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持続可能な社会に向けたグリーンリカバリー:フランス編

PRディレクターのさやです。

今日は昨日ご紹介した「グリーンリカバリー」の事例,フランス編をまとめたいと思います。

★グリーンリカバリーのおさらい
一言でいうと,持続可能性を含めた経済復興政策です。国連事務総長も各国の政府もその重要性を強調しています。

各国が新型コロナウイルスによる大打撃を受けた経済を立て直すべく,経済政策に力を入れています。経済政策といっても様々な打ち手がありますが,グリーンリカバリーは企業への支援金を出すときに特に指針となるものです。

本記事ではフランスの取り組みについて,みていきましょう。

フランスのグリーンリカバリー

フランスのグリーンリカバリーといえば,とにかくエールフランスへの支援策が有名です。

新型コロナウイルスで壊滅的な被害を受けた業界の1つである航空業界。政府が支援金を出して,事業の存続を目指しています。フランスは政府が今年4月29日、エールフランスに対する支援策の条件として、CO2削減目標、航空機の更新、持続可能な代替燃料導入を宣言しました。

具体的な目標値は以下の通りです。

国内フライトからのCO2排出量を2024年までに50%削減
・排出量の少ない機体への更新
・2025年までに2%の持続可能な代替燃料の導入。
・2時間半未満の代替鉄道手段がある目的地間のフライト削減

以下はこれらの内容をまとめたフランスの経済・財務大臣のツイートです。

昨日の記事でも触れたとおり,航空業界は炭素の排出量が非常に多く,地球環境に配慮した取り組みが一層求められる業界です。

今回の新型コロナウイルスをきっかけとして,政府もテコ入れをした形です。せっかく復興するのであれば,より良い未来をつくる方向へ向かおうと,世界は動き出しているのです。





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