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映画のレビューを書いたり、競馬の予想を気まぐれに書いたりしてます(2023年回収率15…

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映画のレビューを書いたり、競馬の予想を気まぐれに書いたりしてます(2023年回収率150%) 普段は都内で企業内弁護士として働いています FilmarksURL: https://filmarks.com/users/88Cosmonaut

最近の記事

燃ゆる女の肖像 ★2.8

今年ワーストがここで出てしまった、、、 キャンバス映すシーンだけは綺麗で良かったけど他褒める点無し

    • 羅小黒戦記 ★4.2

      めっっっっちゃめちゃ面白かった!!!!アニメ見てこんなにワクワクしたの本当に久しぶり。中華アニメすごい、 、、 丸みがあってどこか懐かしい絵柄なんだけど、動きがとてもダイナミックで、バトルシーンは本当に見どころに溢れている一方で、各キャラクターがそれぞれ特徴があって愛すべき部分を持っていて、そういう意味でも見応えがあった。シャオヘイ可愛すぎだろ また、テーマとしても、正義(に見えるもの)の対極にあるのは単なる悪ではなく、また別の正義だっていうことを鮮明に打ち出していて、単

      • ホテルローヤル ★3.4

        「やっと当事者になれました」

        • 82年生まれ、キム・ジヨン ★4.2

          エグかった。超傑作。重たすぎる、けど見て良かったって素直に思う。 産後うつが一応のテーマにはなっているわけだけど、なんというか、全く他人事のようには思えなくて、今現在でも韓国だけでなく日本でも同じような思いを抱えながら過ごしている女性って本当に山ほどいるんだろうし、仮に自分が世帯を持ったり子を授かったりした時に、「基本的に家にいて子を育て家事をこなす妻」みたいな人物像を決して当たり前のものとして捉えてはいけないなと強く思わされた。それ故に、独身のうちに見ておいて本当に良かっ

        燃ゆる女の肖像 ★2.8

          おらおらでひとりいぐも ★3.6

          まずまずだった。『ひとよ』では正直微妙だと思った田中裕子が本作では輝いていたように思う。 最愛の夫に先立たれ、自宅と病院・図書館の往来くらいしか日々することがない老齢の女性が、その寂しさ故にイマジナリーフレンドを産み出し、彼らや過去の家族や自分と対話をしていく中で人生を振り返り、今を見つめ直していく。 演出面でポカンとしてしまう場面はありはしたけど、それはそれで味になっているし、全体を通して良かったと思う。 役者陣だと、出演時間2分程度の田畑智子(主人公の娘役)がかなり良

          おらおらでひとりいぐも ★3.6

          ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★4.0

          鑑賞前にシャロン・テート殺人事件について調べずにいたため、最終局面に至るまで、このままヒューマンドラマ的な感じで進んで終わるのかなー(ヒューマンドラマの所も面白い)と思ってたんだけど、終盤で超絶タランティーノ作品になって笑った。面白いっ! かつてスターだった落ち目の俳優とそのスタントマンの人間模様をベースに、色々な人とのやり取りや動きが描かれるわけなんだけど、それぞれが必ずしも繋がってるわけではなくて、パルプフィクションみたいにどこかで寄り集まっていく感じになるのかな?と思

          ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★4.0

          あゝ、荒野 前編 ★3.6 後編 ★3.7

          ◯前編 菅田将暉、ヤン・イクチュンはじめ役者陣の好演が光る 後編見た上でも、この展開こんな時間割いて描く必要あるか…?という部分が見受けられたのは少しあれ ◯後編 前編同様、役者の講演が光る。演出面で「え、どういうことそれ…?」となる部分も散見されたのは残念 前編も然りだし、これ系の邦画でよく感じるのが、セックスと血を見せれば良いってもんではないのでは、ということ。確かに深く過激な描写を作るのにこれらはとても役立つのだけれど、少しそこに頼ってる感が透けて見えてしまう…

          あゝ、荒野 前編 ★3.6 後編 ★3.7

          罪の声 ★3.8

          グリコ・森永事件を題材にした本作。 物語が進んでいくにつれて、事件に関する謎が少しずつ紐解かれていくので、飽きることなく130分見れた。 事実が明らかになってもどうにもならない結末の話もあれば、真相に光が当たることで救われる人がいることも描かれていて、マスコミとか報道に対する見方が少し変わった気がする。 前から基本的にマスコミが嫌いで、殺人事件の被害者の実名報道を遺族が強く拒否しているにも関わらず報じるのとかは今でも本当に見る度に腑が煮え繰り返る思いをしていて、 本作予告

