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詩・愚かなふたり


ふわり
布団の隙間から
流れ込む冷たい空気
背中にふれる体温が
温かいのに物悲しい

私の抜け殻
抱き寄せて
安心しているつもりなら
なんと愚かなことだろう

全てを知る必要はない
言わなくてもいいことは
いくらでもある
それを優しさだと
思い込んでる私の
なんと愚かなことだろう

素直ではないかもしれない
嘘ではないかもしれない

思いやりを
注ぎあって
あふれて
こわれて

愚かなふたり

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