見出し画像

火球流る【2020/7/2】

4時に目覚めてTwitterを見ていたら、昨晩、火球が現れたという。
息子氏が宇宙大好きなので、朝のニュースでやってくれたらいいなと思いつつ、日記を書いている。

気づけば7月となり、2020年も半分が過ぎた。
この半年でわたしの生活はがらりと一変した。
競馬ライター業を一旦休止にし、俳句の世界に注力するようになった。
子育てをしつつ、俳句にあけくれている。
今までの多忙さと比べると、なんだか隠居生活のような日々だと感じる。

しかし、とても心は穏やかだ。
それは嬉しい変化で、イライラして息子氏を怒ることもなくなったし、家庭に笑顔が増えたと思う。
また縁があればがっつりとライターもしたいが、今は心身の平和を最優先にしたいので、しばらくはいいかなとも思う。
必要最低限のライター業をしつつ、俳句に勤しんで、家庭を守る。
今はそのバランスが非常に良いのだろうなと感じている。

成功したいとか、お金を稼ぎたいとか、思わないわけではない。
正直、以前はそういった野望を強く持っていた。
けれど今は、心身ともに健康で、家族や近しい友人たちと過ごすことの方が重要だと思っている。
「つまんない人間に成り下がったな」と思う人もいるかもしれない。
けれどわたしは、心身が悲鳴を上げるほど必死に働くことはそんなに偉いことではないのだと気づいてしまったのだから、仕方がない。
人生の充実度は、仕事が出来るかどうかでは計れない。
多忙だったあの頃はたしかに充実感はあったけれど、今はまた違った充足感がある。

深夜の火球が燃え尽きずに地球と衝突していたら、今のわたしは存在しなかったはずだ。
こんな日記を書くこともなく、あっさりと最期を迎えていただろう。
そう思うと、迎えられた朝が、今日という日がとても愛しく思える。

生き延びてしまったからには、思いっきり生きてやろう。
また、今日がはじまっていく。


■今日読んだ本

片山由美子「俳句を読むということ」を読む予定。


今日もよくできました。
明日ものびのびと生き延びよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?