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【SEaLメンバーが語る】社員からはじまる会社のヘルスケア

こんにちは!
株式会社タレントアンドアセスメント 健康経営チーム「SEaL(シール)」の鰐口すみれ(わにぐち・すみれ)です。

当社タレントアンドアセスメント(以下、タレアセ)に入社する以前は高校で教員をしており、現在タレアセ3年目です。
SEaLには立ち上げ時から参加し、現在まで2年間活動してきました。

今回のnoteでは、「健康経営を導入するとどんないいことがあるのか」をテーマに取り上げたいと思います。

web上で検索すると、

企業側:医療費削減、労働生産性の向上、企業イメージの向上
従業員側:会社主導で健康になれる、愛社精神の養成

など、やや堅いキーワードが目につきます。
もちろん事実なのですが、実際に推進チームの立ち上げ~運営に携わってきた立場としては、また少し違ったお話ができるのではないかと思います。
ここでは私が「SEaLやっててよかった!」と感じていることを、実体験に基づいてお伝えします。

1 スタッフ層の意見を吸い上げやすくなった

SEaLでは、メンバーと有志の社員が集まって健康や働き方について話し合うミーティングや、各種アンケートなどを定期的に実施しています。
スタッフ層(非マネジメント層)と同じ立場のメンバーが主として活動することにより、誰もが肩ひじを張らずに「こういうのあったらいいのに」と言える雰囲気が醸成できています。その中で出てきた声を取りまとめ、スタッフの声としてマネジメント層に伝えられることは、SEaLが存在する大きなメリットだと思っています!

実際にそれが大きな効果を発揮した例として、テレワークと時差出勤制度の導入を紹介します。

タレアセでは、今回の新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、すぐに時差出勤制度を導入し、2020年3月中旬からは全社員がテレワーク勤務となりました。
かなり早い時期からテレワーク体制に移行できたのは、従来よりスタッフ層からあがっていた「生活の変化があっても働き続けることができるように、リモートで働ける環境やフレックス制度がほしい」といった意見をSEaLが集約し、声を上げてきた、という背景がありました。こういった意見をマネジメント層も理解し、実現可能な方法を模索していたからこそ、早期に踏み切ることができたそうです。また、テレワーク移行後に一旦撤廃となった時差出勤制度についても、SEaLのアンケートにより一定の需要が確認され、継続となりました。

一人ひとりの意見を聞くことは大変ですが、会社が健全に成長するため欠かせないことであり、今後もこのスタンスは大事にしていきたいと考えています。

2 社員へのよりきめ細かいフォローが可能になった

他の会社と同様に、タレアセにも産休や育休に関する就業規則がありますし、特別休暇なども設けられています。
ただ、実際にそれを活用する上では、規程でカバーできない問題が出てくることも考えられます。たとえば産休・育休明けの社員がすぐに職場復帰してバリバリ働けるかというとそうではありませんし、休職期間中には会社から離れてしまうことによる情報不足や社内の雰囲気がわからないなど、復職時の不安がつきものです。

現在、SEaLでは「産休・育休明けの社員が復職しやすくするためには?」という観点から、フォロー体制を整えています。実際に必要なサポートを考え、意見を出し合うところから始まり、産休に入るスタッフとSEaLメンバーのチャットグループを作りコミュニケーションを取る、会社の近況をニュースレターとして配信するなど、管理部では手の届きづらい部分にアプローチをしています。

就業規則の枠を超えて「こうだったらうれしい」を実現していけることは、働きやすい会社をつくる上でとても大切だと感じています。

3 タレアセを「自分の会社」だと思えるようになった

入社時の私は、福利厚生や働き方について「既に決まっているもの」「上から降りてくるもの」という考え方を持っていました。
「自分たちで考えて変えていけるもの」として捉えていなかったために、会社にここを変えてほしいな、こういう制度があるといいな、と思っても実現することはないと考えており、基本的に口に出すことはありませんでした

スタートアップ企業であるタレアセに入社したにもかかわらず、参画意識があまり高くなかったと言えるのではないかと思います。

しかし、SEaLでゼロから現状の課題を見出して解決策や実行の手段を考えて…といういくつものステップを踏んでいった結果、タレアセ全体に影響を及ぼす機会が増えていきました。それによって、「自分も手を挙げて会社を変えていける」という実感が得られるようになりました。
これは私が仕事を続けていく上での大きなモチベーションとなっていますし、その実感があって初めて、「自分がこの会社でやっていくために」だけでなく「この会社にかかわる全員が幸せになるために」という視点が生まれました。

これからのこと・おわりに

SEaL活動開始から2年経ち、一定の成果は得られているものの、まだまだ手が届いていないところもあります。また今後、社員の数や部署の編成など、会社の変化に伴って新しく必要になるものや刷新されるべきもの、できることも増えていくはずです。
会社とともにSEaLも成長し、今後もタレアセに「いいこと」をたくさん起こしていきたいと思っています。

私個人の考えとして、SEaLは「失敗しても良い組織」であると捉えています。

うまくいかなかったら修正したり、変更したり。
小回りが利く、試行錯誤がしやすいということは、自主組織であるSEaLの強みだと感じています。なので、
「ちょっとこういう制度入れてみたいからまずはSEaLが主導で小さく始めてみる。上手くいったら関係部署に移管して全社に拡大する」
のような動き方もできるのではないか、とも多少考えていたり…

新しい取り組みを始めた際などはnoteでも都度ご報告していく予定ですので、ぜひ継続的にチェックしていただけたらとてもうれしく思います!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回投稿もお楽しみに:)

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