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【GS翔】第13話~第16話


第13話「沼」

 JAMprojectの曲の幅広さがすごい。流石の貫禄である。ずっしりしたボーカルがオープニングに入ると、よりドラマチックな雰囲気が漂ってくる。

 今回は流牙・莉杏・ガルドが初めての共同作業(?)をするお話。大きな禍々しい気配を追ってたどり着いた沼には、見上げるほどに巨大なホラーが住み着き、釣り人たちを襲っては食らっていた。

(だいぶ日本語が怪しいので書き直し)
 蟹のようなチョウチンアンコウのような今回のホラーに対して、ソウルメタルの硬さを生かした流牙たちの作戦が大変にテクニカルである。
 ガルドとも協力してホラーを足止めしつつ、まずは流牙が鎧を召喚。だが、鎧が召喚陣から現れる前に、すかさず莉杏が札を投げ、そのシークエンスを一時ストップさせる。
 陣の座標をその場に固定したまま、莉杏は流牙の身体を移動させる。ちょうど、ホラーをはさんで陣と流牙が一直線になるような位置取りだ。そして、そこでやっと莉杏は陣の一時停止を解除する。封印が解かれ、召喚陣から飛び出した鎧はまっすぐに流牙のもとへ向かおうとする。当然、その進路にはホラーの大きな図体がある。鎧は自らを弾丸と化し、ホラーのどてっぱらを撃ち抜くのだ。(書き直し終わり)

 というか、何を於いてもラダンを倒さねばならない(そのためにはほかのものは後回しにしてもかまわないくらいの気持ちである)ガルドと、ひとつひとつのホラーを遍く滅して人々を守りたいと考える流牙たちの違いだろうか。沼のホラーがラダンでなかった時点で、この戦いはガルドにとってはいわば寄り道である。一時撤退も合理的と言えば合理的だ。だが、黄金騎士がホラーを置いて逃げ出すことなど、他の誰が許しても流牙自身が許さないだろう。


第14話「標」

 ハルナ、ユキヒメ、莉杏による、女子会めいた回想の巻。当方は先に別作品を見ているのでジンガさんは旧知みたいな感覚なのだが、流牙たちにとっては謎多き存在、麗しのホラー喰いでしかない。
 ところでいい加減ジンガさんの年表がよくわからなくなってきたので、薄目で調べるなどしていた。

『神ノ牙~JINGA~』、疑うことなく前日譚だと思っていました……てっきりあのジンガさんがこうなったのだとばかり……。
 順番で言うと、『魔戒烈伝』→本作→舞台→映画『KAMINOKIBA』→(転生)→ドラマ『神ノ牙~JINGA~』となるとのこと。長い旅路である。

 ナチュラルボーン少女漫画……?


第15話「砦」

 ラダンの位置を特定した流牙たちは、決戦の時を控え、それぞれの下準備に向かう。ラダンが隠されていたのは薄暗い洞窟でもじめじめした地下室でもなく、ごくありふれた高層オフィスビルであった。しかし、ラダンのあると思われるフロアには厳重な結界が張られており、ビルに忍び込んだ莉杏もそれ以上は探ることができない。
 仲間を集めに行く、と出かけた流牙が向かったのは、ダイゴ導師の道場である。亡き友の復讐に燃えているかのようなダイゴの様子に、当初は誘うことをやめ、帰還する流牙。だが、D・リンゴの店まで追いかけてきたダイゴの「守りし者」としての決意を聞き、改めてラダン攻略のメンバーに迎え入れる。これで役者は揃ったわけだ。

 いかにも「テイクアウトしてきました」感の漂う最後の食卓。一つの料理を分け合うのではなく、それぞれが己のサンドを手にしているのが寄せ集め所帯らしい。チームワークよりも個々の技量によってミッションを遂行しようという心意気。


第16話「戦」

 とうとう敵の本拠地に乗り込む流牙たち。ハルナらのアシストで順調に結界を破壊し、封印されていたフロアに乗り込むが、幻覚のようなステージ変化と突如現れた巨大なホラーに苦戦する。そこに颯爽と現れた助っ人こそ、何を隠そうリュメ様である。漢字表記は「龍女」、かっこいい!
 あっという間にホラーを屠ったリュメ様のお強さに感嘆している暇もなく、悠々と現れたるはジンガとアミリだ。アミリの持つ鏡を狙って攻撃を仕掛ける莉杏たちだが、戦力は拮抗。
 長引く戦いの末、ついにタイムリミットがやってくる。ジンガ達の悲願、ラダンの起動するときがついにやってきたのだ。巻き込まれた莉杏とともに、ジンガは異空間の中へと姿を消してしまう……。


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