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企業組織内の『ボタンの掛け違い』を解消できる!?『情緒的コミュニケーション』


■理屈が通る話をしているのにボタンの掛け違いが起こってしまう・・・

頭を悩ませるコミュニケーションギャップ

部下に対して業務の指示をする、ミーティングの場で自身の提案を説明する時、疑問を持たれないようにロジカルに伝えても、なかなか指示が徹底されない、相手が納得せずコミュニケーションギャップが生じてしまう。。そんなことが起こることがありませんでしょうか?

ロジカルだから通じるというわけではありません。

特にビジネスの場では論理的なコミュニケーションスキルが重視されるため、ロジカルシンキングやロジカルなコミュニケーションを身に付けるための人事研修がよく行われます。

ですが、それらの研修で得られる「論理的に物事を考える」ことが苦手な人が一定数存在します。

とはいえ、そういった物事を論理的に受け止めることを苦手とする人たちとも意思疎通をしていかないと、実際のビジネスをうまく進めることはできません。

■「男性脳」と「女性脳」

性別の違いで思考が異なる?

よく「男性脳」「女性脳」と表現される、男性と女性という性別の違いで思考が異なると言われています。

作家であり男女の関係における心理カウンセラーとして知られている、アメリカのジョングレイ 氏が男女の思考の違いを以下のような言葉で表現しています。

「男は金星から、女は火星からやってきた」

このジョングレイ 氏は著書の中で、男性と女性の脳の構造の違いを指摘し、お互いを完全に理解し合うことはおよそ不可能である、と述べています。

◆違い①:遺伝子情報

「論理」を重視する男性、「感情」を重視する女性

男性の脳は「論理性」を重要視し、女性の脳は「感情」に重きを置く傾向があります。つまり男性は「目的」に志向性を持ち、女性は「共感」が大きなモチベーションになるということです。

これは、人類が狩猟生活をしていた時代から続く遺伝子情報の影響とされています。

狩猟生活をしていた時代から続く遺伝子による影響

男性が担っていた狩猟活動は命がけであったため、最も効率的に獲物を捕らえることが優先事項でした。そのため、目的志向の脳が発達したと言われています。

一方、女性は外敵からいつ襲われるかわからないため、常に周囲と頻繁に会話をしてお互いの存在を確認し合っていました。そのため、女性にとってはコミュニケーション自体が目的としていました。

また、自分たちの住処の周辺で食料の採集を行う・衣服を作る・料理をする・子どもの世話をする役割を担っていたため、自分が居るコミュニティ内での協調性が大切でした。

◆会話にも起こる男女の違い

ミーティングや会話でも生じる違い

この男女の遺伝子情報の違いは「会話」にも表れます。

男性は会話にも「目的」を持って行います。そのため、会話の中に要点がしっかりあり、相手にその内容を伝えるという明確な「目的」があります。

それに対して女性は、話すこと自体が「親密さの象徴」であるため、会話に目的や明確に伝えたいことが必ずあるわけではありません。

そのため、脈絡無く会話が飛び火したり迂回するため、男性にとっては「要点は何なのか」を掴めずにストレスを感じる、という状況が生じてしまいがちです。

アドバイスをしてしまう男性、話したい・共感してもらいたい女性

つまり、女性が会話をする際は「自分の話に感情移入してもらい共感して欲しい」と考える傾向があります。

なので、会話をする相手が男性の場合「目的」を持って話すので、何かアドバイスをしようとしますが、女性側は「ただ話したい」「共感してもらいたい」という欲求のもとで会話をしていることから、男女間ですれ違いが生じてしまいがちです。

◆違い②:脳の構造

空間認識に優れる男性、言語能力が高い女性

男女間の違いとして遺伝子情報のほかにも「脳の構造自体」にも違いがあることが確認されています。

一般的に言われている「男性脳」と「女性脳」の違いとしては、男性は空間認識に優れ、物事を論理的に思考したり分析することに優れていると言われています。

一方、女性は言語能力が高く、周囲との協調を図りながら円滑なコミュニケーションを構築することが向いていると言われています。

この違いの理由としては、左脳と右脳の連絡回路である脳梁が、女性の方が男性よりも50倍も太いためです。

つまり、女性は言語や計算処理を司る左脳と、感情や直感、感覚を司る右脳との間を連絡する情報が男性と比較して圧倒的に多いため、右脳で生じる感覚や感情を、左脳が司る言語としてアウトプットすることが上手ということです。

そのため、例えば女性は、会話の中で過去の記憶を引き合いに出すということがしやすい傾向があります。

■ロジック(理屈)が通じない理由とは?

時に業務にも支障が出てしまう『ボタンの掛け違い』

男性と女性とでは思考パターンや脳構造が異なることから会話に対する意味合いも異なることを上述しましたが、男女問わずロジカルや理屈が正しいにも関わらず通じない場合、もどかしい思いに駆られることがあるかと思います。

ですが逆に、自分自身も「相手の言うことは正しいと理解できるけど受け入れたくない」「指摘が当たっているからこそ納得できない」ということもあるはずです。

◆相手との関係性によって変わる

例:ミーティングで指摘を受ける場合

例えば、会議の場で自分が提案した内容に対して「それを進めるのはリスクが大きいのでは?」と疑問を提起された際、自分も「そうかもしれない」と思ったとします。

その疑問を提起した人が自分との関係性が良ければ、自分の思慮が浅かったことを認めて譲歩するような発言をするかもしれません。

ですが、日頃から反発を感じている人であった場合、素直に引き下がる気になれず、相手の言い分に対して反論するためのロジックを展開しようとするのではないでしょうか。

例:上司が部下に指示をする場合

もしくは、上司から指示を受けた業務量が多かったり難易度が高すぎると感じたとしても、上司との関係性が良好な場合はヤル気を出して自分を奮い立たせるかもしれません。

ですが、上司との関係性が良くない場合は、最初から無理と決めてかかって取り組むため、結果として期限までに終わらないといった事態に陥る可能性が高いでしょう。

◆忘れてはならないのが『感情』『気持ち』

理屈だけでなく『感情』や『気持ち』で動く

上述のように自分に置き換えて考えてみるとわかりやすいのですが、相手の指摘や理屈を受け入れるかどうかは、その相手との「関係性」や相手に対する「気持ち」によるところが大きいと言えます。

理屈で判断し行動することももちろんあるかと思いますが、『感情』や『気持ち』で動くのが人間というものです。

そこで大切になるのが、『情緒的コミュニケーション』です。

■3種類の対人コミュニケーション

3つのコミュニケーション手法

『情緒的コミュニケーション』を含めて、3つの手法が挙げられます。

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