オーディオドラマを制作する!

脚本家を目指す私は一人で書いて公募に出すと言う日々にくすぶりを感じていた。2017年。

何か自分で製作をやってみたい。

結果の出ない日々。その現状を何か突破する物が必要だった。

そんな時、思いついたのが、オーディオドラマの制作だった。

ラジオをよく聴いていた私にはこの挑戦は自然なことに思えた。


そして2017年春、太宰治没後70年である2018年を目指して
一つの計画を打ち立てた。

太宰治短編のラジオドラマ化計画。
「走れメロス」「葉桜と魔笛」「秋風記」「燈籠」

自分の持てる力を、注いで脚本を書いた。

次は、仲間を集めることだ。自分の数少ない友人に声をかける。
そうやって一人一人協力してくれる仲間を増やしていった。

友達がその友達を消化しいてくれたりして、徐々に座組が整って行った。

そこで大事にしたのはチームワーク。

みんなの意思を尊重しながら、完成へ導くのが自分の企画責任者としての役割。

そうやって始まった、真夏から秋にかけての録音会。

さらに、冬の編集。

そして2018年、春を迎えてのドラマの公開。

広告系に強い友人の協力も得て、
太宰ゆかりの五所川原にあるカフェにポップを設置。

そこで、YouTubeとリンクして作品を楽しめる工夫をした。

そうして、第一回の制作は終わった。


脚本は一人で書けるけれど、

脚本は一人では形にはできない。

いろんな仲間の力を集めて、はじめて作品は完成する。

改めて、他人とのつながりが世界を広げるのだと感じた。


そして、2019年。現在。私は新しいオーディオドラマの制作に動き出している。

書き綴ってきた、青春短編声劇台本を元にして、

実際に具体化し録音したものをYouTubeで配信しようという事と、

実際に、リーディングする形での発表会を行う事。

この2本立ての計画である。


いまはまだ企画準備段階。

昔の演劇関係の友人知人に連絡を取って、色々アドバイスを受けているところです。

今回も、また新たな人と出会いながら、

その中で、聴いてくれる人の心に響く作品作りをしていきたい。

ちなみに、声劇台本は全て公開中。
(オープンなドラマ制作を目指している)


さらに、今回は、50本余りの台本から選抜した30本をまとめて冊子を作る予定だ。

今回の制作も前回同様、チームワークを大事にしながら、完成目指して突き進んでいきたい。






今後の執筆と制作の糧にしてまいりたいと思います。