「年賀状はもう書きません」
こんな内容の年賀状が、飛ぶように売れているらしい。

朝のニュースで話題になっていて、
初耳でした。
結構需要があるようです。

それだけ、年賀状を書かない方が多くなっているんだろうな。
やっぱり時代の流れなのかな。

私自身も、
最近は数枚しか年賀状を書いていない。

以前の職場先輩や従姉妹とは、
毎年年賀状をやり取りしている。
手書きの文字を読むと、
やっぱりあたたかい気持ちになります。

中学生の頃は、
理想科学の「プリントごっこ」で
毎年せっせと年賀状を印刷していた。

デザインのイラスト集が販売されるので、
それを専用のフィルムに焼き付けるようにプリント。

インクをのせて、芋版のように
1枚1枚丁寧にスタンプしていく。

私は、
ランプがピカンッ！と光る瞬間が１番好きで、
キレイにスタンプできるか1枚1枚見ながら、ドキドキしていた。

作るだけでワクワク楽しかったな。

それがいつの間に
年賀メールになったんだろう。
気が付いたら、プリントごっこもやらなくなってしまった。

仕事柄、職場の皆には1月3日に会えるので、
お互いに年賀状は書いていない。
年末年始の当直受診分、
会計内容の確認と、レセプト点検をやります。

学生時代の友達や、音楽仲間の方にも
いつの間にか自然と年賀メールを送るようになった。

なので
文字を書く機会は、激減しているなあと思う。

それでも、
年賀メールにも気持ちをしっかり込めるのは変わりない。

「今年も1年、本当にありがとう。
　また来年もよろしくね」

そんな気持ちを込めて、丁寧に送る。

手書きの文字ではなくても、
言葉づかいや字面に１人１人、その人らしさが表れるんだなあと思う。

年賀状でも
年賀状メールでも、
送ってくれたり、送りたい人がいるのは本当に幸せなこと。

形式に拘らなくても、
お互いが心地よい形でやり取りできるのが
１番だと思う。

臨機応変で良いのではないかな。

今年も真心を込めて
年賀メール、年賀状を送ろう。