藤井青銅

作家です。放送作家、脚本家、作詞家とも呼ばれますが、自分では全部同じことだと思ってます…

藤井青銅

作家です。放送作家、脚本家、作詞家とも呼ばれますが、自分では全部同じことだと思ってます。ヘッダー画像は『ラジオな日々』(小学館)表紙カバー(画・木内達朗さん)より。

マガジン

  • オモテもウラも藤井青銅

    基本は毎週1本掲載です。内容は、 「書き下ろしエッセイ」 「これまでに書いたドラマ脚本、落語、腹話術などの脚本、番組台本」 「単行本未収録の小説・エッセイなど」 …の予定。私は作家兼放送作家なので、小説、エッセイ、コラム、ドラマ、番組、イベント…とオモテに出る仕事は色々あり、ウラにはエピソードもあります。その両方です。 有料サイトですので無断転載・引用などはご遠慮ください。感想・質問などあればコメント欄へどうぞ!

  • 藤井青銅の本

    プロフィール紹介も兼ねて、これまでに出した本を紹介。

  • ショートストーリーズ

    これまで本や他のメディアで発表したものに手を加え、セレクトしました。エッセイと詩と物語と、SFとファンタジーと、さらになんだかわからないものがまざった短いストーリー集。

  • TVのモンダイ点

    かつてTV誌「ステラ」に連載していたコラム。書籍化してなかったので、順に再掲します。意外に腐ってないネタが多いようです。

  • 食の歳時記

    我ながら珍しい「料理エッセイ」。元はラジオ番組のために書いたものです。

最近の記事

干支シリーズ(2008年/政治・経済)

NHK-FMの「青春アドベンチャー」というドラマ枠に、ずいぶんたくさんのドラマを書かせてもらった。その中で、通称「干支シリーズ」と呼ばれたものがあった。 一年の最後に、その年にあったニュースや出来事を振り返るドラマ(と言ってはいるが、中味は実質ミニコントの集合体)。通常はドラマ枠だが、年末ぐらいはぐっとくだけて、 「今年こんなことがあったね」 「あった、あった!」 と振り返り、笑い飛ばしながら、少しだけ考える企画。 銀河連邦なるものからやってくる宇宙人が、毎年、地球の動物の

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    • 情報量が多すぎて

      d47落語会で、今回のご当地・福井に行ってきました。 落語会が3月13日。そして偶然にも、北陸新幹線の福井延伸が三日後の3月16日。福井駅は、お祭り騒ぎのように沸き立っていました。 福井県はこのところ、恐竜を売りにしています。以前から駅前には巨大な恐竜像が何体もあって有名でしたが、新幹線駅開業に合わせ、さらに多くの恐竜像が「これでもかっ!」と設置されています。 この景色、どこかで見たことあるなあ…と記憶を探り、 「あ、マリだ!」 アフリカのマリ共和国です。似てませんか

      • 長男で次男で末っ子

        よく「長男長女」や「次男次女(中間子)」や「末っ子」など…、生まれ順による性格のパターンが言われる。 中間子とは上と下に兄弟姉妹がいる子という意味で、湯川秀樹博士とは関係ない。もっとも、全員優秀で有名な旧姓・小川兄弟の中で、湯川秀樹は五男二女の三男。中間子ではあるが。 性格分析は、だいたいこんな感じだ。 【長男長女】 責任感が強く、人に頼らない 甘えるのが下手 面倒見がよく、教え上手 本音を我慢する……など 【次男次女(中間子)】 気分屋 人当たりのいい明るい性格 要領よく

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        • 29/47の福井は3/13

          d47落語というプロジェクトを、もう12年続けています。全国47の都道府県に、ご当地の新作「同時代落語」を創って、柳家花緑師匠に演っていただくという企画。 2012年の東京都「パテ久」から始まって、今回の福井県で29作目になります。それが、タイトルにある《 29/47 》の意味。 遅々とした歩みですが、もう半分は越えたわけです。我ながら「よく書いたもんだなあ」と思うし、花緑師匠に対しては「よく憶えたもんだなあ」と思います。 先日、東京・渋谷ヒカリエでお披露目の高座がありま

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        記事

          「トークの教室」のトークイベントは「トークの放課後」

          「『トークの教室』が出た後だから、『トークの放課後』はどうです?」 と提案されて、 「素晴らしいアイデアだ!」 と私は喜び、〈トークの放課後〉と題したトークイベントを行います。 略せば「トーク・トーク・トーク」! ……まったく、えらいお喋り好きみたいだ。私のことをよく知る人は、ふだんそんなに喋らないタイプなので、驚くかもしれない。 場所は、何度かトークイベントをやらせてもらっている「双子のライオン堂」。いまや赤坂に残った唯一の本屋さん。ユニークな名前とユニークな本の品揃えで

          「トークの教室」のトークイベントは「トークの放課後」

          ビジネス会話改造論5~「国会話法」をパクる

          「月刊機械技術」に連載しているコラム。雑誌では、ページの都合で元原稿が少し短く加工されています。そこで、雑誌の了解を得た上で元原稿をUPします。今回は2月号(第5回「国会話法」をパクる)分です。 途中までなら無料で読めます(定期購読マガジンの方は全部読めます)。 現在出ている3月号には、次のコラム(第6回「アンコールと無礼講」)が載っています。コンサートでの「アンコール」と会社の宴会での「無礼講」には共通点がある……という発見について書いています。 書店で手に入ります。読ん

