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忘れられない言葉

9月になってから急に暑さが「スン…」って感じで一旦落ち着き、驚く。といってもまだまだ蒸し暑いのだけど、湿度が8月に比べるとグッと下がってそのぶんかなり楽になった気がする。

最近は仕事の繁忙期で、そのせいで他のことが全然できなくなっていて、今月はもうすぐ1週間の出張があるのだけど、派遣なので特別手当が出るわけでもなく、ただいつもの給料でいつもよりしんどい仕事をすることになっており、普通に嫌すぎる…となっている。

しかも1週間も出張なのに洗濯できるところがないらしく、でかいスーツケースで行かないといけないだろうし、準備することを考えるとあまりに面倒で全てが嫌になる。しかも連日夜中まで働かされるらしいし。

そんなこんなでやりたいと思ってた勉強やリサーチが全然できておらず、というか働きながらそれ以外のことするのって本当に難しいんだなと実感中。そもそもこのブログを続けられるかさえ危ういのに。

だけどこれだけ働いても毎月の支払いに給料は全部消えていくし、経済的にせめてあと2年くらいは絶対身体壊せないプレッシャーもあり、毎日よく眠れないし、とにかく日々のドラマは避けたいし、働き続けられるようストレスは適度に逃してブーストをかける必要もある。

とにかく毎日残業のストレスも半端ないので、出張が終わったら旅行に行ってリフレッシュしようと改めて予算の計算。そしたらあらゆるものが値上がりしてて、これだけ働いても国内旅行に行く余裕さえなさそうなことが判明。
諦めようとしたのだけど、そしたら自分より全員が金持ちに見えてきて(実際はそんなことないけど、そういう気分になる)めちゃくちゃムカついてきたので、こうして人は毒されていくんだな、と実感をした。
人間なのでいくら大変でもそんなコンスタントに頑張ってられないんですよね。「完璧な貧乏人」しか認められない人たちは理解できないだろうけど。

ちょっとした告発みたいだけど、2018年にこのnoteを書き始めた時に友人の知り合いから「私は弱い立場に偽って何かを主張してましてや課金させるなんて死ぬほど嫌いだからな」と私が自分の貧困状態について嘘をついていて、人を騙してるかのように書かれたことがあった。これにはかなり傷付いて、このせいで困っている時に助けを求めたら誰かが助けてくれるかも、という社会への信頼も、私の貧困状態では声を上げてはいけないのか?と苦しいことに対してSOSを出す自信も失い、思うように書けなくなってしまった。
課金をお願いするとか全然クールじゃないし、むしろ恥だし、本当はやりたくないけどやっとの思いで助けを求めているのに、詐欺扱いされるとは思わなかった。実際に本当かわからないのであれば課金しなければいいだけの話なのに、自分より一回りも歳下の貧困状態にある人にこういう言葉を平気で吐く人がいるということがショックだった。

5年経っても今だにふとこれを思い出して心臓がどくどくするくらいには新鮮にしんどいし、腹も立っている。正直死にたくもなる。自分がしんどい状況に陥ってる時、よりによって、この言葉を思い出すのだ。
もちろんこういう言葉を投げつけてくるのはたった数人で、それ以外の多くの人たちはとても暖かい言葉をかけてくれたり、支援してくれたりしたのに。
でも、私はこういうひどいことを言われてもセラピーを受けるお金もないし、頼れるリソースもない。
最近も同じようなケースがあってこのことがフラッシュバックしたけれど、「本当に困ってる人」はこんな見た目やこんな行動をしないはずだ、というのが偏見でなくてなんなんだろうと思うし、ただでさえも困難の多い状況なのに、これからもこういう視線に晒されながら発信を続けていくのはきつい。そしてそういう言葉だけでなく、物語の中の、経済的に困っていない人の想像する「完璧な貧乏人」にさえずっと削られてきた。そもそも「完璧な貧乏人」を求めるということは、「完璧な被害者」を求めるのとほぼ同意義なのに、前者に関しては弱者の味方風を装いつつ、なんの躊躇もなくジャッジしてくる人があまりに多すぎる。

私の言動に対して上からジャッジメンタルな視線や言葉をぶつけてくる人がいる限り、エッセイを発信するのはとてもリスキーだと思う。最悪自分が死ぬかもしれないので。

だから私の発信で誰かをエンパワメントしたいとも思ってないし、そしてもう誰も私に相談をしないでくれ、と思っている。それに応えられる余裕があるはずがないので。

楽しくない記事になってしまったけれど、自分を守りながら生き抜いていくしかないですね。

こういう話もう何度もしているし、自分もつらいし、書いてても読んでても楽しいことないからいい加減辞めたいんですが、社会や他人からの加害が終わらない限り、そしてその傷が癒せる機会がない限り、定期的に繰り返していくしかないのだと思う。

次はもう少し前向きな話ができますように。
そのために何度もこういうことを書いているはずだから。

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