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DNAの不思議:生命創造・・・細胞は超小型コンピュータ

 生物の設計図はデジタル情報でDNAに記述されていて、細胞内にあって「リボソーム」と呼ばれる6bitのCPUが、そのDNAの文字列を1セット (2bit ×3) 毎に読んでタンパク質へと翻訳(変換)します。その遺伝プログラム言語は、ほぼすべての生物に共通です。DNAの最初の発見者であるワトソン&クリックは、ノーベル生理学医学賞を受賞しました。

 誰が設計したのかは知りませんが、DNAを記述する文字A,T,G,C を3つ並べたものの組合せは 4の3乗=64通りあります。6bitのアーキテクチャは64通りの指令を組むことができるので、生命に必要な20種類のアミノ酸の指定と開始命令、終了命令を表現するのに十分な数値なんですよね。

 DNAの二重螺旋は、相補的な記憶機能を持っていて、0と1が向き合っています。一方が破損しても他方の情報で自動修復できるRAID1(ミラーリング)の役割を果たします。


DNAの不思議:生命創造・・・細胞は超小型コンピュータ


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