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          記憶の博物館2

          ずいぶん以前、ラジオ番組での朗読コーナー用に書いた、エッセイと詩をミックスしたような原稿。コーナーの通奏低音はノスタルジー。そこから、何本かずつまとめてUPしています。 当然、世代によって感じ方は違うでしょう。 今回は「焚き火」「秘密基地」「コーヒーカップ」「暗がり」 ***************** 焚き火 焚き火にあたりながら、焼きイモ……なんて、マンガやドラマではよく見たし、なんだか自分でも経験したような気がしていたけれど、よくよく考えると、やったことがない。

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          刊行によせて

          「トークの教室」発売から十日ばかり。Webではいろんな方からの感想がUPされていて、嬉しい。 そういえば、出版元である、エレベーターの階数表示が意味不明でおなじみの河出書房新社の… …ホームページに、「トークの教室」刊行によせて、という文章を書いていたのだった。 よかったら、ご覧ください。 そしてご興味あれば、お買い求めください。

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          ふくらはぎの痛み

          朝起きると、ふくらはぎが痛かった。 「なんだろう…?」 どこかでぶつけたのか? しかし両足だ。水分不足だと足がつるという。それだろうか?…などとぼんやり考えながら午前中を過ごした。 うかつなことに、ようやく午後になって、 「あ、きのうの東京ドームだ」 と気がついた。 前日(2月18日)、東京ドームで「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」があった。あちこちで報道されたのでご存知の方も多いだろう。東京ドームに5万3000人、ライブビューイング・配信を含め、合計16万

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          記憶の博物館1

          ずいぶん以前、ラジオ番組での朗読用に書いた原稿です。エッセイというか詩というか語りというか…。ノスタルジーで、ちょっとセンチメンタル。別のマガジンである「ショートストーリーズ」の世界に似ています。 自分がこどもだった頃を思い出してもらうための企画でした。ある年齢以上の方には「懐かしいなあ」「あった、あった」となるでしょう。若い方にはピンとこないかもしれないけど……と不安を感じながらも、何本かずつまとめてUPしてみます。 今回は、「キャッチボール」「万年筆」「ビロード」「ファ

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          記憶の博物館1

          言い訳

          「トークの教室」のまえがき全文です。 河出書房新社や、Amazon、楽天などネット書店のページにもUPされています。

          5ヶ月の感慨

          新刊『トークの教室』のサイン本を作るため、出版社に行った。 エレベーター横にある階数表示を見て、意味のなさに笑ってしまう。これじゃ「編集部に来て」と言われても、どの階に行けばいいのか?(よく見りゃ、2Fにもあるし) こうなるともう、わざとやってるとしか思えない。 ビルの外には社名の看板が出ている。 「新書河社房出」…ではなく、「河出書房新社」。やっぱり、出版社なので縦書きにこだわっているのだろうか? だったら縦長の看板にすればいいのに。 向かうのは(編集部ではなく)会議室

          5ヶ月の感慨

          波の伝わり方

          たまに仕事で、どこか地方に行くことがある。イベント、収録、取材……仕事の内容はなんであれ、たいてい夕方から早い夜にかけて終わる。仕事を終えてみんなで食事を、というスケジュールを組んでいるからだ。 多くの場合、繁華街の片隅にある店で仕事のスタッフたちと食事。現地の料理に、みんな喜ぶ。 食事を終えて外に出ると、なんだか繁華街全体の光量が落ちている。あきらかに人通りが減り、すでに看板を下ろしている店もあるからだ。 これから飲みに行こうという連中に対し、たいてい現地スタッフが、 「

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          「紙上トークレッスン」とは?

          今度出る『トークの教室』という本には、「特別企画 紙上トークレッスン」という一章があります。 これ実は、オードリー若林さんからの、 「青銅さんが誰かのトークにアドバイスする様子を読んでみたい」 というリクエストなのです。 正直、私は「困ったな…」と思いました。だって、私のアドバイスが正しいとは限らないし、アドバイスしたから必ずいいトークになるとも言えないですしね。 でもまあ、「社会人/学生/芸人の3人でやってみよう」となりました。実際に出版社の会議室に集まってもらい、私と

          「紙上トークレッスン」とは?

          トークの教室~「面白いトーク」はどのように生まれるのか

          本のまえがきにも書いてますが、オードリーの若林さんに何度も勧められたのが、この本を書くキッカケです。なので(発案者の責任として?)帯のフレーズをもらいました。なんだか、パッと見「お金が儲かる本」みたいになっちゃいましたが。 この本を読んでもお金は儲かりません。けれど、お金ではないナニカが豊かになって得をする、ということはあると思います。 はじめに 第1章 「面白いトーク」という呪縛 第2章 トークの構造 第3章 「つまらない」にはワケがある 第4章 トークの「切り口」 

          トークの教室~「面白いトーク」はどのように生まれるのか

          ビジネス会話改造論4~オジサンと野球とビジネスと

          「月刊機械技術」に連載しているコラム。雑誌では、ページの都合で元原稿が少し短く加工されています。そこで、雑誌の了解を得た上で元原稿をUPします。今回は1月号(第4回「オジサンと野球とビジネスと」)。 途中までなら無料で読めます(定期購読マガジンの方は全部読めます)。 現在出ている2月号には、次のコラム(第5回「国会話法をパクる」)が載っています。最近多くの方が気になっている「させていただく」の多用について書いてます。書店で手に入ります。読んでいただけると嬉しい! (このサ

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