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【トリプルネガティブ乳がん闘病記】⑦ 末期の副反応、投与終了まで

6月26日、パクリタキセル10クール目。 もう、壁や手すりに手をつかないと歩けないので、夫に病院まで車で送ってもらい這うように病院の階を上がった。看護師の事前問診時に「その症状は先生に話しました?先生はなんて?」といぶかしげに聞かれ、「”あそう、そう、頑張りましょう!”しか言いませんわ、パクリ完遂すること以外興味ないって感じ」と愚痴ってみた。で、この愚痴が先生に反映されんのかなーと思いきや別に何をしてくれるわけではなし。いつも彼女はPC打刻に夢中、もうほんっと手を伸ばして代わ

    • 【トリプルネガティブ乳がん闘病記】⑥どんどん酷くなる副作用と退職

      6月5日、パクリタキセル7クール目。 週末にフローズングローブを貸してくれている研究員さんからLINEがあって、体調を崩して休んでいるから明日は持って行けません、とのこと。久しぶりに自前の保冷剤で冷やすことにした。投与前の看護師問診で歯茎の調子が悪いことを話すと、隣のブースにわたしのお気に入りのベテラン看護師さんがいて急にステップインしてきて「歯医者さんに行っても平気だから今のうちに治しておいて!歯茎のせいで食べれなくなってこれ以上痩せちゃったら大変よ~」と忠告してくれた。な

      • 【トリプルネガティブ乳がん闘病記】⑤ 次の抗がん剤のがキツかった

        4月24日、パクリタキセル投与初日。 投与前に超音波(エコー)で経過を検査した。腫瘍の縦横の大きさは残念ながら変化がないが、厚みが半分になったらしい。抗がん剤が効いている!なんだか前向きになれた。 今回からは吐き気止めなど10分、パクリタキセルを1時間、生理食塩水を10分で1種類目よりは短いスケジュール。爪はもう全部の指が黒かった、特に親指。 でも足の爪は黒くなかったし今回も保冷剤は持っていかなかった。吐き気止めのステロイドにアルコール成分が入っているためか投与後はふわふわ

        • 【トリプルネガティブ乳がん闘病記】④髪が抜けてしまった

          投与翌週はちょっと貧血っぽいし終わると倒れこむほど疲れるけど、なんとか仕事はできた。嗅覚は元に戻り食欲は通常どおり、おやつも食べた。でも硬いものやカサカサしているものはなんだか食べるのがしんどいから止めた。口が苦くてねちゃねちゃするのが耐えられずネットで調べると、それは副反応の1部で水分が足りなくなっているかららしいので、もっと水をガンガン飲み、お気に入りのコルゲンうがい薬で1日に何回もうがいした。すると数日ですっかり苦いのもねちゃねちゃもいなくなった、やった! 一方で、10

        【トリプルネガティブ乳がん闘病記】⑦ 末期の副反応、投与終了まで

        • 【トリプルネガティブ乳がん闘病記】⑥どんどん酷くなる副作用と退職

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        • 【トリプルネガティブ乳がん闘病記】④髪が抜けてしまった

          【トリプルネガティブ乳がん闘病記】③ついに始まった抗がん剤

          香港の上司とは直前までほぼ毎日1時間電話して、来季の契約の会議でどのように話してもらうか、日本の契約要望詳細は何か、を細かく打ち合わせた。1週間休んで翌週出勤したらすぐ朝1番で電話することにした。なんとかなりそう。”部下”たちはいつも窮地に立つとわたしにどうにかしてもらう癖がついていたので「なんとか自分たちでやってみます!限りなくLINEも電話もしないです!」と意気込んでいた。こっちはどうにかならなさそう、だけどわたしもLINEくらいできるはずだからまあなんとかなるだろう。

          【トリプルネガティブ乳がん闘病記】③ついに始まった抗がん剤

          【トリプルネガティブ乳がん闘病記】②急に深刻に

          頻繁に遊んでいる幼馴染3人と、会社の友達ひとりには連絡した。皆一様に、詳細が分からない以上ひとまず2月10日まで待とう!と言ってくれた。 コロナも落ち着き会社の規定は”週に2日はWork from home可”だったので、まったく会社に行かないわたしは1週間くらいどうしようか考えたけど、結局”部下”である4名だけにはガンがみつかったことを報告した。同年代3名と31歳1名のチームだったが皆、ひっくり返るほど驚いていて、今後の予定が全く未定だけど手術となった場合は一定期間休職する

          【トリプルネガティブ乳がん闘病記】②急に深刻に

          【トリプルネガティブ乳がん闘病記】①それに気づいたのは

          毎月1~2回理学療法士にパーソナルでストレッチをやってもらっていて、左向きに寝たり左側を動かしていると違和感があることに気づいた、「なんか左胸に邪魔なもんがあるな」と。それが2022年6月か7月ころ。あ、これはもしかしてもしかするなーと思いつつ、「冬の健康診断まで置いておいていっか」とほったらかしでいた。 12月5日に健康診断があった際は乳房触診をする医師に「わたし左脇に夏ころから違和感があるので、何もなくとも”要再検査”的な注意書きを入れてくださいね」と自己申告した。 12

          【トリプルネガティブ乳がん闘病記】①それに気づいたのは