小百合さん

アパレルブランドのプレス、映画ライターを経て、現在はイベントプロデューサーとして活動。…

小百合さん

アパレルブランドのプレス、映画ライターを経て、現在はイベントプロデューサーとして活動。第9回アンデルセンのメルヘン大賞受賞

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    色彩についての想い、あれこれ。 彩りに満ち溢れた人生の過ごし方を実践中。

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【わたしが幸せになるまで】    吉川ひなの 著 幻冬舎

たまたま最近のファッション誌で見かけた吉川ひなのさん。 いつの間にか大人っぽくなっていて、二児の母になっていて、ハワイからのリアルな日常生活を発信しているのに驚きました。 わたしは彼女がティーンエイジャーでデビューした瞬間を目撃したことがあるので尚更です。確か、朝日新聞の一面に掲載された新宿伊勢丹のイメージモデルが、彼女の始まりでした。 え! この娘だれ? 大きな瞳に長い手足と長い髪、新鮮で無垢なオーラを強烈に放っていました。 次に見かけたのは、今や伝説のファッション誌

    • リリーのブックレビュー

      • 2020コロナの影響で大躍進したお弁当作りのIQ

        今年はわたしにとって、お弁当IQが大躍進した年でした。 もともとお弁当作りが大の苦手。 毎朝コンビニダッシュしてレトルトのご飯と冷凍唐揚げを買ってきて、チンして詰めて、息切れしていたDDM(だめだめママ)でした。 そんなわたしが一大改革できたのは、実はコロナの自粛期間のおかげでした。学校が休校となり、キッチン、お弁当箱、段取り、栄養、盛り付けまでを徹底検証し、SNSや本で学びながら実践してきた半年間でした。 そして、お弁当IQも体力も精神力もついてきたここ3か月ほどで、

        • 美しき名将

          中田久美 バレーボール女子日本代表監督 環境を美しく保つ感性がなければ勝てない 息子がバレーボールに夢中なので、一緒にテレビで観た女子バレーボール世界選手権のアジア大会。 すらりとしたプロポーションに清潔感溢れる美女揃いの日本代表チームの選手たちの中、ひときわ強いオーラを放っていたのが中田久美監督。思慮深く、知性に溢れている。すらりとした現役選手にまじっているので目立たないが、中田久美監督も高身長ですらりとしたプロポーション。バランスよく見えるショートボブもさり気なく決ま

        【わたしが幸せになるまで】    吉川ひなの 著 幻冬舎

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          10本
        • 息子のバレーボール応援日記
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        記事

          お弁当すらも美しく

          滝沢真規子 ファッションモデル 真の美しさはディテールに宿る 今や多方面で活躍している滝沢真規子さん。 雑誌の専属モデルや化粧品のCMにも出ていて、ファッションセンスも抜群だというのは知っていたけれど、私とはテイストも体型も違うと思い、着こなしやクローゼットの参考にはならないと思っていた。 ある日、Instagramで美しいお弁当の写真を発見! 誰が作ったのかなと、わたし自身もお弁当のInstagramを投稿しているので、気になってたどってみました。そこには、誰か分か

          お弁当すらも美しく

          好きの情熱と完コピの才能

          ゆうちゃんず インスタグラマー ユーモアを込めて、本気で楽しもう たまたま目に留まったInstagramで、本気で宝塚メイクを披露していたのがゆうちゃんず。本物のスターに負けない、なりきりっぷりと宝塚愛。なんだか気になる女性でした。純粋にメイクやスターになり切るのを楽しんでいるのを見ると、こちらまで楽しくなって、気がつくと1日の疲れが癒され、笑わされていました。 コピーするって、実はすごい才能です。 学校では教えてくれないけれど、天才ってこの能力が高いんだと思う 音楽

          好きの情熱と完コピの才能

          ファッション界の新世代ミューズ

          キャロライン・ダウア ファッションブロガー 自ら時代を創り出す行動力と美意識 彼女がディオールを大胆に着こなしたファッションスナップを見て驚いた。 どちらかと言えば、リッチな年配マダムが着こなすブランドを、実にフレッシュに、大胆に、若々しく解釈し、それでていてディオールらしい品格を保ちながらのコーディネート。 しかも全てのアイテムがネービーという地味目な色のワントーンコーデ。一般にお洒落と言われるパリジェンヌにはない感性とドイツ生まれの完璧な美貌。 ミレニアル世代のフ

          ファッション界の新世代ミューズ

          今夜は温かいポタージュを

          Christmas Story Day10 メリークリスマス! サンタクロースは無事に我が家にもやってきた。NORADの追跡記録によれば、我が家には深夜02:58に到着して、76,895,523,482番目に配達終了したらしい。 ベランダの洗濯ポールの位置をずらして、サンタクロースの着地点を確保しておいたし、念のため、玄関もきれいにしておいた。どちらからでもアクセスできるように。 ツリーの下に置いておいたミルクとジンジャークッキーもなくなっていた。おそらく02:58

          今夜は温かいポタージュを

          今夜、サンタはあなたのもとに無事に飛行し続けています。

          Christmas Story Day9 毎年恒例、北アメリカ航空宇宙防衛司令部の12月のハイライトミッションが、サンタの追跡サービス。 1957年に始まったこの任務。 実はシアーズ百貨店がクリスマス向けの新聞広告に、サンタクロースと話せるという電話サービスを掲載しました。 ところが、なんと、電話番号のミスプリントで、あろうことか、その電話番号は北アメリカ航空宇宙防衛司令部の、大佐の赤電話、レッドラインと呼ばれる緊急ホットラインだったのでした。 サンタクロースと話をし

          今夜、サンタはあなたのもとに無事に飛行し続けています。

          Believe!

