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音楽は宝だ

yum聴きながら、もう本当最高だよっていうのをペタペタ貼りつつ書いていく日記。

めでたし、めでたし。
生で聴きたい。やっぱ音楽はいつでも僕らの味方でいてくれるなと思う。

子供の頃から、音楽が好きで本当たくさんの音楽を聴いた。いわゆる雑食。なんでも聴く。なのでyour unknown musicは僕のために作ったみたいなもの。大学では大して上手くもない歌でバンド活動を4年間。本当にキラキラした時間だった。お客さんが他の出演バンドだけとかね。0人から100人や数百人、学祭とか人の波、たくさんの出会いと挑戦をもらえた。

最後のライブは京都で一番お世話になったウーピーズ。
今まで一緒に頑張ってきたバンドたちと騒ぎ暴れ倒す。
スピーカーによじ登って、俺たち音楽やめちゃうけど、音楽はずっと俺らのそばにいてくれるから、だから、またどこかで遊ぼう。
そういって最後の曲を演奏した。今まで作った曲全てをやったので、もう僕の喉は限界で、満杯のお客さんが一緒に歌ってくれた。僕らの音楽が、僕らの言葉や想いが、みんなに届いたんだって、感動しちゃう風景だった。

ライブはいつだって楽しくて、1ヶ月に4~6本出るとか、それが4年続くもんだから、4年かずっとパーティーしているようなもんだ。決して安くはないチケットをみんな買ってくれて、遊びに来てる。

CDを家で焼き続けて、一枚一枚メンバーとしゃべくりしながら入れ込んでいく。深夜のスタジオで汗だくで練習して、良かったところ悪かったところをぶつけ合う。人と向き合うこと、表現することの大切さを学んだ。

生きてればいいこともわるいこともある。
そんな波打つ感情を心で運んで、それが音楽に注がれて、盛り上がったライブの帰り道、酒臭い体で一人暮らしの部屋をゴールにとぼとぼ歩く。今日も最高に楽しかったなって思いながら、真っ暗な部屋に明かりをつける。
おやすみの風景は目に焼き付いたお客さんの顔と明滅するライト、少しだけ残るキーンとした耳鳴り、あぁ明日の講義もこれは出れないなと目を閉じる。

友達のバンドマンが急死した。その知らせを聴いた時、言葉が出なかったことを覚えている。歌詞を書いてると、その瞬間の感情が文章になっていく。時間が経つとともに当時の言葉の意味が若いなと思う時があった。そうか自分も成長しているんだと。

バンド仲間の急死から出来上がった曲がある。その歌詞をぼんやり思い出す。もう17,8年前の言葉だ。でも、その言葉は古く感じなかった。歌詞を思い出せるのはバンドメンバーだけかもしれない。けれど、言葉の意味は埃を被らず、今もそう、うん、こういうことだと思えた。

怖い映画一緒に見たり、帰りの電車で未来の話をしたり、家でジャンジャカ曲を作ったり、たぶんあの4年間が、仲間と作り上げる喜びに気づいたんだろうと思う。もう家族みたいなやつら。元気かな、みんな。

日々はあっという間に進んでいくね。結婚したり、親になったり、君の暮らしに音楽はなってるかい?ヘッドフォンから聴こえてくる音楽は、いつもそっと背中を押してくれる感じがするよ。生き間違ったり、悩んだり、悔しかったり、嬉しかったり、いろんなとき、呼吸をするように再生ボタンを押す。音楽は空気の振動で届く誰かの感情だ。僕はずっとそう思ってる。

あの日の火花を覚えてる?
18歳の頃のカラオケルームで大暴れした僕らはテレビから火花が散って、転げ回って、叫び続けた夜を、あの夜を覚えてるかい?
誰にだってある夜。帰り道で一緒にバンドやらない?って一言で僕は多くのものを手に入れることになったよ。吉牛いかん?みたいな感じの言い方だな。でも、そのくらい当たり前に人生を左右するものごとってやってくる。

いつだって、音楽を再生するのも、停止するのも、君が決めてることなんだ。あの道の角を曲がったら、どんな風景が広がるか、僕らは知らないんだ。だからこそ、僕らは歩くわけだ。誰か天才が作った道案内のテクノロジーがあればさ、君を迷わすことなく目的地へ届けることができる。でも、それは本当に君が求めた目的地かな。迷ったり、遠回りしたり、その道の先で行き着く場所が本当の目的地だと思うよ。今、君は自分の意思でその音楽を聴いてる?

レコード、CD、MP3、ストリーミングって音楽が届く方法は変わって来たけど、機械がオススメしてくる君が好きそうな音楽って退屈だと思ったんだ。それは機械が迷わず道案内してくれるのと同じで、歩きやすい効率的な道を示してるだけでさ、本当はもっといろんな道や音楽があるんだ。

その知らない道で多くの新しいことに出会い、私い目的地へ運んでくれる。知らない音楽と出会うことって、そういうことだと思うんだな。

君の暮らしに新しい音楽との出会いはある?
僕は毎日あるんだ。すごい幸せなことだと思う。毎回、うわーってなるくらい鳥肌たったり、ドキドキしたりする。

僕はもう音楽はやめてしまったけれど、音楽の凄さはとても知っていると思う。これまでたくさんの音楽が僕の背中を押してくれたから。ワクワクして歩いて帰るときも、寝れずに布団に転がってる時も、いつも音楽が流れている。音楽はいつもずっとそばにいてくれる。

君の暮らしに良い音楽が届くことを願って。
あなただけの再生ボタンを押してしまえば、あとは音楽が君を遠くまで運んでくれるよ。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。