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いいことづくしのインラインスケート


最近のバービーの映画を観た人なら、バービーとケンがローラースケートを楽しむシーンを覚えているかもしれない。上半身と下半身の両方の筋肉をターゲットにした有酸素運動として最適のローラースケート。

けれどもさらに効果的でより面白いのは「インラインスケート」。車輪が縦2列に並んでいるローラースケートに対して、インラインスケートは、車輪が縦1列に隣り合って配置されている。

バランスを取るのはインラインスケートの方がずっと難しくなるので、面白さも増えるし、身体のバランスや運動機能も高まる。そして心拍数を上げる効果によって、最適な有酸素運動となる。


インラインスケートのさまざまなメリット


下半身の筋力を強化する

他のタイプの有酸素運動と同様に、インラインスケートは、ふくらはぎの筋肉、大腿四頭筋、ハムストリング筋、臀筋などの下半身の筋肉と連動しながら、腹筋を鍛える。

有酸素運動は骨格筋量を増やす効果があるため(従来の説では、このタイプのエクササイズが筋肉に与える影響は最小限であることが示唆されていた)、老化による筋力低下を防ぐための効果的な方法であることがわかってきている。

ローインパクト・エクササイズ効果がある

関節にかかる圧力が最低限に抑えられるため、インラインスケートはローインパクトのエクササイズと考えられている。 「足を地面から高く持ち上げてジャンプしたり走ったりするのとは違って、スケーティングは滑る力を利用する。そして滑り出す時の動きは、片足でバランスを保つヨガのポーズを取る時のように機能する。

バランスを改善する

インラインスケートの車輪に乗った足の反復運動が、腰の筋肉と体幹を鍛え、姿勢を改善し、筋肉の動きに安定感と協調をもたらす。そして足が地面に接するエリアが減るため、バランス向上につながる。

安定筋を強化する

インラインスケートの車輪は「平均台」のような構造で並んでいるため、体幹やその他の安定筋を働かせて、姿勢を真っすぐにする必要がある。この安定筋とは、腰背部のように、体を支えるけれどしかし動きには関与しない筋肉群を指す。他の種目ではなかなか鍛えにくい筋肉なのだ。

耐糖能とグルコース感受性を改善する

有酸素運動は耐糖能とグルコース感受性を改善し、生理的心肥大(通常の心臓機能)を高めるほか、安静時の心拍数、血圧レベル、動脈硬化マーカー(動脈の壁の内側にある脂肪やコレステロールのインジケーター)を下げる効果がある。さらに有酸素運動では、心臓血管疾患のリスクを減らす複数の理由が検証され、そのメカニズムが分析されている。

気分が上がる

ニューヨーク大学の研究著者は、有酸素運動を1回行うだけでエネルギーレベルが著しく上昇し、エンドロフィンなどの神経化学物質の増加が促進され、ストレスレベルが下がることを発見した。

たくさん汗をかいて少し呼吸が荒くなる程度のゾーン2(ZONE2)運動は今やバズワードになっている。心臓血管、筋肉、精神の健康にとって非常に有益であることがわかっている。




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