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突如盛り上がった!? リモート時代に社内でGatherが普及したわけとは

こんにちは! Showcase Gig の EM 田坂 @yuuuutsk です。

リモートワークが当たり前になった世の中でコミニケーションの課題を感じていたりしませんか? 弊社では以前いくつかのチームでバーチャルオフィスとしてGatherを導入した事例があったのですが、あまり持続しませんでした。 しかし、最近になって突然盛り上がってきたので今回はなぜ盛り上がってきたかを紐解いてみます! リモートワークにおけるコミニケーションの課題解決に少しでも役立てると良いです。

Gatherとは?

GatherはGather Presence, Inc.が提供するWebサービスで、仮想空間で仮想イベントが開催できます。 Web系企業で仮想オフィスとして使われていることを時折見かけますね!

簡単にできること

  • 近くにいる人と音声会議ができる

  • ビデオや画面共有ができる

  • 仮想空間の中を自由に移動できる

  • 仮想空間のレイアウトを創作できる

仮想空間に机をおいたり、ソファーをおいたりぬいぐるみをおいたりできます。 ゲームの中にいるみたいで、適度なゆるさの世界観がいいですよね〜

通路で不意に雑談が起こっていたり。(急に雑談が始まって通れなくなりました笑)

暖炉を設置すると、温かみのある音楽もながれてきます。

参考: Gather.Town で『環境音を再生するオブジェクト』を設定出来るようになりました

なんと、Gatherの中で対戦ゲームもできます!

あるチームでは、雑談会のファシリテーターを選ぶ時にゴーカート対決をしているとのことです...

料金について

無料プランは最大25人まで使えるとのことです。 弊社では全社員入れると有料プランが必要になってくるので、まずはプロダクトチーム近辺で使っている状態です。

参考

リモートワークでの課題

リモートワークの世の中になってきて、その環境ならではの様々な課題が各社でてきました。

例えばこれらの課題、どのチームでも今までに感じたことがあるのではないでしょうか。

  • 対面の場がなくなったことから、雑多なコミュニケーションが起こりづらくなることでチームビルディングに工夫が必要になった

  • meetやzoom(ビデオ会議)だと堅苦しくて、フランクな質問や雑談がしづらい

  • slack(テキストコミニケーション)だとある程度フランクに話せるが、対面と比べて気軽さを感じない人もいる

チームビルディングが進んでいて、心理的安全性が確保された環境で「フランクにコミュニケーションできるよ!」とか「本質的な議論はしやすい」といった状況であればこういった課題は強くないはずですが チームビルディング途上のチームの場合は、何らかのチームビルディングの手段を講じていくのではないでしょうか。

その手段の1つとしてGatherいいぞ!と感じられるような知見を共有できれば幸いです。

Gatherのネガポジや向き不向き

まずネガポジについてプロダクトチームの2人にヒアリングたところ、ポジティブな意見がほとんどで以下の事が挙げられました。

  • 質問しやすい。

  • 人がいて、一緒に働いている感じがする。

反面ネガティブな意見は大きなものがほぼなく、強いて言うなら

  • meetやzoomなどのほかのツールと比べてノイズキャンセリングが劣ることでタイプ音や環境音が聞こえる という声がありました。

また、日々の業務においてGatherの向き不向きについても聞いてみました。

向いていること

  • 雑談タイム

  • チームビルディング

向いてないこと

  • ホワイトボードやメモはしづらい

  • 他の人に聞かれると嫌なことは話せない

ヒアリングしたり自分で使ってみてわかったこととして万能ではないものの、使い所を見極めて活用する分にはとてもいいツールだと感じました。

向いていないことはmeet・zoom・slackなどで補えば良いものですので、適材適所に活用していきたいですね!

なぜ普及したか

ここまでGatherのことについて書いていきました。

ポジティブな意見が多かったのですが、Gatherが以前社内で導入された時は定着しませんでした。

今後Gatherを取り入れていこうとしている方に向けて、どうすれば定着するかということに触れていきます。

それには仮想オフィスとして利用する場合のGatherの特性と利用者のペインを理解して、戦略的に取り組む必要があります。

仮想オフィスとして利用する場合のGatherの特性

仮想オフィスとしてう使う場合Gatherは一人で使ってもあまり意味はなく、その環境に数人いることが大事になってきます。 SNSと同じで鶏卵問題があると言えるでしょう。

左右の画像を見比べて、人の居ないGatherは空虚感があるとわかります。

利用者はサービスに価値を感じなければ定着はしません。まずは定着するための環境を作ることが必要になってきます。

例えば4人で使い始めたとして、その人達はまだ価値を感じている状態ではなくみんなが常にGatherにいるとは限りません。 meetやzoomの会議だったり集中してGatherのことを忘れていることもあります。 そんな中別のメンバーがGatherに来た際、誰も居ないとそこから徐々に利用者が減っていき廃れてしまいます。

定着したきっかけ

Gatherという必然性がないツールでは、鶏卵の状態をいかに脱するかということが重要といえます。

大前提、リモートコミュニケーションに課題を感じる人が必要になってきます。

弊社ではその延長に、「Gather使っている会社あるよ」「Gatherをチームで使ってみよう」といった声がありGatherの導入機運が少しずつ高まって来ていました。

今回流行り始めたきっかけとして、その環境下で20人程度一気に利用者を確保できたことがあります。

フランクに話す場が欲しいと感じている2つのチーム同時にGatherへ来てみてと声を書けてみました。 そこからその動きを観測した2チームが興味を持ってトライアルで使い始めてくれたり、チームの会議をなるべくGatherで開催するよう働きかけてくれました。 これらの働きかけにより誰かが抜けても誰かいる環境ができ、徐々に浸透していきました。

現在きっかけから2ヵ月程度立ちましたが、常に10人前後はいる状態が保たれています。

Gatherを定着させるにあたって「Gatherで会議してみるね」や「まずはGatherに居てみよう」など協力的な人がいたからこそ成り立ったものです。 きっかけはあれど、一眼となって進めるのに大事なのはやはり何事も課題の共通認識ということを実感する機会でした。

定着してからは、Gatherが流行ってきて個人的にもみんなで仕事をしている感じや話しかけやすさというところがとてもポジティブでもっと早く導入していればよかったなと感じています!

リモート時代のコミュニケーションツールの利用事例としてこの知見が参考なると幸いです。

終わりに

Showcase Gigでは、一緒に働く仲間を探しています!

この記事ではエンジニア組織の文化を少しお見せしましたが、もっと知りたいという方は以下の採用ページを御覧ください!

Entrance Book for Product Team

今後もエンジニア組織の文化をNoteやイベントを通じて発信していきます。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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