爆笑問題と 1

この前、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」という番組にゲストとして呼んでもらった。正直言って、ぼくなんかに声がかかったのに驚いた。
ぼくは今のTBSとあんまり縁がないので、番組スタッフとの面識はない。知り合いのディレクターを介してゲストのオファーが来た時は、
「ああ、元号の話をするんだな」
と思った。『元号って何だ?』という本を出していたし、

令和になって二週目の放送だったからだ。
ところが、先方のディレクターさんと電話で話すと、
「4時台のゲストコーナーに」
と言う。ビックリした。

あそこは、有名なタレントさんが出演してじっくり話をするコーナーではないか。
ぼくのリアクション第一声は、
「え! ぼくで大丈夫なんですか?」
だった。
だって、ぼくも番組を作る側の人間だからわかる。
「あのコーナー、ぼくがぼくじゃなかったらぼくを出しませんよ」
なんだかトンチクイズみたいな反応になってしまう。

しかしディレクターさんは、
「大丈夫です。お二人には、『幸せな裏方』を渡していますから」
とおっしゃる。これまでにぼくが関わった番組や企画、本、作家やタレントさんなどとのエピソードを書いた本だ。


(ああ、そうなのね。そっちの話…)
と思った。嬉しかったけど。


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