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29/47の福井は3/13

d47落語というプロジェクトを、もう12年続けています。全国47の都道府県に、ご当地の新作「同時代落語」を創って、柳家花緑師匠に演っていただくという企画。
2012年の東京都「パテ久」から始まって、今回の福井県で29作目になります。それが、タイトルにある《 29/47 》の意味。

これが全作のチラシ

遅々とした歩みですが、もう半分は越えたわけです。我ながら「よく書いたもんだなあ」と思うし、花緑師匠に対しては「よく憶えたもんだなあ」と思います。

先日、東京・渋谷ヒカリエでお披露目の高座がありました。お客さんはいっぱい! たぶん大半が福井県とは縁のない方だと思いますが、受けて、笑ってくれました。嬉しい!
そう、私はその県の方しか楽しめない噺を書くつもりは、まったくないのです。その県の方はもちろん、他県の方も、落語を通じてその県の面白さ・魅力を感じてもらいたい、という思いで作っています。

そしてもう一つ、「落語って古典芸能で、なんか難しそう」という食わず嫌いな方のためにも作っています。「難しくなんかないよ。私たちと同じ現代の話だよ」と。そういう意味で「同時代落語」と名付けたのです。

私はなぜか福井放送とご縁があり、30年前にラジオドラマを書いたことをキッカケに、その後何度も福井県を訪れています。いろんな企画に声をかけてもらい、一昨年はこんなドラマも書きました。
ですから、福井県にはちょっと思い入れがあるのです。

d47落語会は、東京と現地でそれぞれ行うのが特徴。
現地・福井では3月13日に、福井市の国際交流会館で行います。これが、タイトルにある《 3/13 》の意味。

落語会の中味は、
「スタンプショー」
「古典落語一席」
「洋服に椅子でご当地の新作同時代落語一席」
「柳家花緑・藤井青銅・ナガオカケンメイ&『dデザイントラベル福井号』神藤編集長でのアフタートーク
(この落語はどうやってできたか? 外から見た福井県の魅力は?…など)
となっています。
ちょっと普通の落語会とは違う構成でしょ。え? 冒頭の「スタンプショー」ってのが、なんだかわからないって?
……ですよね。会場に来ていただければわかりますよ。

福井県はいま、3月16日の北陸新幹線の福井県・敦賀延伸で沸き立っているところでしょう。残念ながら、落語会は開業の3日前。惜しい!
開業のお祭り騒ぎの中にこの落語会も混ぜてもらえると嬉しい。一緒に楽しみましょう。
福井県の方、お待ちしてます!

開業後、再演で呼んでもらえるのが夢!

お読みいただき、ありがとうございます。本にまとまらないアレコレを書いています。サポートしていただければ励みになるし、たぶん調子に乗って色々書くと思います! よろしくお願いします。