4回目の京都古本まつりに行ったら史上最高の戦利品をGETした話。
京都百万遍の古本祭に行ってきました。
今年は無理かなと思っていたのですが、最終日に予定が空いたので急遽行ってきました。
今回は③ですね。
①と②は予定が合わずいけませんでした…
さて、百万遍というのは駅名ではなく地名です。
最寄り駅は出町柳。
京都駅からバスで1本のところです。
4か17か205系統がオススメ。
出町柳駅を通り鴨川を渡らずに細道に入って、百万遍へ。
出町柳周辺は個人が運営しているカフェ(チェーン店ではない)やおいしいラーメン屋が多いので好きな街です。
特におすすめなのがこの2店ですが、久しぶりにいくと、新しいお店も増えていて、またじっくり開拓したいなと思いました。
きょろきょろとカフェを横目でチェックしながら百万遍を目指します。
開けた大きな道路が見えてくると、「古本まつり」ののぼりがあちこちに。
わくわくしながらそのまままっすぐ進むと、吉岡書店が見えてきます。
普段よりも外出しの本が多くて、狭い道路なのににぎわっていました。
吉岡書店は古本まつり以外でも時々行くのですが、本の状態がとてもいいのです。
○○体系とかの全集だと茶色くなっていたり、なんというか手触りがざらざらしていることが多いです。
だけど吉岡書店はそれがない。ほぼ新品レベル。
しかも全集系だと1冊500円かそれぐらい。
それ以外の本は値段チェックが必要ですが…
ここで豆知識?です!
古本屋で値段のチェックはどうやるのでしょう?
大体後ろのほうに紙が挟まれていて、そこに書かれています。
古本屋によっては後ろページに直接鉛筆で書かれています。
箱入りだとまず箱を取り出して確認するか、箱自体に書かれているか、です。
箱入りで怖いのが、あのうっすい紙で包まれているのがあるんですね。
箱から取り出して値段チェックして戻すときにうっかりびりっといくことも…
そんな時は正直に店員さんに謝罪です。
コツはたるみをつくらないことと、押し込まないこと。
ピンと張らせてゆっくり入れていきます。
そのあと重力に従ってはいるように向きを変えたりします。
(入れる方向は垂直に!)
そしてたまにあるのがセット販売。
セット販売価格で売り出されていた場合、単品購入は厳しいです。
交渉しましたがダメのパターンが多い…うむ。
大阪人マインドでやったら値切れるのでしょうか?
偏見ですが、値切るコツがあったら教えてください。
寄り道をしつつ、古本まつり会場に着きました。
雲ひとつない晴天で古本まつり日和です!!
今回は時間的に1時間ちょっとしかなかったので、マッハでまわる必要がありました。
はっきりいって10店以上の古本屋を1時間で回るのは無理です。
ですが、何回もいっていて自分の興味にあう古本屋を大体把握していたので優先順位を決めて回りました。
この記事にも書いたように、まず地図をゲットしてあたりをつけることですね。
では、本題の戦利品です。
この7冊で6500円!!
日本史系が多くなっちゃいました。
購入または比較的長居した古本屋は、この5店。
indigo book、暮靄書房、キクオ書店、井上書店、竹岡書店。
いちばん高かったのは、信貴山縁起絵巻で2500円。
あとはイブン=ハルデューンの1500円。
それ以外は500~1000円です。
私が買った本に共感できる方は、これらの古本屋に行ってみると楽しいかもしれません。
読書記事としてあげられたらあげますが、多分この系統は読書というよりは参考書に近いような…感想あげられるかな。
さておき、これで6500円というのが高いのか安いのかは各々の感覚ですが、私としては格安です。
美術館の図録は単価で買うと3000円ぐらいしますから!!
選書基準は古本まつりにしかないかどうか。
BOOKOFFや大型本屋で買えそうな本は除きます。
となると、箱入りの本か全集か図録になるわけです。
図録はもうその場で買わないとめったに購入できないので、レアです。
全体的な選書基準もこちらの記事でちらっと書いています。
古本まつりって一期一会だなと思うのです。
あれだけ広いので、いったん逃したらまた見つけるのは至難の業です。
空間把握力と記憶力に自信のある方はできるかもしれませんが、私はまた戻って探すのは無理です。
なので、これ!ときた本はもう買います。
2000円以上だったらキープというか悩みますが、500円~1000円だったら買いです。
今回が一番宝を発掘できたような手ごたえを感じています。
一期一会だとやっぱり前もって自分の選書基準や特定の分野を決めておくと、後悔しにくい。
だけど偶然の出会いも捨てがたい。
難しいけれど、選書基準は頭の片隅に置いておいて、基本的にはまっしろの状態で眺めています。
そして最後にこれだけは言わせてください。
水分補給、絶対。
ペットボトルやマイボトルは必ず持参してください!!
京都の秋はまだまだ暑いです!!(夏は言わずもがな)
加えて、人混み+文字の怒涛攻撃で知らぬ間に頭が疲れちゃいます。
一応ベンチはあるので(なんなら木もある)、初めての方は休憩するのをオススメします。
くらくらしてからでは遅いです!!
以上、夏の下鴨納涼古本まつりで体力を吸われた人からのアドバイスでした。
さて、1時間があっという間に過ぎ、次の予定の為に移動しないといけません。
古本まつりにいるときは気にならなかったのですが、出たとたんにすごく重い。
これ持って次の予定は無理。
多分5キロはある。
お米と同じかちょっと重いぐらいか。
次の予定の駅まで頑張って持ち歩き、コインロッカーにぶっこみました。
400円は飛ぶなあと覚悟していたのですが、200円で細長いコインロッカーがありました。
これなら本が余裕で入る!!とラッキーな気持ちに。
次の予定も心も体も身軽で楽しめました。
次の日。肩がすっごい筋肉痛で腕を上にあげられなくなりました。
湿布を両肩に貼って仕事…在宅でよかった…