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トレセンは目指すべきところか(保護者の目線で)

 先日素敵なnoteで紹介していただきました。ルーシーさんはとても真摯に女子サッカーに向き合っている方で、ルーシーさんのnoteを読んで感銘を受けていたら、うちの次女さんのことを知っていて、なんとも素敵なご縁と相成りました。

 この記事内で紹介してもらった私のnoteにこう書きました。

 サッカーは陸上のようにタイムが出てはっきり優劣がつくものではありません。なので選抜も選抜する人によって、判断が違うこともあると思うんです。だから結局、子供が「トレセンで上を目指したい!」と思うのであれば、頑張る姿を応援してあげれば良いけれども、親が「それを目指して頑張りなさい」というものではないと思うんです。M-1グランプリで優勝することは素晴らしいけれど、それが1番芸人として面白いということか、というとそういうわけではないですもんね。芸人として生きていくことが目標だとすると、M-1で優勝することが最終目標ではなく、通過点ですもんね。でもM-1目指して努力すること自体は悪いことではないですからね。

 くどいようですけど、本当にトレセンはM-1のようなものだと思うんです。あの大爆笑と話題をさらったコーンフレークネタのミルクボーイですら、決勝でダウンタウンのまっちゃんはかまいたちに票入れてるんですよ。だからトレセンで落ちるっていうのは、上沼恵美子にボロクソ言われる、みたいなことで、えみちゃんが「私全然好きじゃないです」って言ってえみちゃんねるにゲストとして呼んでもらえなくても、オール巨人師匠は高得点付けているかもしれません。そもそも、ミルクボーイのネタはめちゃくちゃ面白かったけど、芸人としての総合力で言ったら、かまいたちの方がきっと上です。そして今テレビで良くぺこぱを観ますよね。たくさんの芸人さんがM-1目指して頑張っていて、それはとても良いことですけど、M-1では勝てなかったりそもそもM-1出てないけどテレビで売れてる人だって沢山いるはず。そもそも、テレビで売れることだけが芸人ではないでしょう。最近instagramやyoutubeを主戦場にしている芸人さんも沢山います。サッカーで言うと、(これは次女さんのジュニア時代の監督の台詞の受け売りですけどw)「Jリーガー(なでしこリーガー)だけが、サッカー選手じゃない。世界中にサッカーのリーグはある」ってことなんだと思います。そう考えると、トレセンがいかに小さな通過点であるかがイメージできると思います。どこか遠い国のリーグでプロになった時「小学生の時、県トレ選ばれててさー」なんて言わないでしょw言ったら「KENTORE!?NANYANEN,SORE!」って言われますよ。

 なんの話かわかんなくなるくらいM-1のこと書きましたけど、サッカーの話、トレセンの話です。要するに「子どもがトレセン目指して頑張ることは悪いことじゃないけど、落ちたからって気にすんな、きっと中川家の弟の方なら高得点付けてくれてる!」ってことっす。
 そして良くサッカー選手になれる確率は0.2%、500人に1人とか言われたりしますよね、でもこれJリーガーになれる確率なんですよ。Jリーガーになるには、強豪高校やJのユースに入らなければ!そのためには関東リーグにいるような街クラブやJのアカデミーに入らなければ!ということは、小学生年代で県トレ以上にならなければ!ってなるのではないかなと思うんですが、世界中にリーグがあると思えば、どんなルートでも良いと思いませんか?トレセンがダメだって、子どもが 「サッカーが大好き!サッカーを仕事にしたい!」と思っているのなら、その道を突き進んだら良いと思うんです。そんな無責任なこと言って「サッカー選手になれなかったら?」沢山の親御さんはそれが心配なのではないでしょうか。もしくは「そんな有名じゃない国でサッカー選手になってどうするの?」とか。

 私の意見ですが、サッカー選手になれなくても(でも世界中にリーグがあってそこに何十っていうチームがあると思えば、どこか1チームくらい自分にとってのオール巨人師匠がいると私は思います!)、サッカーキャリアがそこで終わっても、きっとその時その時で何かを見つけて生きていく力を身につけてくれれば良いんじゃないでしょうか。今の時代、絶対安心安全なルートなんてありません。むしろ、どんなルートでも、個人でも、お金を稼いで生きていける時代になっていると思います。だから、例えばどこかアジアの国でサッカー選手になったとして、そこで数年でサッカー選手としてのキャリアが終わったとしても、現地の子どもにサッカーを教えながら日本へのサッカー留学のマッチングとか、日本からの旅行のアクティビティに現地の子どもとのサッカーでの交流を組み込むとか、日本の会社のスポンサーシップを現地のサッカーチームにマッチングするとか、日本からアジアでプロになりたい子の代理人になるとか…細かいところまで考えてないけど、パッと思いつくだけで色々仕事は作り出せそうです!アジアのサッカー事情をyoutuberとして紹介しても良いし!

 だから私は「自分が納得するまで好きなように楽しんでやっておいで!!」と思っています。もう寮に入ってしまって、私の教育の届くところにはいないけれど、彼女がどういう風に生きても応援しようと思っているし、私は「どんな風にでも生きられる、仕事は作り出せる!」を背中で見せられたらいいなーと思っています。ちなみに次女はサッカー選手引退したら、日本女子代表の監督やって、それも引退したら動物園で鹿の飼育係やって鹿の赤ちゃんを育てたい、と申しております。(え、その年齢から動物園の飼育係をやるの!? SOハード!!)

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