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ヨーロッパ文化教養講座(2022年12月17日 第九演奏会)

2022/12/19
日時:2022年12月17日 13時開場 14時開演
場所:東京芸術劇場
指揮:鈴木優人
オーケストラ:読売日本交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:富平恭平
ソプラノ:キャロリン・サンプソン
メゾ・ソプラノ:オリヴィア・フェアミューレン
テノール:櫻田亮
バス:クリスティアン・イムラー

プログラム:
1.J.Sバッハ 前奏曲とフーガト長調 BWV541 オルガン:鈴木優人
2.J.Sバッハ ベツレヘムに生まれし幼い子 BWV603 オルガン:鈴木優人
3.ベートーベン 交響曲第9番ニ長調Op.125「合唱付」

感想
1)1,2のオルガンは、東京芸術劇場の巨大オルガンの響きを楽しんだ。オルガン曲には詳しくないので、パンフレットをそのまま、記載する。
(解説:澤谷夏樹/音楽評論家)
1.ワイマール期の1714年ごろに成立したと考えられる。というのも、フーガの主題がヴィヴァルディの作品3-11に由来すると目されるから。バッハは14年ごろ、雇い主の命でヴィヴァルディらの協奏曲作品を鍵盤楽器1台用に編曲した。

2.<オルガン小曲集>に入るクリスマス用10曲のひとつ。原曲コラールは14世紀のラテン語降誕節歌。隣り合った2音を行き来する音型が、内声部に頻繁に登場する。これは、幼子イエスの眠るゆりかごを表現している。

2)3の第九は、ほぼ毎年、NHKの年末放送でN響の演奏は聴いているが、生で聴くのは久しぶり、多分20年ぶりくらいだと思う。
席が前から8列目と近かったので、指揮者の動きを注目して見ていた。

・客席はほぼ満席だが、土曜日でもあったのか、小生のようなオタク的クラシックファンでない、夫婦、カップルが多かったように思った。
・演奏は、1楽章の入りから、気合いが入っていて緊張感があり、音も揃っていた。
・日本の交響楽団は一般的に特にホルンが弱いと思うが、まあまあであった。
・ソリスト4人はそれぞれ素晴らしかった。唯一の日本人の櫻田亮氏は、音量はさほどなかったが、声につやがあった。
・合唱団も迫力があった。やはり、プロの合唱団だと思った。
・4楽章が始まっても、合唱団もソリスト4人も壇上にいなかったので、あれっと思ったが、オーケストラの演奏中に静かに、両脇から、ピッタリ曲に合わせて入ってきた。これは、始めての経験だった。

・第九はやはり素晴らし曲だとあらためて思った。できれば、年末だけでなく、それ以外の季節でも聴きたいと思う。


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