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【海外マンガ事情】西欧各国での日本マンガ・ご当地コミックの売れ筋ランキング分析(2019.08.12~2019.08.18)

先週の記事に引き続き、今週分の「海外市場での日本マンガ売れ筋データ」の公表と考察を行いたいと思います。(※データの収集方法はこちらの過去記事を参照ください)

■amazon.comでのアメリカご当地コミック売れ筋トップ20:先週に続き『ペルセポリス』が順調!!

相変わらずの「事件」は、アメコミ市場のランキング10位内にイラン出身作家による作品『ペルセポリス』が先週に続いて入っていること

緊張の度合いは違うかもしれませんが、あくまで比喩としては、日韓関係が険悪になっている最中にこそ韓国を舞台にした漫画がなぜか売れているというような意外さを感じました。

でも政治や経済で対立している時こそ「憎たらしいあの国の国民は何を考えているのか知りたい」と相手国のサブカルに手を出す人が増えるならそのバランスは凄くよいことと思います。ちょっと甘いかな?

■amazon.comでの日本漫画売れ筋トップ20(2019/08/12~2019/08/18)

続いて、英語圏で売れた日本漫画のランキング。

『アバター 伝説の少年アン』が3位に入ってきました、、、って、この作品はアメリカのアニメ出身だから日本漫画ではないぞなもし!アマゾンのカテゴライズって、、、。

また最近の私がnoteでしばしば話題にしている伊藤潤二作品についても、

『うずまき』の英語版がしっかりと第13位をキープ。伊藤潤二先生の海外マンガファンハックはまだまだ止まりそうにありません。

■amazon.jpでの売れ筋コミックトップ20(2019/08/12~2019/08/18)

最後に、比較のための日本のアマゾンの状況です。

応天の門が絶好調とは、日本のアマゾンユーザーの皆様も実にシブい!

ランキング内を各巻分散で荒らしているのはブログ出身の「働かないふたり」。

平安の伝奇モノ(応天の門)と現代の日常(?)モノ(働かないふたり)とがランキングを分け合っているとはなんてバランスの取れた結果なんだ!

そして今までノーマークでしたが、ずっとランキングのいい位置をとって動かない『山と食欲と私』も気になってきたり。

こうして見ると、amazonのデイリーデータを拾うというこの集計方法ではバンチコミックスがやけに強くなることに気づいたり?!


子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!