【noteイベント参加レポート】ビジネスコミックのつくり方講習の感想まとめ:他の「教育コミック」の講習も是非やってほしい!!

昨夜の記事に載せた通り、note運営事務局(株式会社ピースアンドケイクさん)主催のイベントに参加してきました!

ビジネスコミックの編集をやっている、株式会社トレンド・プロの檜山さんを講師に、90分の熱いセミナーとなりました。

終了後「参加者の皆様はイベントについてnoteで拡散を是非!」との呼びかけでした、ハイ、もちろん展開させていただきます

以下、私がピックアップした「講習の内容で面白かったポイントのメモ」を3点共有し、最後に私が個人的に「マンガの可能性」について思ったこと&「noteで今後こんなイベントがあったら参加したい」と思ったことをまとめていきますね。

ポイント1:そもそもビジネスコミックとは?

講習での定義によれば、ビジネスコミックとは、

・ビジネス書として既に出版されている書籍をマンガ化にしたもの

・メンター(指導者)と呼ばれるキャラクターが主人公にノウハウを教える構造(メンターは大学教授だったりトップ営業マンの先輩だったり)

・ノウハウを実践した主人公が成長することで読者の共感を得つつ、ビジネス書の内容をわかりやすく伝える(主人公は一度ではうまくいかないで、段階的に成長していくことがコツ!

とのこと。

実例としてはトレンド・プロさんの以下の作品があげられておりました。ヒット作ですね。

重要なことは、原作となっているビジネス書と、マンガ化したものとでは、想定読者ターゲットが違う、という点。

「原作のビジネス書は男性向きの理論書なので、マンガ化版は若い女性層をターゲットにしましょう!」なんてことがよくあるそうです。

それにあわせて、マンガのテイストやキャラ設定が決まっていく。なるほど!

ポイント2:「わかりやすさ」と「おもしろさ」のちょうどよい関係を求めて

以下も、インスパイアされた話でした。

ビジネスコミックを買う人は「わかりやすい」ものを求めているのであって、「おもしろい漫画」を買うのではない

だから「おもしろ」を前面に出すと忌避される。早い話が、流行のエンタメ漫画(ジャンプ、マガジン、サンデー的な)の手法を取り入れたりはしないほうがいい

・かといって、本当に面白くないと買ってくれない(!)

・「まじめに教えてくれるわかりやすいマンガ」であるとアピールしつつ、ちゃんと「このヒロインは最後にどうなるのだろう?」といったドラマの面白さも感じさせること。「わかりやすさ」と「おもしろ」のバランスが大事

それゆえ上述のヒット作『伝え方が9割』では、メンター役が「もと敏腕編集者のオネエ」という、「濃ゆいキャラ設定」をおくことでオモシロ要素を入れたとのことです。

オネエキャラがぐいぐい伝えてくる「伝え方の理論」って、なるほど、アイデア段階で勝利してますね(笑)

ポイント3:ビジネスコミックライターは「我を殺し」「読者の為に書け!」

これは『伝え方が9割』のシナリオを担当したライター(星井博文さん)のモットーとして、昨夜のイベントで紹介されたものですが、これにはインスパイアされました!

ビジネスコミックのライターたるものは、

・我を殺せ

・求められているものを読者の為に書け

・仕事は「おもしろく」やれ

ということです。

なるほど。ですがこれって、ビジネスコミックに限らずすべての「表現」に応用すべきモットーじゃない?

我を殺せ、か!これはパンチのあるメッセージでした!私もこの点ではまだまだ未熟です、このモットーは今後深く自分の課題として刻んでいかないと!

ポイントおまけ:個人的に興味津々だった「コミックのライターというお仕事」

ポイント3点をかいつまんでお伝えしましたが、私がテキストライティングの世界で生きてきた人なので、「コミックのライターってどんな仕事?」の情報が面白かった!

イベントで講師の檜山さんが語っていた「コミックのライターになりたい人の心得」は以下の通りでした。こちらも参考に!

・マンガ1ページにはだいたい100文字くらいのセリフしか入らない、というテキスト量の制約を理解すべし
・設定の引き出しを増やそう(先輩と後輩ストーリーにするのか、いっそSF設定にするのか)
・ドラマカーブを意識した展開にしよう(いくらノウハウ本といってもドラマ性がないと嫌われる。主人公が一度は大ピンチになるなどの起伏をつける)
・取材ができたら完璧!

取材ができるライターであることは私のモットーでもあるので最後のは力づけられました!

「マンガの可能性」について思ったこと

ところで私がこのイベントに参加した理由ですが、もともとトレンドプロさんの以下の作品を高く評価していたからです

マンガでわかる統計学シリーズです。

かなり昔のことですが、なにげなくこのマンガを買って読み「統計学って面白いんだ!」とインスパイアされ、その後、本格的な参考書に進み、

数年後には、サラリーマンのキャリアとしてデータ分析の仕事に本当に携わることができてしまいました

マンガがきっかけで得意分野がひとつ増えたってすごいことじゃないですか。

マンガという表現形態に期待を寄せる所以ですし、私がこのnoteで連作している「日本MANGAの海外での可能性」についても、「教育マンガ」というジャンルには未知のポテンシャルが潜んでいるのではないでしょうか?

というわけで「教育マンガ」のイベントやセミナーをまたやってほしい!

今回はビジネスコミックということでしたが、

上記の「まんがでわかる統計学」のような数学や、歴史や文学や時事問題についても、マンガという表現形態にできることはいろいろあるのではないでしょうか。

まさに「わかりやすく」かつ「おもしろい」のバランスを取れるメディアということですね。

この点で、私がオススメしたいのは、イースト・プレスさんがやっている「まんがで読破シリーズ」

世界の名作文学をどんどんマンガ化しているな、と思っていたら、最近はついに哲学や経済学の理論書にまで踏み込んできているのです

私が特におすすめなのが、これ!

ケインズの経済理論をマンガでわかりやすく、なんてのは、さすがに無理だろう!?と思いきや

本当に、「わかりやすく」て「おもしろい」のです

イースト・プレス『雇用・利子および貨幣の一般理論 (まんがで読破 MD134)』

ハッキリ言って、日本で過去に出たどんな「ケインズ理論の解説書」の書籍よりもわかりやすいんじゃないでしょうか。これは凄い成果と思います!

マンガには、このような「知識を得る上での入門書」としての重要な役割が果たせるという点は、私ももっともっと追及していきたいと思いますし、

「ビジネス」以外の「スキルアップのための教育マンガ」のこともたくさん知りたく、このようなイベントを今後も開催していただき

「今回は時事問題コミックの編集の方が講師」「今回は文学コミック化の編集の方が講師」

などと続けていただけたら嬉しいな、と思った次第です!

note運営事務局さん、お願いします!

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