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【海外マンガ事情】西欧各国での日本マンガ・ご当地コミックの売れ筋ランキング分析(2019.09.02~2019.09.08)※大戦中の日系人の苦悩を描いたアメコミがランクイン!

先週の記事に引き続き、今週分の「海外市場での日本マンガ売れ筋データ」の公表と考察を行いたいと思います(※データの収集方法はこちらの過去記事を参照ください)。

■amazon.comでのアメリカご当地コミック売れ筋トップ20:大戦中の日系アメリカ人の苦悩を描いた[They called us Enemy]が11位に登場!

まずは、アメコミ市場の確認からいきましょう。

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これは!日系アメリカ人俳優のジョージ・タケイさんの苦悩の思い出を描いた「They called us enemy]が11位に登場しています!

もともとアメリカ大陸の「日系人の歴史」というものに関心の深かった私にとって、アメリカご当地の売れ筋ランキングに本作が入ってくれているのは嬉しい限りです。ちなみに、ジョージ・タケイさんというのはこちらの方。

スター・トレックに登場する東洋人キャラとして、アメリカでは超有名、、、らしいです(私はスタートレックをよく知らないのであまりピンと来てはいないですが)。

■amazon.comでの日本漫画売れ筋トップ20:伊藤潤二先生の『溶解教室』が乱入してきたー!

続いて、アメリカ市場で売れている「日本マンガの翻訳版」の盛況です。

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伊藤潤二先生の『うずまき』が4位の座を取っているという人気ぶりもさることながら、10位に、同じ伊藤潤二先生の『溶解教室』がおりますね!

よくもこんなグチョグチョのもの、みんな好きですねー。いや、私も好きですがw。言われてみれば『溶解教室』はアメリカンなホラーコミックにも通じるグロ系統なので、あちら側でも理解しやすいジャパニーズホラーかもしれませんね。「表向きはとても腰が低くて謝罪上手な人が実は最凶の邪悪キャラ」というギャップの面白さは理解されるかどうか不安ですが。

■amazon.jpでの売れ筋コミックトップ25:『ザ・ファブル』は映画の影響かな?

最後に、普通に日本漫画の「売れ筋ランキング」集計です。

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『応天の門』『働かないふたり』の強さはここ数週間変わらない傾向。ただ、その下に『ザ・ファブル』が突然入り込んできましたね。これは映画の影響かしらん?

今週は、以上となります!

来週またデータが七日分揃ったところで、集計結果の公表と考察の展開を行います。

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!