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オランダの市民税ってどんなのがある?

こんにちは、hiroimonoです。
オランダは1月末から徴税ラッシュのようです。
市民税とは日本でいう住民税のようなものですが、各項目ごとに徴収手紙(メール)がきます。

普段からお世話になっている市民サービスとあわせて、自分が何にいくら支払っているかを知りたくてリストしてみました。
文末にヨーロッパの税金と日本についてボヤいております。

まずは市民税の一覧(ハーグ市例。各市によって多少異なります)

1.固定資産税(WOZ値に基づく)
2.犬税(何匹かによる)
3.上下水道税(人数による)
4.ゴミ税(人数による)

WOZ値とは公式査定者が年に一度査定する不動産価格。これに基づき所有者と居住者は税金を払う。
犬税はロッテルダムやアムステルダムは廃止されています。
ー国税はこれとは別でBox1,2,3というカテゴリで所得税・配当税・資産税があります。


1月後半になると通知がくるので約3週間以内に支払います。延滞すると結構高い延滞料金がかかるそうなので早々に支払いました。
各項目は以下の通り。

1.固定資産税(市民税)

これは市民税というお題目で毎年1月末ころ通知がきて徴収されます。住む家によっても違いますので一概には言えませんが、大体400-600€くらいだと思います。オーナーだけでなく居住者も支払うのが斬新です。WOZ値は不動産価値を近隣の販売価格などを参考に決定されて通知がきます。
WOZ値も昨年より上がっているし、それにかけられる税率も2023年は上がっているのでダブルパンチで効いてきます。

ハーグ市ホームページより抜粋


2.犬税


猫は不要なのですが、犬には税金がかかります。
うちは犬を飼っていないので払っていません。

ハーグ市ホームページより抜粋

3.水税(上水道税と下水処理税)

こちら昨年と比較すると約3割ほど値上がりしています。
市によって金額は異なりますが、約400€~はなかなか高いなぁと感じます。

ハーグ市のある南Hollandは集金代行業者であるREGIONALE BELASTING GROUP(RBG)という集金代行会社から上水道税と下水道利用税が1月末にまとめて通知され、基本料金は居住している人数によって決まります。(*堤防保護費用などもこちらに含まれているようです)

日本では水道料金や住民税に含まれているのでしょう。それを思うと日本の水道料金が恋しくなります。

上は水道税、下は排水税で人数により決まっています



4.ゴミ税(廃棄物税)
2023年は昨年にくらべこれも2割ほど値上がりしました。3人で€460です。
日本に暮らしていると住民税しかないのであまり意識していませんでしたが市民サービスとして必要不可欠なものですね。
めちゃくちゃ高いですがw

ハーグ市ホームページより抜粋

その他
自動車税(購入時に)や、エネルギー税(電気代と共に)、ギャンブル税など項目は色々ありますが、個別に支払い請求がくるのは上記の項目になります。


最後に

ヨーロッパから眺めると日本という国での生活が良くも悪くも客観的に見えてきます。例えば普段暮らしている中で発生しているサービスには税金がかかっていて、それがより見える形になっているのがヨーロッパな気がします。

しかし物価に応じて値上げされ市民の生活に直撃するという点ではある意味ドライで、日本のように政府や自治体がカバーしてくれるのがうらやましいですが、これが世界スタンダードでしょう。

国が作った借金は企業や富裕層からの税金で賄うのか、それとも国債を発行して次世代へ先送りにするのか?
欧州も日本も高齢化ピラミッドが進む中、ますます政府の実力が問われています。


それでは、拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
どなたかの参考になると幸いです。


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