新しい段階へ~アトピー性皮膚炎との向き合い~

はい、こんにちは
サイエンティフィックな楓です。

私はかれこれ20年ほどアトピー性皮膚炎の治療をしており、今も治療中です。

アトピー性皮膚炎は耳なじみのある病気かもしれませんが理解がされにくい病気の一つだと思っています。(このことに関しては別記事で書こうと思います)

新しい段階とは

新しい段階と言っても癌のようにステージが明確に伝えられたわけではないです。ただ、アトピー性皮膚炎が重症化してきて今までの投薬治療ではコントロールできない状態となりました。(=治癒やかゆみの軽減が難しい)

そこで勧められたのが「生物学的製剤」による治療法です。

生物学的製剤とは化学的に合成された薬剤とは異なり、生物が産生するタンパク質を医薬品として利用することです。ワクチンなども広義的には含まれます。

一般的な効果としては「免疫抑制」が挙げられます。体を守る免疫系が過剰に働き、自分自身を攻撃してしまうことを抑える作用です。これらのことからリウマチ等に使われることが多いようです。

また、化学的に合成された薬剤(ステロイド剤や保湿剤など多岐にわたる)と比べても大幅な改善があるようです。ただし、一概に言えるものでもなく症状、体質にも大きな影響を及ぼします。

デメリットもある。

当然、メリットだけではありません
まず、薬価(薬の価格)が高額です。
今回、提案された薬は1つ20000~80000円。(保険適用などで薬価が大きく変わる為)

1回のみではなく、複数回投与または半永久的に投与する必要があり金銭的に大きな負担となります。このことが治療法として一般的にならない理由なのかもしれません。

あとは副作用として別の病気になりやすい。理由としては免役が抑制されている為、菌やウイルスに対しての抵抗力の減少が考えられます

今回のコンクルージョン

日記というか生物学的製剤の説明になってしまいました。
この治療法を行うかはまだわかりませんが何にせよ新しい治療法を選択しなければならない時が来たようです。
この製剤を使わなかったとしても月9000円程の薬が投与しなければなりません。何とも難しい反面、自分の体に関わることでもある。より慎重な選択をしなければならないようです。

また、アトピー性皮膚炎がなぜ理解されづらいと感じたのかについても書いていきたいと思います。では!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?