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家で仕事できますか?の回答

家で仕事できますか?ゴロゴロしちゃわないですか?
って質問デフォでされる。
特に会社で働いてる人に関しては気になるところだと思う。

メリハリつけるのが難しそうという印象かもしれない。
僕ももともとサラリーマンだったし、会社で働いてる期間の方がまだ長い。
この家で仕事できますか?という質問に答える前に前提条件を伝えるとみんな納得する。

ゴロゴロしてても生活が大丈夫ならゴロゴロする。

ん、あーなるほど!ってなる人が多い。要は株式会社個人みたいなものなのでメリハリ以前に仕事が暮らしの担保に直結している。逆にゴロゴロできるとでも思ってるの?くらいに感じてるかもしれない。

ここで会社に守られているからこそ、想像しちゃう「家だと仕事できない」って認識がある気がしている。そんなこといってられない世界線だったりします。これだけいうとやっぱり大変なんだなぁという感じで終わるんですが、続きがあって。

休むことも仕事の一つですよ。

って付け加えると、また話が動く。ようはゴロゴロせずに働きまくれば生活は守れる。でも、それで体を壊したらゴロゴロ以上に生活が壊れる。プロ野球のピッチャーも毎日投げないのと一緒でどこまでいくと怪我をして、能力を落としてしまうかを考えるのと同じ。

そういう意味でメリットもデメリットも色々あるけれど、株式会社個人の観点でいくとアスリート感覚で働く人間にとっては、家はベストな気がしている。すぐベッドがあって、食事も自炊でコスパがいい。集中しすぎて疲れたなと思ったら、猫を撫でて少し横になる。復活したら仕事の続きをとりかかる。出勤時間も秒単位。メリットの方が僕の場合は多かった。事務所構えたとしても徒歩5分圏内に作ると思う。

家で仕事できない問題の大きな認識ミスは、どこに帰属しているかで仕事がもつ本当の意味が少し変わってしまうところである。

株式会社個人の仕事は、常に自分の暮らしと直結している。頑張れば儲かるし、休めば1円ももらえない。サラリーマンの人は、努力の結果の報酬がフィードバックされるまでに凄い時間がかかる。なので家で仕事しなければいけない状況になると直接的な報酬がなく、家に仕事が持ち込まれ、本来休むための意味合いがあった家に異物として仕事が入る感じに近いかもしれない。

僕もサラリーマン時代、仕事を持ち帰って週末働いたりしていたときは、なんで休みの日に家で仕事しなきゃいけないんだろうという、解せない不満があった。しかし、今帰属が自分の会社となると一変して、少し暇だし来週のタスクやっておこう、なんていうことがポジティブに起きる。

それは未来の自分にゴロゴロタイムを与えるためでもあるし、仕事が生活に直結しているからこそ起こせる行動でこれがサラリーだとなかなか難しいモチベーションな気がしている。

怪我したり、体調崩したら終わり。
それは本当アスリートと一緒で、健康も精神もいい状態を維持することも含めて「仕事」なのだと思う。そういう意味で、僕は独立してから、これが仕事かぁ!と感覚的に理解でき感動した記憶がある。

サラリーマンだめだよーとかは思ってない。圧倒的に守られるし、安定している。しかし人の性格によっては、(僕みたいな人間性からすると)この仕事との関係性が心地よく厳しく正しい気がしているのです。

Photo by Ylanite Koppens from Pexels https://www.pexels.com/photo/three-white-ceramic-pots-with-green-leaf-plants-near-open-notebook-with-click-pen-on-top-796602/

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