          Christmas Story Day8 (← Day7の続き) わたしを握るリックの腕からSiri の声が電子の波動となって伝わってきた。東京行キ新幹線ノ発車時刻ガ1時間後ニナリマシタ。 「一緒に来いよ」 リックがそう言ってきた。あまりにお気楽に、いつもの冗談のようだったから、真に受けなかった。 「……今度ね、東京は近いから」 と、わたしはリックの手を振りほどく。 アップルウォッチのデータ共有が終わったみたいに。 近いだなんて、嘘。わたし、嘘をついている。 コロナで

          あなたにはもう騙されない

          Christmas Story Day7 息子には黙っていたけれど、わたしはサンタクロースと電話で話した。あれは本当にサンタクロースだったのか、それともリックだったのか。 リックを元カレと言うには微妙だ。 あの頃、わたしはファッション業界のど真ん中でうろうろしていた。業界の目まぐるしさに付いて行くのがやっとだった。駆け出しのデザイナーだったリックとはあちこちで接点があった。業界人の集まるパーティーで心もとない気分で出席していた時にリックを見つけただけで、安心できた。彼がわ

          あなたにはもう騙されない

          クリスマスとピアノと幼かったきみと

          Christmas Story Day6 「コードについて教えて」 土曜の昼下がり、珍しく息子がわたしに訊いてきた。 「今どうしてもどうしても知りたくてたまらないの」 意外だった。 息子はママに何かを訊くなんてことはしない。 知りたくて知りたくてたまらないことは、たいがいの場合、Siriさんが答えてくれる。もしくはGoogle で検索する。 しかもコード? そんなの、学校のプログラミングの授業で習ったと言ってたじゃない? 課外授業でも何度かコードは教わっている。コードに

          クリスマスとピアノと幼かったきみと

          いつかきみに分かる日がくるまで、今は奇蹟について黙っておくね

          Christmas Story Day5 12月に入って、2回目の日曜日。 映画『34丁目の奇蹟』を息子と一緒に観た。 1994年の映画ということで、しかもさらに昔に遡った1947年の映画のリメイクだと聞いて、最初、息子は気乗りしない様子だった。 自分が生まれるずっと前の時代の話で、iPad もiPhone もGoogle もAmazon も存在していないから。 物語のヒロインはニューヨークの34丁目にある百貨店コールズのイベント部長。12月の重要なクリスマスイベントの

          いつかきみに分かる日がくるまで、今は奇蹟について黙っておくね

          もしもし? 北極からですか?

          Christmas Story Day4 カフェを出て石畳の遊歩道を歩いているとiPhone がポケットの中で震えだした。 同時に聴き覚えのない、華やかなベルの着信音も鳴り渡る。ヨーロッパ中の教会が一斉にベルを鳴らしたらこれほど響くのかも知れないと言った勢いで、iPhone がポケットの中で鳴り響いている。 あまりの大音量に道往く人がこちらを振り返るから、わたしは慌てて遊歩道を小走りに、横断歩道を渡りきり、近くの石垣公園に走り込んだ。 いったい誰からだろうと、ヨーロッ

          もしもし? 北極からですか?

          そうだ!ミスター・サンタクロースに予約いれなくっちゃ

          Christmas Story Day 3 去年、サンタクロースと遭遇したカフェにやってきた。店内はソーシャルディスタントのため減席しているので、外のテラス席に座った。2020年の12月。地方都市でもコロナの影響で、街中はどことなく活気がない。 少し雪が散らつく中、エキストラホットのクリスマスブレンドが熱く体に染み渡る。隣のテラス席に幼い兄弟を連れた母親が座った。5歳と6歳くらいの年子の男の子たち。温かいスチームミルクを飲みながら、騒々しくサンタクロースに何をお願いするか

          そうだ!ミスター・サンタクロースに予約いれなくっちゃ

          バレーボール応援日記

          「おい、お前、ガンフーだな。見たことあるぞ!」 身長も筋肉もオーラも圧倒的にデカい。強豪校の主将でエースアタッカーに息子が声を掛けられた。眩しいほど憧れの人だ。相手は3年生。息子はまだ2年生。 ガンフーとは、岩フー。 岩手大学附属中学校が、よそではちょった揶揄された呼び方をされているなんて、初めて知った。 12月から通い始めたバレーボールアカデミーU15での出逢いのひとつ。どうしてもバレーが上手くなりたい、どうしても中学のバレー部で勝ちたいとの想いで、息子が自分で調べて

          バレーボール応援日記