          罪の声 ★3.8

          人生で初めてブルーノート東京に行った話

          タイトル通り、日記です。 前住んでいた西麻布のマンションから徒歩約5分の場所にあったジャズの殿堂ブルーノート東京。なぜか前住んでいた時には行かなかったのだが、職場の先輩に誘われて行くことに。 行ったのはこれ。川井郁子さんのブルーノート東京2daysの一日目後半の回、情熱のミューズ。明日10/31(土)には、越境のミューズと題して公演を行うらしい(和楽器がバンドに入るんだとか)。 川井さんのバイオリンに加え、バンドネオン(アコーディオン)、コントラバス、パーカッション、ピ

          人生で初めてブルーノート東京に行った話

          勝手にふるえてろ ★4.3

          ずっと気になってていざ見てみたら大好きな映画だった どのシーンもすごく分かるようで全然分かんなくて、恐ろしいほどの共感性羞恥が襲ってくると思えばやっぱ全然共感できなくて、でもやっぱ凄く分かるような気がして、あーーーーーってなった 本当に全部好きだった。観てよかった。所謂ラブストーリーではダントツ一番好き あと松岡茉優可愛すぎな

          勝手にふるえてろ ★4.3

          光 ★4.0

          音、映像共に◯。撮影手法に賛否両論あるようだが俺は好き 物語は全体を通して中心となるテーマを軸としてブレずに進んでおり、見てる途中に?が浮かぶ描写があったとしても後に消化することができた。良作 あと作中で主人公と視覚障害を持った人とで視覚障害者用のアナウンスをチェックするモニタリング上映会を行い議論するシーンがあるのだが、そこでのやり取りがあまりにも自然で、ドキュメンタリー番組を見ているかのような感覚に陥った。あの感覚は中々味わえないように思う 追記(2020.10.27)

          光 ★4.0

          朝が来る ★3.8

          劇中、台詞回しやカメラワークがめちゃめちゃドキュメンタリーチックなシーンが何度もあって、すげぇ『光』(数年前カンヌでかなり評価された、弱視者と視覚障害者用の映画音声ガイド作る人とのラブストーリーを描いた作品)っぽいなぁって思ったら、やはり同じ監督であった(河瀬直美氏)。らしさが存分に出ていた作品だったなと思う。 特別養子縁組というか、若年で妊娠することで訪れるあまりにも残酷で苦しい現実を描いた作品だったな。 中高生で子供を授かることで、周りの大人たちはなんとか「なかったこと

          朝が来る ★3.8

          チョコレートドーナツ ★4.1

          この世はなんと救いのない世界なんだろうか。見終わった後に深い悲しみに包まれた。傑作だと思います 夜にゲイバーで女装してダンスを踊ることを生業とする男が、隣人で薬物中毒の母を持つダウン症の子供と偶然出会い、親として世話をしようと奔走するも、社会からの差別や偏見という超えられない壁に阻まれてしまう。 悪役として描かれている人も、悪気があるというか、ただ意地悪をしようと思っているのではなく、自分の「正義」に従い、ダウン症の子供であるマルコを主人公達に託すことがよくないと信じてい

          チョコレートドーナツ ★4.1

          船を編む ★3.7

          勤め先の役員に「仕事に臨む上でのバイブルにしてる」と言われ鑑賞を勧められた本作。 終始とても良い雰囲気で物語が進んだ。 世の中の多くの人は仕事に就く中で、誰もが「天職」に就けるわけではないけど、仮に「天職」を見つけることができたならば、仕事にどこまでも真摯に向き合い、プライベートが仕事のために、仕事がプライベートのためになるような状態になれる。 多様化が進む現代社会においても、仕事≒人生であることは変わりはなく、だからこそ自分も「天職」と呼べるような仕事を見つけることがで

          船を編む ★3.7

          MCバトルにハマり始めた人に見せるバトル8選

          前作(https://note.com/sd488/n/n7a43b2e72e13)に引き続いて、幸いにしてMCバトルにハマり始めた人に、より内容の濃いバトル&様々な側面を見ることのできるバトルを厳選(全て公式にアップロードされているもの)。ここであげたものの他にも、非公式にアップロードされているもの(フリースタイルダンジョンが典型)を含め最高のバトルが多々あるので、これを機に更に色々なバトルを見つけ、魅了されて欲しい。 ①BASE VS 梵頭 HIPHOPはやはり不良の音

          MCバトルにハマり始めた人に見せるバトル8選

          鬼滅の刃 無限列車編 ★3.6(若干ネタバレ有り)

          本作、大バズりしたアニメ本編を今年の3月くらいに一気見して以来の鑑賞で、漫画読んだことないからどういう展開になるかは全く知らずに見たんだけれど、特に作品そのものに強い思い入れがないからか、まぁそこそこ面白かったって位の感想に落ち着いた。 バトルアニメならではの画面の迫力はかなり目を見張るものがあったし、ストーリーの筋もザ・王道少年漫画って感じで、素直に楽しめたように思う。悪い言い方をすると、それ以上でもそれ以下でもないといった感じではあるが、むしろそれこそがこういうアニメの

          鬼滅の刃 無限列車編 ★3.6(若干ネタバレ有り)