先週の記事に引き続き、今週分の「海外市場での日本マンガ売れ筋データ」の公表と考察を行いたいと思います(※データの収集方法はこちらの過去記事を参照ください）。

■amazon.comでのアメリカご当地コミック売れ筋トップ20：バットマン「HUSH」のジェフ・ローブさんはめちゃくちゃ凄い人

まずはアメコミの状況から。

なんで一位にペーパーバックの『華麗なるギャツビー』が現れたのかは、何か最近映画やドラマにでもなったかしらと調べてみたものの、すいません、よくわかりませんでした。。。すなおにもっと「アメコミらしい」話題に目を向けるならば、二位にバットマンHUSHがきているのが目につくところ。

というのも、私は本作のライターであるジェフ・ローブさんのファンなのですよね。

アメコミの原作者としてのみならず、『LOST』のようなテレビドラマでも有名な、現代アメリカのエンターテイメント業界の重鎮です！

■amazon.comでの日本漫画売れ筋トップ20:『ジョジョの奇妙な冒険』が絶好調な週！

続いて、アメリカ市場における日本マンガ翻訳版のランキングです。

ついに『ジョジョの奇妙な冒険 第１部』が二位にまで浮上です！荒木飛呂彦先生のファンとしてはこれは嬉しいランキング。それにしても本作の英語題、『JoJo’s Bizarre Adventure』って、凄くクールな響きじゃないですか？この場合、「ジョジョ」の表記はJojoではなくJoJoなのですね。という細かいところが気になったり。

■amazon.jpでの売れ筋コミックトップ25:Dr STONEの時代ついに到来か？！

最後に、日本におけるマンガの売れ筋ランキング集計です。

前からランキングとして、「いつか爆発するのでは？するのでは？」と予測し続けてきたDrSTONEが、ついに予測通り、ランキング上位に来ましたよ。それも突然の一位出現です！

このランキングが私のような中年にも嬉しいのは、DrSTONEが古き良き「少年ジャンプの王道パターン」の復活に見えるからですね。ジャンプはその時代その時代にいろいろ屈折した作品も出してきましたが、やはりこのような「王道な少年マンガ」が鎮座していてほしいもの。DrSTONEはジャンプ史上における原点回帰ともいえるほどのひさびさの「王道少年マンガ」として、ヒーローアカデミアに続いて世界進出いけるんじゃないでしょうか？！

今週は以上となります！