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てっとり早く不幸になれる方法②八方美人

八方美人
(万人から好かれようとする努力)


2つ目の不幸になる方法は、
万人から好かれようと努力すること。

誰でも、
人から好きになってもらえなかったり、
嫌われたりするのっていい気分がするもんじゃない。

特に、異性や上司、友達に対しては
本来の自分を隠して
なんとか気に入られようとしてしまうことってあるよね。

仕事なんかはお互いにメリットがあるなら
最低限の付き合いは必要なのかもしれない。

私も上司からの誘いを断れなかったり、
本当は寂しくて構って欲しいのに、それを隠して
辛くなって結局自分から恋人に別れを告げたり
人付き合いが難しくて辛かった。

そもそも誰からも好かれるのは無理。
ちょっと考えたら簡単にわかることなんだけど、
置かれた状況や性格によってそれが見えなくなり、
自分で自分を辛い方向に追いやってしまうことって
経験したことがある人は多いかもしれない。

■八方美人の正体

万人に好かれようと、
誰に対しても優しく品行方正な人を八方美人というのだけれど、
一説によると育った環境も影響しているらしい。
 
八方美人には、
子供の頃に、自分本来の感情を素直に表現したり、
その感情を受容されたりした経験が乏しいという共通点があるらしい。

自分を評価する「誰か」(多くは親)の感情を自分より優先する癖がついていて、
その誰かの感情を先回りして感じ、
その人にとってのベストな反応を得られるような感情だけを選び取り、
自分が本当に感じていた感情は心の奥底に封印する癖がついているんだって。

相手の自尊心を高めるために、
自分の自尊心を犠牲にしなければならない理由はどこにもないのだけれど。

私自身もこれには当てはまるところがあって、
常に親からは人の家ではお行儀良くしなさいと言われたり、
お友達には優しくしなさいって言われたり、
知らず知らず自分を後回しにする教育を受けてきた。

親としては、礼儀正しく優しい子供に
育って欲しかっただけなんだろうけど。

けれど、
「育った環境や親の教育が悪かったから
今の自分ができたわけで、そんな自分はもう変えられない。」

そんな風には思っていなくて、
育った環境や、自分の傾向を理解した上で
正解、不正解はないけれど、
自分が生きやすい方向に自分をカスタムしていけばいいんだと思う。

■誰からも好かれる必要はない


ちょっと考えてみて。
どちらの生き方が幸せなのか。

・自分がしたいことではなく、他人から期待されていることや、
 他人の称賛が得られそうなことを行動方針に生きる。

・自分らしさを大事にし、そんな自分を好きになってくれる人を大事にして
 もしその人から嫌われたとしても、合わなかったから仕方ないって距離を置いて
 自由に生きる。
 


私は余裕で後者の生き方を選ぶかな。
というか、意識的にそちらの方向に最近シフトチェンジするようにしてる。

育った環境や、
これまで経験してきたことは人それぞれ違う。
けど、これから歩む人生においてどんな思考を持って
どんな行動をとっていくのかはみんな自分で自由に決めることができるよね。

だから、今まで自分を後回してばっかで
生きづらい、しんどい思いをしてきたとしても、
これからは自分の優先順位を上げてもいいんだよ。

自分が不愉快な思いをしてまで
相手を気分良くさせる必要なんてどこにもないし、
相手が自分のことを好いていないとわかった時に、
好いてもらうために自分を変える必要もない。

もし他の人から嫌われている自分の側面を1つ1つ変えようとすると、
一人一人好みは違うわ、他人の心は移り変わりも激しいわで
いちいちそれに合わせてたら
終わりのない作業に取り掛かることになるし、キリがない。

■嫌われても仕方ない。
 割り切って生きる方が幸せ。

誰でもそうだと思うけれど、
誰かに合わせて生きるってしんどいし、
だんだん疲れてきて、自分を見失ってしまう。

みんなから好かれることは不可能で、
またその必要もないことを理解するだけでもだいぶ違う。

どんなに好きな相手でも、
素の自分を見せて嫌われたら嫌われたで仕方ないって
縁がなかっただけってそう思って付き合う方が上手くいくし、
本当に自分に合った人に出会えると思うよ。

人生長いようで短いので、
他人に振り回されている暇はない。

おそらく、
自分を犠牲にして他人を楽しませるために生まれてきた人はいなくて、
みんな自分の人生を楽しむために生まれてきていると思うから。

嫌われたら嫌われたで仕方ない。
割り切って、自分は自分の幸せな道を歩みましょう。






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