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脳を牽引する器官「海馬」の語源Ιππόκαμποςが面白い!(きっとこれが夜の夢を持ってきてくれるのだ)

昨日の記事に続き『お化け屋敷で科学する!』を読み通す。幻想とか夢とかに憧れる私としては、人間の脳の中にある「海馬(かいば)」という器官の話が面白かった。

新しい記憶や思い出はまず海馬に集められる。

「新しい楽しい思い出」が刻み込まれるのはまずここ。

いっぽう強烈なストレスや恐怖を感じたときも、それは最初に海馬にやってくる。のみならず恐ろしい出来事は海馬にダメージを与え、トラウマや鬱病といった問題を引き起こす。

「よい思い出を上書きし、恐ろしい過去のトラウマを捨てる」ためには海馬の使い方が大事になるわけですが、私にはそれよりも「海馬」という名前の由来が面白かった。

語源の候補は、ヒポカムポスという、ギリシャ神話の幻獣。

カラダの半分が馬で、半分が魚、という幻獣で、絵画や彫刻で海神ポセイドンの馬車(?)を引っ張っている、あの動物ですね

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noteに展開したマガジンで古代ギリシア語にも興味を持って取り組んできた私のこと、ギリシャ神話が語源になっている科学用語となるとがぜん親近感が湧く。

ところでヒポカムポスは「タツノオトシゴ」の学名にもなっているそうですね。ギリシア神話の幻獣→タツノオトシゴ→脳器官の名称へ。

思い出を司る器官が「海馬」ならば、それは無意識的な想起や、夜見る夢の素材にも関わってくれているのではないか?などとシロウトなりに考えた私の頭の中では、

ギリシア神話の幻獣ヒポカムポスが、ポセイドンならぬ人間の脳を引っ張って、夢の世界・神秘の世界へ夜な夜な僕らの精神を連れ出してくれているような、そんなイメージを連想した

ところで海馬はストレスフルな生活をしているとたちまち萎縮して弱っていく、デリケートな器官とのこと。

心の世界を大切にする人は過度なストレスを避け、海馬クンを大切にしましょう!



子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!