大恐慌以来の最悪の景気後退に直面しています。今のところ,今年2020年の一人当たりのGDPは4.2%減少する見込みです。

失業者の増加:新型コロナウイルスの影響によりインフォーマル経済で働く16億人の労働者が失業する恐れがあります。

画像1

世界の取り組み

オンラインショップやショッピングセンターでの買い物も経済をまわすことに繋がりますが,そのお金は地域の外に出てしまうことがほとんどでしょう。一方,地元の小さなお店で消費をする→地元の企業が盛り上がる→地域経済の潤いに繋がります。そこで,アメリカンエキスプレスが2010年からはじめた取り組みがあります。

それは「small business saturday」!アメリカでは11月の第四木曜日が感謝祭で,その翌日にセールが行われることが一般的です。そこで,その翌日を地域の商店で買い物をしようというキャンペーンを始めたのです2012年はスモールビジネスの売上が一日で55億ドル(日本円で約5500億円)に及んだとされています。ブラックフライデーにおける、全国チェーン売上の20%に匹敵)。

小さなお店で買い物をするキャンペーンはすっかり定着し,アメリカ以外の国にも広まっています。

まとめ

今日は目標⑧働きがいも,経済成長もについてまとめました。経済成長を促進するだけでなく,地元の企業を応援したり,働く人が活き活きと仕事に取組めたりと,多岐にわたる配慮が必要な項目。アメリカンエキスプレスの例では,アイデアとマーケティングで地元の小さな企業を支えました。一消費者として日々の購買がどのような支援に繋がっているのか,考えてみるのも大事かもしれません!今日もご精読いただきありがとうございました。

photo by ILO/MFA/Piotr Malecki
Poland's capital, Warsaw, at night. (file photo)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?