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中小企業診断士を目指すことにした

実は昨年末に、中小企業診断士の試験に向けた勉強を始めた。この数年、より自律的な生き方にシフトしていきたいという思いが強まっている。その方向性へ進む一歩にしたいと、この資格を目指すことにした。8月初旬の一次試験日程が発表され、いよいよ学びを加速させていかなくてはいけない。このタイミングでnoteにも書いておこうと決めた。

単純に「資格=独立できる」とか、「資格=安定収入」ではないことは理解しているつもりだ。受かるかどうかもわからない。歳をとって錆びついた理解力と衰えた記憶力でどこまでできるのか。それなりのお金と膨大な時間をかけてまで資格を目指すべきなのか。そうしたことも、随分考えた。その上で、やってみようと結論づけた。

何か月か実際に学んでみての感想をひと言で書くと、「やばっ、今年夏の試験には勉強が間に合わないかも」だ。中小診断士は事業者のニーズに沿って多分野の専門家と橋渡しするのが役割のひとつと言われている。だから特に一次試験は基本的な事柄が問われることが多いとも聞く。

だが、経営理論に加えて財務、法務、ITシステム、経済学など範囲が広い(二日間で7科目の試験)。その領域で一定以上の知識や経験を持った人にとっては基本的な事柄でも、初学者にはなかなか頭に入ってこないことも多い。さらに、私の印象では問題の出し方がなかなか意地悪だ。そんな細かいとこ聞いてどうするの?と言いたくなるようなところを突っ込んできたりする。

今年の一次試験まであと5ヶ月弱。日々学びに使える時間も限られた中ではあるが、全力を尽くす。大きな目標に向けて真剣に学ぶのは、入試のとき以来かもしれない。

大学の入試では、どの大学・学部にいきたいかは自分で決めたにしろ、受験という大きな枠組みに乗せられて「みんなやってるし、そういうもんだろう」と勉強していた。自発的に「やらされ勉強」をしていたとでも言えばいいだろうか。

今は多少雰囲気が違ったりするのかもしれないが、私が育ったのは視聴率30%を超える番組や200万枚以上売れるCDが毎年のように現れる、「大勢が同じ方向を向く」感がまだ強かった頃だ。自分もそれを自然に受け入れていた。

今回は、そうではない。もし今模試を受けたらまず「見込みなし」の結果が帰ってくるだろうが、学びの動機は自発的なものだ。「リスキリングの流行りに乗せられて」ということでも、多分ないと思う。そこを頼りに、進んでいきたい。

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