【海外マンガ事情】日本ホラー漫画『うずまき』の海外ファンを集めてみました#2
以前の記事では英語圏からYouTubeにあがっていたホラー漫画『うずまき』(伊藤潤二先生)のレビュー動画をピックアップしましたが、今回はイタリア語で発信されているレビュー動画を集めてきました!
というのも、どういう理由かイタリア語では『うずまき』に対する評価がめちゃくちゃ高いらしく、熱いメッセージを語っているレビュー動画が続々と見つかるのです。
たとえば、こちら!
このレビュー動画は、楳図かずおに始まる「日本ホラー漫画の歴史」から始めて伊藤潤二登場の漫画史上の意義(!)を語る、おそろしく詳しい解説動画です。動画開始5分頃から、ヨーロッパ美術の歴史や数秘術に現れる「うずまき構造」の歴史を語りに語りまくるあたりが、いかにも視覚芸術の国イタリアらしい受け止め方!うーん、Tu Hai Visto..!!
続いての方は、こちら!↓
これをアップしているKirio1984さんは他にも日本マンガのレビューをたくさんアップしています。Patreonで動画創作への寄付も募っている方のようですね。ご本人のプロフィール画面に使っているヘッダ画像からして、手塚治虫からの引用が入っていたり、日本マンガの歴史にまでそうとう詳しそうな、、、!
続いてはこちらの方。「マスターオブえっち95」(※略してMOE(もえ)と言いたいようです)というしょうもないネームで日本マンガレビューをアップし続けている方の『うずまき』批評。
ちなみにStar Comicsと言っているのは、イタリアでガンガン日本マンガの翻訳版を出している出版社の名前です。
この方のチャンネルを探っていくと出てくる大量の日本マンガレビューの作品選定センスに圧倒されます。『神さまの言うとおり』とか、よく見つけて読んでるなー。
↑ちなみに、こちらは同じ方が、ご自宅の本棚の日本マンガコレクションをえんえんと1時間40分ほど自慢し続けている動画。大量のマンガの他に、ベジータさんやザーボンさんのフィギュアが混じっていたり、本棚からあふれ出ている日本マンガへの愛情の熱さに・・・さすがにちょっと引きます(!)。私もこの動画を最後まで見たことはないです。長いよ!
というわけで、日本マンガへの熱さという点について「イタリアは、やっぱり、すげえな」という再確認となりました。愛情が深くて重いなあ、イタリアの日本マンガオタクの皆様は・・・!
子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!