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ローソンの「盛りすぎチャレンジ」にまんまと釣られて店舗巡りした

普段、コンビニにはあまり行かない。理由はシンプルで、値段が割高だから。もちろんコンビニの便利さをありがたく利用させてもらうこともあるけど、スーパーに行けるときはそちらで買うことが多い。

そんな私でも、ローソンの盛りすぎチャレンジは魅力的すぎた。キャンペーン全体というより、ピンポイントで惹かれたのがバスク風チーズケーキ。濃厚でしっとりした一品、通称バスチーだ。

ローソンのウェブサイトより引用

子どもの頃からチーズケーキが好きで、特に味がしっかりしたバスク風が数年前各コンビニで次々発売されたときには珍しくコンビニをまわって食べ比べもした。個人的にはセブンイレブンのものが味と量、値段のバランスが一番いいように感じていたが、いつの間にかセブンでは見かけなくなっている。

確か当時先陣を切って発売したのがローソンで、今も定番スイーツになっている。これもおいしいのだが、値段の割に量が少ない。クリームチーズとか材料費がかかるから仕方ないのだろうが、あっという間に食べ終わってしまうからたまにしか買うことがなかった。それが値段変わらず47%増量となれば、探さざるを得ない。

ただ、ある程度予想していた通りすんなりとは行かなかった。夜、仕事帰りに通り道のローソンに寄ってみたらもう品切れ。棚のその部分だけすっかり空になっていた。別の店にもなし。翌日、早めに仕事が終わってもう一度試してみたがやはり品切れだった。

そこで今日は休日で時間の自由がきくのを生かして入荷予定時間の少し後に行ってみた。そしてようやく入手した。

食べるのは一年半ぶりぐらいか。味は知っているが、やはりおいしい。そしてこのボリューム。

パクっと行きたいところだが、やっと手に入れたことを家族に話したくなった。それで結局、2個買ったのを4人で分けることになった。普段のバスチーを1個買ってひとりで食べるよりも分け前が少ないが、まあ、家族全体の満足度を考えればこれでいいのだろう。

それにしてもこの盛りすぎチャレンジは、消費者の心理をうまく突いている。元々ファンがしっかり付いている人気商品を盛りすぎにするところが最初のポイントだろう。そして、準備する個数を増やしすぎないのも、売り切れだったときの渇望感を刺激する。客の立場からするといやらしいけど、効果的な方法だ。すっかりスイーツ気分で店に行って売り切れだったときは、思わず別の菓子を買ってしまった。

47%増量というインパクトも、見た目も含めて相当強い。とはいえ、強烈さだけならば私にとってはその昔大阪のスーパーで体験した「小銭つかみ取りキャンペーン」ほどではない。

でも盛りすぎの商品は、手に入れると思わず写真に撮ったり人に話したりしたくなる。そういう意味ではすごくSNS時代に合ったキャンペーンだと思う。



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