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オランダの生活費(22年との比較)

こんにちはhiroimonoです。
さて渡航して2年目(2024年2月現在)も中盤に差し掛かったわが家の近況は、相変わらずオランダ生活にとても満足しています。

ところで最近、いや移住後ずっと気になっていたインフレと円安が、わが家の家計へ及ぼす影響はどれくらいあるのだろうか。ここで恐る恐るですが振り返ってみたいと思います。とくに光熱費や食費・保険。
(10月と1月の比較なので光熱費は暖房使用状況が違います♪)
(交際費も1月は高いです♪)

22年10月の記事のふり返り→こちら


では早速ですが、妻がつけてくれている日用品の24年1月分(Money Forward)行ってみましょう

これ以外に色々と支出した分317,207円(学習関連、水道、行楽、保険等)、さらに家賃216,000円を加えると、

トータル・・・671,981円でした。
(参考:22年10月 363,448円、当時147円/ユーロ)
今回の計算レートは24年2月10日時点の、160円/ユーロ。


22年10月は健康保険と光熱費が冬場ではなかった(5万円くらい分)の違いはありますが色々と高くなってますね。
あらためてこの2年で物価がグッとあがり、円安もグググっと進みました。hiroimonoが生活コストを考えて移住を決めた2020年はユーロは130円だったのです。。。。
ただ生活していてショックなのは、このインフレ傾向が毎年続いていきそうな事です。よほどの経済危機でも起きない限り欧州の物価が下がる雰囲気が全くしないです。


ここには載せてないですが、3ヵ月に一度の水道料1万円とは別に上下水道税(7.2万円。8%UP)を別途支払ったので、1月は結構出費が嵩みました。
さて気を取り直して、各項目の詳細は以下。


食費・・・62,004円 (22年10月 50,861円円)

結構がんばってます。食費はスーパーの旬の野菜を買うようにしていますが、22年の時の記事にあったような1ユーロのものは減り今は1.2ユーロが安い野菜という感じ。
お米はTOSYAの500グラムが当時€1.6でしたが、今は€2.5と1.5倍します。
ワインは当時tweetしたような安売り1~2€のものは見かけることはなくなり、€3~が最低ラインなので1.5倍ですね。アルコールはインフレ率に応じて”増税”もされるので税金アップもあるかも知れません。

大体1年ちょっとで食費は1.5倍のインフレという感じですね。

22年11月のワイン安売りがもう懐かしい

交通費・・・約12,000円 (22年10月 13,052円)

これはトラムの区間限定乗り放題チケットを購入したので当時より少し下がり、その代わり通学費や週末に博物館などへでかける時のNS費用がかさみ大体同じになりました。*昨年購入したミュージアムカード(これも昨年€65→€75に値上げ)を息子と使い倒してます!
でも今年NSは基本運賃が4.3%上がっています。昨年も23年と同じ値上げ率ですので単価は着実にあがっています!

日用消耗品・・・・10,444円(先月14,254円)

購入が少なかったのでこれはちょっと安いです。消耗品のトイレットペーパーや洗剤など。

家具・家電・・・4,817円(22年10月 9,844円)

家電はもう揃っているのでこれも減りました。電球や電池とか消耗品だけです。


新聞・教育費・本・・・65,920円(22年10月 27,620円)

補習校(95€/月)、放課後教室(52€/月)、オンライン本(110€/月)、ニュース購読(24,000円/月)など。メインの学費はここに含めていませんが、学費・塾関連も全般的に1割ほど値上がりしている感じです。あと個人的に情報購読や本の購入費用が当時よりも増えています。
子どもの本は図書館で借りられなかったらKindleで買っています。


通信費・・・10,689円(22年10月 6,687円)

通信費は単価はWifiがちょっと値上がりしたくらいです。

楽天SIM(1000円)僕はpovo(維持費0円)に変えたので妻のみ。
Lebara SIM(30€)妻と子供の回線も増やしました
Nord VPN…(569円) 一括で2年分13,676円支払っているので変わらず。
Wifi (27€) 18ユーロの格安からZiggoに乗り換えて値上がり。

妻は楽天eSIMとLebara(格安SIM会社)との2枚差しで運用。僕はpovoに変えました。どちらもSMS受信のためですが、楽天は日本への電話発信が無料なので1回線だけ残しています。povoは日本帰国時にはトッピングして使えるのでめちゃくちゃ重宝しています。


光熱費・・・約41,600円(22年10月 10,726円)

前回は10月だったので暖房は使ってませんでした。オランダは1年後に実際の支払い額が確定し、清算する仕組み。月の支払い額は契約費用の120.5€(19,280円)です。23年10月88€、11月180€(端数割愛)、12月196€、24年1月260€という推移です。もうそろそろ暖かくなってきていますのでこれからは大体7-80€くらいの予想。年間平均だと契約月額費用120.5€に収まる感じです。

事情があって11月以降はガス暖房を使いすぎましたが、同じ10月でくらべると€73→€88なので少しあがったかなぁという感じです。
今年からガスの政府からの上限補助がなくなるそうです。この年末に天然ガス価格が上がっていないことを祈ります。

衣服その他/交際費・・・70,533円(22年10月 19,289円)

先月は外食や子供の靴やユニフォームなんかでちょこちょこ使ったら、随分多くなってしまいました。交際費は子どものプレイデートや誕生日会でアトラクションに行くなどの費用、プレゼントなども含みます。これが一番高くなった要因かも。


健康保険 ・・・39,200円(22年10月 約3,1000円)

€214→€245にアップ。めでたく14%値上がりしました!夫婦2名で子供は無料。幸いほぼ病院にはお世話になっていないのですが、だからこそ下がってほしい。

まとめ

生活していると毎年すべてのサービスや商品、学費、家賃、保険、交通費、通信費などが当たり前のように値上げ通知がくるので、末恐ろしくなってきます。例えば今年の家賃は法令で5.5%のアップですが、市場賃貸価格は8%値上がりしています。つまり新規で借りる(引っ越す)なら、毎年これくらい値上がりしているのです。
*その他のオランダの24年値上げ項目についてはオランダなうさんの記事が参考になります

一方でまわりのオランダ人はたくさん日本に旅行に行かれています。物価が安くて円安だから、遠いアジアの端っこまで行っても十分にコスパが高いんでしょうね。もちろんサービスや質が高いので大好評の感想です!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がこれからオランダ渡航を考えている方の参考になりましたら幸いです。



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