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シニアからの人間関係再構築

素晴らしい出来事


よいことがあった。
1つは3年前に家庭教師をしていた生徒の保護者から高校を卒業したとのご報告メールをいただいたこと。
その生徒は起立性調節障害で中学3年の間はほとんど定時に学校に買うことができず内申ではかなり厳しい評価をされていた。
ご家庭とも相談して公立高校は諦めて私立専願で進むことに決めた。だが、致命的なことに体育で内申点1を付けられていたのだ。
正直に言えばこれは学校の理解と配慮がない。生徒の将来を真剣に考えてくれていないのだろう。もちろん体育の場合出席しなければ点数はつかないのは百も承知だ。でも好きで休んでいるわけではない正式な病名が付く病気にかかっているのにも関わらずこの仕打ちはひどすぎる。
とにかく志望校の進路指導に直接説明に伺ったが色よい返事を貰えなかった。仕方なく志望校を変え同じように私が直接、学校に説明に伺った。この学校は理解を示してくださり通常通り試験を受けて無事に合格できたのだ。こういった経緯があったからわざわざ私に卒業の連絡をくださったのだろう。メールには私に対する感謝の言葉が述べられていたのだが感謝すべきは私の方だ。
頑張ってくれてありがとう。
覚えていてくれてありがとう。病気が完治したかはわからない。でもこの先また、困難が待ち構えているかもしれない。でも大丈夫。ご家族の理解と協力があれば必ず乗り越えられるはず。明るい未来が待っていることを祈っています。

教え子からのメール

もう一つの嬉しい出来事は塾で教えていた時代の生徒からのメールだ。3年ほど前になるだろうか。初めに体験授業を私が行い、面談をしたのだがその時は正直、第一志望の大学は難しいだろうと思っていた。ワンランク落とせば何とかなるかなというレベルで授業がスタートした。
高3の6月に入塾してきたので時間はない。ただ、経済的に余裕のない家庭なのでそれほど受講もできない。
今だから言えるが私は教室長の立場を利用して勝手に授業を入れまくった。つまり無料で授業を行ったのだ。一応、講師を使うと経費が発生するので授業はすべて私自身が行った。途中何度か泣き言があったが、受かるために心を鬼にして課題を与えガシガシと授業を進めた。
結果は見事に第一志望に合格。ほかにも優秀な大学に合格した。
その後、私は体調を崩してその塾を退職した。その後の塾のこと、彼女のことは分からずじまいであった。
それが2か月ほど前に突然彼女からメールが届いたのだ。塾で世話になったこと、大学生活、留学をすることなどがつづられていた。
メール受け取ったときの気持ちは嬉しさ80戸惑い20といったところだ。
今さら私に彼女にかけられる言葉はあるのか。結局2か月ほど悩んで最近ようやくメールに返信をした。メールには私のLine IDも添えておいた。

そして今朝ラインに突然連絡が入ったのだ。彼女からだ。
既に留学に出ているとのことで海外の友人たちと楽しそうにしている写真も添えられていた。

就活の話が出た時に考えた。
まだ、彼女の就職をアシストすることができるじゃないか。
まだ、私にできることはある。一緒に就活にチャレンジしよう。
彼女からは時期をみてZOOMで相談に乗ってほしい旨相談もあったことだし。
よし、今度は就活の先生になるか。
「合格したら焼肉に連れていく」という約束もまだはたしていないし。

人間関係を再構築する

これら2つの出来事がきっかけとなってFBを久々に開いてみた。
さらに偶然は重なり大学時代のサークルの友達から連絡も入った。

退職をしてWEBライターを始めてしばらくしてから孤独を感じるようになった。家族以外と言葉を交わすこともない。極端にいえば口が上手く回らず脳が退化しているのが実感できるようだった。

でも、今から再チャレンジだ。
人間関係を再構築して刺激をうけよう。

学童アフタースクールのアルバイト

これらをきっかけにバイトを始めることにした。
塾の先生が良いのだろうが塾は夜が遅いので体力的に厳しい。
そんな中で選んだのが学童アフタースクールの先生だ。
先生といっても勉強を教えるよりも一緒に遊ぶことの方が多い。
子供たちと真剣に遊んでいると体力は削られるが、様々な刺激がもらえる。子供は本当に不思議だある日突然、飛躍的に何かをつかみできるようになったりする。その場に居合わせるだけでも奇跡を見せられているようである。

シニアからの人間関係再構築

今月の20日ごろから「人材紹介」の仕事を在宅で始める。
人材紹介のノウハウは留学中の彼女の就活に生かせるに違いない。学童の子供たちの進路にもアドヴァイスを送れるかもしれない。
FBで繋がった友人たちが助けてくれるかもしれない。
改めて考えた「人間は関係性の中で生きていく生物だ」と。

線からネットワークへ

私のちぎれちぎれの人間関係は改めて結びつき始めた。
頑張ればある程度のネットワークを作れるかもしれない。
そのネットワークが誰かの役に立てれば私のチャレンジは大成功だ。まだまだ達観している場合ではない。
身近でよい。自分から社会に積極的に参加して貢献できれば最高だ。
これが私のシニアからの挑戦です。



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