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祝・映画「君たちはどう生きるか」がアカデミー賞受賞

宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」が米国アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞。おめでとうございます。賞を取ろうと取るまいと、面白い映画は面白い。そうわかってはいても、好きな映画が大きな賞を取るのは嬉しいものだ。

前回、宮崎監督がアカデミー賞を取ったのは「千と千尋の神隠し」。日本での公開は2001年。はっきりと断言できないが、多分私は「千と千尋」を映画館では見ていない。とすると、ジブリ映画で自分が映画館で鑑賞してアカデミー賞を受賞したのは今回が初めて。自分が何をしたわけでもないけど、これも何となく嬉しい。

私は「君たちはどう生きるか」を2回見に行った。最初は子どもも連れて夏休みに。その後、もう一回見たくなって年明けに1人で行った。

アカデミー賞受賞の話を聞いて、2度目も子どもを連れて行けばよかったかなとも思った。でも、そこまでは必要ないと思い直した。子どもと一緒に見たいと思った映画を劇場で見るというのは、親がすべきこと。一方、そこで感じたことを無意識的にでもどう自分に取り込んでいくのか(あるいはいかないのか)は、見た人それぞれによるものだ。

うちの子は見終わった後「六分の一ぐらいしかわからなかったけど面白かった」と言った。あとは数年後とか十数年後、金曜ロードショーで放送されたときなどに見返して、その時々の感想を紡いでいってくれたらいい。そしていつか、「アカデミー賞を取ったあの映画、子どもの頃映画館に見に行ったんだよ」とさらに次の世代へ語り継いでくれたなら、私にとってはそれが一番嬉しいことだ。

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