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スクラムマスターがサービスデザインについて思うこと

エンジニア兼スクラムマスターの takeda です。

縁があってサービスデザインクエストの運営にかかわらせてもらっています。とてもありがたいことです。

今回は、初回と言うことで、少し長めにサービスデザインとエンジニアやスクラムについて思ったことを書いてみたいと思います。

※ サービスデザインとは何か?についてはこちらを参照ください。

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スクラムって何?

聞いたことはあってもよく知らない方もいると思います。

簡単に説明すると、スクラムとは、いわゆるアジャイル開発と呼ばれるものの1つです。

では、アジャイル開発とは何か?をポイントだけ言って説明すると、「透明性をもったチームが一丸となって、素早く課題を見つけて素早く修正することで、継続的にユーザーに価値を届ける」ことを目的とした開発手法です。

従来の開発手法では役割分担や縦割り組織の壁によって、チーム内でのいがみあいが多くなる傾向がありますが、スクラムの手法ではチームや組織内の折衝よりも「チームが一丸となってユーザーに価値を届ける」ことに価値をおきます。

ちなみに、スクラムマスターとはそのスクラムを見守る引率の先生役です。

※ アジャイルやスクラムの関係など含めてきちんと説明しようとするとnoteを100個くらい書くことになるので……ここでは以上でやめておきます。

エンジニアもデザインしている

「デザイン」という言葉についても少しだけ説明しておきます。

なんとなくデザインとかデザイナーとか言うと『グラフィックデザイン』のことを思い浮かべる人が多いと思いますが、実はエンジニアも日常的にデザインをするのです。

デザインとは何かを一言で言うと、課題を理解してそれに対して何かしらの解決策を提示すること です。

グラフィックデザイナーは課題をグラフィックで解決する役割で、エンジニアは課題をエンジニアリングで解決する役割です。

アプローチが違うだけでデザインをするという活動自体には実は違いはなく、デザインとはデザイナーだけの仕事ではないことがわかってくれると思います。

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さて、ここまで話したところで、サービスデザインについて考えてみます。

エンジニアがサービスデザインとどう関わるか

なんとなく「サービスデザイン」なんて難しい言葉が出てくると、企画が使うもの、デザイナーが使うものというイメージが頭に浮かんできて、開発(スクラム)をやるようなSE、開発者、エンジニアなどとは程遠い気がしてしまいます。

わたしも実際そうでした。

しかし、いわゆるUXやサービスデザインというものを勉強していく過程でその考えは変わっていき、実際は「サービスデザイン」は関係者全員が関わった方が良いもの、関係者全員が行うものという理解になりました。

「関係者全員で行う」とはどういうことでしょうか?

例えば、サービスを作るうえでの具体的な要件、具体的な仕様、実現方法の選択、これらは知らず知らずのうちにエンジニアの裁量に任されている部分が非常に多いです。

企画やデザイナーがどれだけ細かく指示をだしたところで実際のコードレベルでは足りない情報は多く、エンジニアが実装する段階になって加えられる要件や価値は非常に多くあります。

それでは、エンジニアの裁量によって任せられている部分はいったい何を指針として作業するべきでしょうか?

この時に、エンジニアの - さらに言えばプロジェクト全体として - 目指すべきモノの指針となるものが「サービスデザイン」です。

エンジニア自身が、自律的にサービスの価値を考えてデザイン的アプローチによってやるべきことを考え、より良い(≒よりサービスに貢献できる)選択をすること。それが、エンジニアからみた「サービスデザイン」の1つです。

関係者全員がかかわって作られた「サービスデザイン」によって、エンジニアは、サービスの価値を最大化させるようにその裁量を発揮するのです。

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エンジニアの武器を活かすために必要なこと

もう1つエンジニアと「サービスデザイン」の関わり方で大事なことは、エンジニアでないと気付かないアイディアをどう活かしていくか、です。

例えば、オブジェクト指向、システム思考、クラウドの利用、機械学習/AI、RPA、ブロックチェーン、なにかちょっとした自動化、エンジニアはたくさんの強力な武器を持っています。もし「サービスデザイン」が企画やデザイナーだけのものであれば、エンジニアは言われたものを作るだけになってしまいその武器を使うことができません。

企画やデザイナーはそのエンジニアの武器の存在自体を知る由がないからです。

「サービスデザイン」が共通理解になることによって、エンジニア自身がサービスの価値を考えることによって、ただ言われたことだけに留まらず、自律的に思う存分にその武器を使うことができるのです。

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スクラムについて思い出してみると、スクラムは「チームが一丸となってユーザーに価値を届ける」手法でした。

わたしにとっての「サービスデザイン」とは、より良いサービスを目指して、チームが一丸となって進める手法でありプロセスです。

エンジニア、スクラムチームは、サービスデザインという手法によってユーザの価値をより深く理解することで、より自分たちの価値を発揮できると信じています。

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…… 小難しいことを言いましたが、自分たちが持つスキルをたくさん発揮できた方が、そしてそれが誰かのためになったほうが、ソフトウェア開発自体もとても楽しいものになると信じています!

それこそが、1スクラムマスター、1エンジニアとしてわたしが目指す姿です!!

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サービスデザインクエストの活動は、そのための1歩になると思っています。

少しでも興味をもっていただい方は関連記事を読んでいただいたりイベントへの参加もしていただければと思います。

クエスト1
冒険のはじまり「ワークショップスタイルでサービスデザインを体験する」

「RPG感覚で楽しめるサービスづくり」をコンセプトに、ワークの内容はもちろんのこと、小難しい言葉で言葉のアレルギーをなるべく起こさないよう、いろんな言葉を「RPGゲーム」に出てくる単語に置き換えたりする演出も挟んで工夫をするなど、メンバーでディスカッションを重ね、内容を練り上げました。

こんな人にオススメ

・デザイン思考を使ったサービスづくりのスキルを実践を通じて、継続的に鍛えていきたい人
・チームや会社にデザイン思考を使ったサービスづくりのメソッドを持ち帰りたい人
・チームや会社内でデザイン思考を使ったサービスづくりを広めようと頑張っている人

長文となりましたが読んでいただきありがとうございました!!

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